歴史科目の「当たり前」
こんにちは。
今回は、歴史科目の「当たり前」について話していこうと思います。
何を言ってんだろうと思うかもしれませんが、案外みなさんは「当たり前」を看過しています。
例えば
・戊辰戦争で日本は2つに割れた
・ギリシアはローマに占領された
これら2つが良い例でしょうか。
言われてみれば、確かにそうだと思うでしょうが、言われるまではなんとも思いませんよね。
前者は、旧幕府側が擁立した東武天皇と新政府側が擁立した明治天皇の戦いを意味し、後者は、3次にわたるポエニ戦争と並行して行われた4次におよぶマケドニア戦争の際にギリシアがローマの属州となったことを意味します。
教科書をよく読めば、前者のように日本が分裂したこと、後者のようにギリシアはローマに占領されたことが、かなり省かれて抽象的にではありますが、書かれています。
しかし、先述した具体的事例はおろか、分裂や占領といった抽象的事例についても、みなさんは知らなかったことでしょう。
そこで、大事なことを言います。
できるだけたくさん覚える!
「は?」と思ったでしょうが、歴史科目の学習においてはこれが最強で、手っ取り早い方法です。
先程の話を例にとって説明しますが、
「ローマは各地に占領地を広げた」や「地中海沿岸のほとんどがローマの属州となった」というように抽象的すぎると、覚えたとしてもそれを次に活かせません。
しかし、
「3次にわたるポエニ戦争と並行して行われた4次におよぶマケドニア戦争の際にギリシアがローマの属州となった」と覚えれば、ローマが属州を拡大したことも明瞭ですし、そのきっかけとなる出来事についても詳しく述べられています。
何が言いたいか。
「多→少」はできても、「少→多」はできない!
ということです。
理解し覚えたことを解答欄に合わせて要約して論述することと、最初から短文の暗記で済ませて理解を深めずに論述することは、全然違います。
後者の場合、出来事についての詳しい説明を求められた際、手の施しようがありません。しかし、前者のように理解して要約する術を持つ場合は、対応できます。
大は小を兼ねる
良い言葉です。
たくさん覚えれば、冒頭で言ったような「当たり前」を看過することなく、歴史科目と向き合えることでしょう。
若干長くなりましたが、みなさんの歴史科目の勉強の一助となれば幸いです。
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