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治療家・セラピストにこそオススメしたい!姿勢改善・動ける身体作りに有効な「ピラティス」

こんにちは!
鍼灸マッサージ師・コンディショニングトレーナーのRisaです。

今回は機能改善パーソナルセッションや
リハビリにとても有効な
「ピラティス」についてお伝えします。



ピラティスとは?

皆さん「ピラティス」をご存知でしょうか?

ピラティスはリハビリから始まった
身体コントロールのエクササイズで、

戦後アメリカ・ニューヨークにて
ダンサーやバレリーナを中心に広まり
その後医療分野にもリハビリとして
活用されています。

ピラティスとは、ドイツ人看護師のジョセフ・H・ピラティス氏が、第一次大戦で負傷した兵士のリハビリのために開発したエクササイズです。
体の深層部にあるインナーマッスルを強化し、体全体のバランスを整えることで、背筋が伸びた美しい姿勢、しなやかで自由自在に動く肉体など、理想的な体と健康に導いてくれます。

ピラティスをオススメするきっかけ

私もピラティス指導を
普段のトレーニングセッションや
リハビリに取り入れています。

最初にピラティスに出会ったのは
5年前に社会人バスケットチームの
トレーナーをしていた時でした。

選手が肩関節脱臼をした時に
メディカルリハビリ※までは
整形外科勤務経験があり
問題なく行えたのですが…

肩関節のアスレティックリハビリ※
(アスリハ)の経験がなかったので
ウエイトトレーニングに行き着くまでの
方法が分かりませんでした。

※メディカルリハビリ
 :ケガが治り日常生活動作を送れる
  ようにする医療機関で行うリハビリ

※アスレティックリハビリ
 :ケガが治った上でスポーツ復帰出来る
  レベルに上げて、再発予防するリハビリ

そこでトレーナーの師匠に相談したところ

「”アスリートピラティス”というものがあり
アスリハや再発予防にとても良いよ!」

というアドバイスをもらいました。

ちょうどその頃、
女性トレーナーの先輩が

「”ケアとトレーニングの中間”として
ピラティスがちょうど良くて
まさにこういうエクササイズを探していた!」

と話していたことを思い出しました。

しかもピラティスの
マスタートレーナー資格まで取得して
今度ピラティスの養成講座を
開催するとのこと✨

これはやるしかない!
と決意して学ぶことにしました。


そこからは
アスリートのアスリハはもちろん、

ケガの傷害予防や体幹強化

一般の方への機能改善トレーニング
などなど

色々な目的・レベルの方に向けて
活用できる武器のひとつになりました。

ここからはピラティスの魅力や
治療家・セラピストにこそ
活用してもらいたい理由をお伝えします!


①身体評価がしやすい

ピラティスは身体全体のバランスを
整えるエクササイズのため、
エクササイズ前後の変化を評価しやすいです。

主に下記の3つの身体評価を実施します。
・姿勢評価
・動作評価
・代償動作

最初に姿勢評価・動作評価をすることで、
身体の問題点や強化すべき部位を予測します。

身体評価から問題解決に必要な
エクササイズを選択します。

動作中のエラーを見つけることで
代償動作から機能不全が
起こっている部位を修正していきます。

個々の身体に合わせた
ピラティスエクササイズを行うことで
身体のバランスが整い
このようなメリットがあります。

●姿勢改善
●動作改善
●疼痛改善

治療効果に上記の改善が加わると
お客様にも身体の変化を
感じてもらいやすいです。


②姿勢・疼痛改善に効果的

ピラティスは「動きの再学習」と言われ
人間本来の動きを取り戻して
身体の機能を改善するエクササイズです。

治療家・セラピストに嬉しい効果として
2つの改善効果があります。
・姿勢不良の改善
・身体機能改善による疼痛改善

【代表的な姿勢不良】
・フォワードヘッド
・ストレートネック
・猫背
・巻き肩
・反り腰
・O脚
・X脚

これらを改善することで
腰痛や肩こりなどの
痛み予防にも効果的です。

治療家やセラピストが
ピラティスを取り入れると
治療の幅が広がります。


③軸が安定しながら動ける身体作り

ピラティスで鍛えられる効果として
他との大きな違いは下記の2つになります。
●コアの強化
●エロンゲーション

【コアの強化】
コアの強化とは身体の中心である
腹部を鍛え体幹の強化をすることです。

具体的にコアを構成する要素として
次の4つの筋になります。
・横隔膜
・腹横筋
・骨盤底筋群
・多裂筋

ピラティスではコアのことを
「パワーハウス」と表現して、
コアの力が抜けないように意識しながら
エクササイズを行っていきます。


【エロンゲーション】
エロンゲーションとは
背骨が長軸方向に伸びることです。

正中線上にある脊柱が伸びることで
背骨のS字カーブが復活して
以下のような効果があります。

・脊柱の関節可動域が向上する
・身体の中心軸が安定して体幹がブレない
・身体アライメントが改善され良姿勢となる

コアを鍛えることで動きやすくブレない身体となり、
背筋が伸びることで姿勢が美しくなります。

治療家・セラピストが扱う主症状は
「疼痛」が多いと思いますが、
疼痛改善をしながら同時に
動ける身体作りと美姿勢を目指せます。

そうすると疼痛改善後にも
リピート継続の大きな売りにすることが出来るので
問題解決後の継続理由になりますよ。


さいごに

いかがでしたでしょうか?

ピラティスは、身体のバランスを整え
動きやすい身体を作り
姿勢を美しくするエクササイズです。

体幹の強化や機能改善などの効果もあるため
怪我の予防にもなります。

怪我のリハビリや再発予防にも有効なので
アスリートや術後の患者さんにも
おすすめのエクササイズのひとつです。


私が現在治療に加えて
「運動指導」を行って感じるのは
治療効果を上げやすいということです。

・動作改善することで治療効果を実感してもらいやすい
・治療効果を長続きさせられる

せっかく治療で身体を良い状態にしても
またすぐに症状が戻ってしまうと残念ですよね。

運動指導が出来るようになると
身体の良い状態を保ちやすく
お客様から信頼が得られやすいです。

お客様も自分の治療を担当してくれて
既に身体状態が分かっている治療家だからこそ
身体の機能改善が必要なポイントも分かり
運動指導も安心して任せてくれます。


次回からはピラティスを具体的に深掘りしていきますね!
・身体評価と姿勢改善
・疼痛改善に有効な動ける身体作り


治療家・セラピストのみなさんも
何度も痛みが再発してしまうお客様に向けて
ピラティスを取り入れてみてはいかがでしょうか?

きっと治療にピラティスを加えることで
痛みの起きづらい動ける身体に
導くことが出来ますよ!

それでは、またー!
Risa

続きの記事もお楽しみに!

https://note.com/risa112037/n/ndc83f557330b

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