慢性疲労症候群について(※前回の記事の訂正あり)
小児慢性疲労症候群と慢性疲労症候群との違い
前回の記事で、小児慢性疲労症候群は大人でも起こるということを書いたが、少々混乱を招く書き方だったかもしれない。
それって、「小児」慢性疲労症候群じゃなくて、単に慢性疲労症候群じゃ?と思われた方もいたかもしれない。
この辺りの混乱を避けるため、今回は慢性疲労症候群についてもちゃんと解説した方が良いと思い、本記事を書いた。
慢性疲労症候群の判断基準
そもそも慢性疲労症候群とはどういう病気か。Wikipediaの慢性疲労症候群の判断基準をみても、国や機関によって基準の違いがあるようだが、概ね共通してるのは、
①ひどい疲れ(倦怠感)が長期にわたって続く。
②休養を取っても回復しない。
大体この2つである。関節痛や頭痛などの体の痛みや、微熱といった症状も伴うケースもあるが、診断基準としては必ずしも必須ではないようだ。
それと、もう一つの指標として、倦怠と疲労の程度を示すPS(パフォーマンス・ステイタス)というものがあるので下記に記す。その症状の重さによってランク付けされているが、PS3以上が慢性疲労症候群の診断基準とされている。
0:倦怠感がなく平常の社会生活ができ、制限を受けることなく行動できる
1:通常の社会生活ができ、労働も可能であるが、疲労を感ずるときがしばしばある
2:通常の社会生活はでき、労働も可能であるが、全身倦怠感のため、しばしば休息が必要である
3:全身倦怠感のため、月に数日は社会生活や労働ができず、自宅にて休息が必要である
4:全身倦怠感のため、週に数日は社会生活や労働ができず、自宅にて休息が必要である
5:通常の社会生活や労働は困難である。軽作業は可能であるが、週のうち数日は自宅にて休息が必要である
6:調子のよい日には軽作業は可能であるが、週のうち50%以上は自宅にて休息している
7:身の回りのことはでき、介助も不要であるが、通常の社会生活や軽労働は不可能である
8:身の回りのある程度のことはできるが、しばしば介助がいり、日中の50%以上は就床している
9:身の回りのこともできず、常に介助がいり、終日就床を必要としている
ちなみに今の私自身というと、おそらくPS5あたりだろうか。少し前あたりはPS6だったかもしれないが、ひょんなことからクエン酸を摂取し始めたら思いのほか効いたため(詳細は1日1ターンにわずかな光を参照)、少し無理が利くようになった。noteの執筆も結構長い記事を書けるようになった。まあ、楽観はできないので、セーブしながら活動はしているけど。
慢性疲労症候群の原因はストレス
さて、冒頭でも書いたが、私が小児慢性疲労症候群と慢性疲労症候群を区別した理由は、慢性疲労症候群の原因がはっきりしないことにある。
小児慢性疲労症候群の原因としては、主に学生生活などで慢性的な疲労やストレス等が蓄積して、閾値を超えた時に発症するのだが、慢性疲労症候群の場合は原因が多岐にわたり、まだはっきりとわかってない部分が多い。
とはいえ、Wikipediaの慢性疲労症候群の原因を見てみると、因子に、
・風邪、発熱 (インフルエンザ等)
・ストレス、トラウマ
・感染症(細菌、真菌、ウイルス)
・外傷
・その他 (化学物質、紫外線、アレルギー、外科手術、出産、遺伝、環境 など)
があげられている。
これらはすべて、広い意味でストレスであろう。
ちなみに補足すると、ストレスというのは、私たちが普段思い浮かべる精神的なストレスだけでなく、様々な種類がある。
外的ストレッサー
・物理的ストレッサー 「自然」に代表される外部環境
寒暖の変化、騒音、高低音による刺激など
・社会的ストレッサー 「社会環境」
経済状況の変化、人間関係など
内的ストレッサー
・心理的・情緒的ストレッサー 「個人的な状態」
緊張、不安、悩み、あせり、さみしさ、怒り、憎しみなど
・生理的・身体的ストレッサー 「生理的状況の変化」
疲労、不眠、健康障害、感染など
(日本成人病予防協会の記事から転載)
これらの複合的な原因が、その人の閾値を超えた結果、慢性疲労症候群が発症するのだろう。そう考えると、学校の学習環境が主な因子である小児慢性疲労症候群と別個に考える必要はないのかもしれない。
結局年齢の違いだけ
本記事を執筆していくにあたり、いろいろ調べてみたところ、結局、両者に大差はないようなので、これからは主に不登校の現象に代表される小児慢性疲労症候群と、慢性疲労症候群はあくまで年齢の違いだけという私の認識になった。前回の記事で、読者の方に混乱させて誠に申し訳ない。
後書き
おそらく9月の頭からになる予定だが、実は、YouTubeに動画投稿を始めていくことを考えている。といっても、以前やったゲームプレイ動画ではなく、具体的にはまだはっきりとは決まってないが、もっと私自身を晒していくような動画にしたいと思う。
私自身、今一つWEB上でコミュニケーションをとれていないんじゃないかと思い、もっと私自身を身近に感じてほしい、という動機から思い立った。私のnoteの記事も、動画内でも触れてゆく予定。
毎日投稿ができれば理想だが、さすがにしんどそうなので、最低でも一週間に2回を目標にしたいと思う。詳しいことが決まり次第ツイッターやブログ、ポータルサイトなどでお知らせしたいと思う。
それと同時に、クラウドファンディングの準備も進めていく予定。おそらくプロジェクト投稿と動画投稿は同時にスタートしていくと思いますので、皆様よろしくお願いします。
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もしサポートしていただけたら、励みにもなり、書物や資料なども購入しやすくなり、もっと良質な記事をかけると思いますので、ご支援お願いします。 m(_ _)m