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ありのままに生きる~ペットの体質改善

はじめに

みなさんこんにちは、ホリスティッック獣医師、ヒーラーの
はしもとりさです。
皆様とこうして繋がれましたことに深く感謝いたします。
ありがとうございます。

わたしが獣医師を目指すきっかけとなったのは小学生の時。
はじめて飼ったシェルティー犬がとても体が弱く下痢をした際に動物病院にいき元気になったのを見て、わたしも獣医さんになりたいと思いました。

その後勤務医時代に幼少期から慢性の皮膚疾患で抗生物質やステロイドを使っていたワンちゃんや薬をやめるとすぐに再発する子たちをみていて
何か西洋薬の代替になるものはないだろうか?
少しでも薬を減らす方法はないか?
っと思いたどりついたのが医療用のアロマテラピーでした。

その後、鍼灸、中医学のセミナーに参加させて頂く機会があり
学んでいくうちにわたしたち生命は小さな宇宙であり、またこの自然界の一部であり、心と体、魂、環境との調和、バランスをはかることの大切さに気づいていきました。

そして手作り食を学ぶ機会をいただき、薬膳の視点も取り入れながら食の心と体に与える影響を学ぶようになっていきました。

自然とスピリチュアルな視点も学ぶ機会に触れ、エネルギーや周波数、波動による影響や、チャクラによるエネルギー調整、音楽や音、植物の周波数などエネルギーレベルから整えることの大切さを学びました。
また、わたしたちの意識やエネルギーが創り出しているこの世界、意識を整えていくことを考えるようになりました。

そうしてわたしたち生命は自然にありのままに生きることが真の健康の道であるという視点にたどり着きました。

ペットとしてわたしたち人と生活を共にしているワンちゃんネコちゃんはじめ、多くの動物たちはよりわたしたち人の影響も受けます。
ホリスティック医療の視点での環境にわたしたち人も含まれると考えています。
わたしたちの放っているエネルギーを整えていく事や意識を整えていくこともまたワンちゃんネコちゃんやペットさんたちにもとても大切です。

そして『病気にならないよに』っと活動していたこの視点に何か違和感が生れてきました。
『病気にならないようにっということは病気があるという視点をいれているから、病気がある世界も同時に創っているな』と。

その頃チベット医学と出会い、自身もヨガとチャクラのティーチャートレーニングを受け学びを深めていく事になりました。

そうしてニュートラルな視点から自然と調和した暮らしや、体質改善をお伝えしていく活動を主にするようになりました。

人の医師でホリスティック医療をされているドクターにチャクラと病気との関係性を学んだことがありました。
そこで彼女は、医療とは本来宗教と同じ意味です。
ひとりひとりが本来の魂の道を進めるようにサポートしていくのが
ドクターの役割です。
っとお話をされていました。
わたしの魂はそれを知っていて、腑に落ちた体験でした。

臨床に10年以上携わってきて、動物たち特にわたしたちの身近にいるペットたちはわたしたちのエネルギーの影響を受けるほかに、わたしたち人の意識の投影や自身の鏡でもあり、またメッセンジャーでもあると感じています。

今回獣医師の視点からペットさん向けに体質改善を書かせていただきましたが、読みながら一緒にご自身の体や心、魂と向き合うきっかけにして頂けたら幸いです。

人も動物も本来のあり方とは、リラックスして心地よくあるがまま今ここに在る状態とわたしは考えています。
今回皆様がリラックスして心地よく快適に読んで頂けるよう意図し執筆をさせていただきました。

少しでも皆様やワンちゃんネコちゃんの快適な暮らし、本来のあるがままのご自身をこの地球で体験していくサポートになりましたら幸いです。
ワンちゃんネコちゃんペットさんたちと笑顔溢れる素敵な日々をお過ごしください♡


中医学とは


東洋医学には、アーユルヴェーダやチベット医学など様々な東洋の医学が含まれています。そのうち鍼灸や漢方など中国の伝統医学を基にして生まれたものが中医学です。

中医学では、ひとつの生命を自然界の一部でありまたひとつの小自然(小宇宙)として捉え、全ては繋がっているという視点から全体性をみていきます。

中医学の特徴的な表現のひとつに陰陽の概念があります。
この世界は全て陰と陽で出来ていて、私たち生命もまた陰と陽のバランスで成り立っていると考えます。
ちなみにワンちゃんネコちゃんや動物たちは私たちよりも気が旺盛で陰陽図に耳をつけたような形で例えられることがあります。

もうひとつの特徴的な表現が五行論です。
五行論とは、自然界に存在する全てのものを木、火、土、金、水という5つの要素に分け、またこの5つは互いに影響し合っていて自然や社会、人や動物の状態というあらゆるものが五行の循環法則の中で変化しているという考え方です。

中医学では人体、動物の体を構成し生命活動を維持する基本要素を気・血・津液(水)と考えます。
この3つのバランスが崩れることは病気の引き金のひとつになります。

今回この気血津を用いた中医学の考え方から体質改善のおはなしをさせて頂きたいと思います。

体質チェック

早速体質チェックをしていきましょう。
☆が3つ以上、★が1以上あるかをチェックしてみてね♡

陽虚

★寒さを嫌がる、寒がり
☆軟便、下痢しやすい
★舌が白、青白い
☆おしっこの色が薄く多い
★腰や足先が冷たい
★腹部が冷たい
☆食が細い
☆動きたがらない
☆目に力がない、顔つきに活気がない
☆毛に艶がない

気虚

★元気がない
★舌が白っぽい
☆疲れやすい
☆反応が鈍い
☆足先が冷たい
☆食欲が細い
★病気になりやすい
☆お腹を壊しやすい
☆声が小さい
☆肉球の弾力があまりない

陰虚

★体が冷えていても冷たいところにいきたがる
★舌が赤く細い
☆口や喉が渇きやすい
☆便秘
☆やせ気味
☆四肢のほてり
☆皮膚・被毛などが乾燥しがち
☆精神的に不安になりやすい、イライラしやすい
☆リラックスしていても脈が速い
☆暑がり

気滞

★触られるのを嫌がる
☆張るような痛みがある(遊走性)
★精神的に不安定で怒りっぽい
☆目の充血がある
☆お腹にガスが溜まりやすい
☆便秘しやすい
☆舌の周辺が赤い
★ゲップやおならが出やすい
☆呼吸が浅い
☆嘔吐しやすい

血虚

☆四肢が冷たい
☆目のトラブルが多い
☆やせ気味
★眠りが浅い、不眠
★貧血気味
★毛艶がない、毛が薄い、皮膚の乾燥
★爪が割れやすい
★舌や爪、目の粘膜が白っぽい
★しびれやすい、ふるえ
☆暑くもない時もはぁはぁしていることが多い

血瘀

★舌が紫っぽい
★しこり、できものができやすい
★皮膚にシミができやすい
☆フケが多い
★激しい痛み(固定した場所)
☆寒がり
☆足先が冷たい
☆出血しやすい
☆触られるのを嫌がる
☆心臓病がある

痰湿

★ぽっちゃりしている
★舌がぽってりしている
☆できものができやすい
☆胆嚢疾患、膵炎にかかったことがある
☆ドライフードのみ
☆足腰にトラブルがある
☆運動やお散歩をあまりしない
☆湿疹ができやすい
☆吐いたり下痢をしやすい
☆水をあまり飲まない


脾虚

☆舌が白っぽい
★下痢、消化不良を起こしやすい
★嘔吐をしやすい
★食欲がない
☆元気がない
☆疲れやすい
☆食欲があるけど痩せ気味
☆四肢に力がない
☆お腹がはりやすい
☆食後眠くなりやすい

腎虚

★白髪が多い、増えた
☆白内障がある
★耳が聞こえにくい
★尿失禁や夜間尿
☆歯が抜けやすい
★足腰が弱い
★踏ん張りがきかない
☆膝蓋骨脱臼など先天性疾患がある
☆怖がり
☆舌が白っぽい

体質別ケア

陽虚

陽気が不足した状態です。
気の体を温める作用(温煦作用)が低下し寒を生じます。
夏の冷房が苦手な子たちもいます。
気虚が進行した状態といわれています。
冷えにより血管が収縮すると血の流れの滞りから瘀血に発展することも
あります。

【要因】
♡先天的
♡大病後、術後、療養中、慢性疾患
♡栄養不足
♡シニアさん
♡運動不足

【食餌】
温かい食餌、水をとっていきましょう。
天然の食材はエネルギー(気)が充実していますので手作り食やトッピングがおすすめです♡
陽を補う食材を取り入れていきましょう。
 ≪陽を補う食材≫
しょうが、やまいも、さといも、もも、りんご、さくらんぼ(種をとって少なめに♡)、くるみ、もち米、ウナギ、サバ、ホタテ、アワビ、わかめ、牛肉、鶏肉、羊肉

【アロマ】
パルマローザ
※100%ピュアオイルを使っていきましょう。

【クリスタル】
ホワイトアゼツライト、アロハストーン、モルダバイト、ヒーラーライト

【ツボ・マッサージ】
♡湧泉
♡腎兪

【その他ケア】
様々な疾患に繋がる可能性もあります。
程度な運動、日光浴、適切な食餌で陽気を補っていきましょう♡

気虚

エネルギーの源『気』が不足した状態です。
気は体を温めたり、体の各臓器の活動に携わっているほか
外邪の侵入を防いだり、水分や血液の流れをサポートし、漏れ出ないように調節をはかります。
成長期には各臓器や骨格の発達を促進しまた、食べ物を消化吸収排泄するのにも気が携わっています。
生命活動にとって欠かせない大切なものです。

【要因】
♡先天的
♡消化不良、吸収不良
♡栄養不足
♡シニアさん
♡大病、術後、療養中、慢性疾患
♡過度の繁殖

【食餌】
お腹の調子を整え、また気を補うために手作り食やトッピングをおすすめします♡
 ≪気虚にオススメな食材≫
かぼちゃ、キャベツ、なつめ、しいたけ、しょうが、とうもろこし、にんじん、やまいも、じゃがいも、さつまいも、さといも、そらまめ、ブロッコリー、ほうれん草、まいたけ、白きくらげ、もも、りんご、いちじく、さくらんぼ(種をとって少なめに♡)、バナナ、くるみ、もち米、はとむぎ、黒豆、米、松の実、アジ、ウナギ、カキ、しゃけ、サバ、ホタテ、アナゴ、アユ、イワシ、カツオ、サワラ、サンマ、スズキ、タイ、タラ、ナマコ、ヒラメ、ブリ、まぐろ、マス、わかめ、牛肉、鶏肉、豚肉、砂肝、羊肉、鹿肉、はちみつ

【アロマ】
ローズウッド
※100%ピュアオイルを使っていきましょう。

【クリスタル】
ホワイトアゼツライト、アロハストーン、ヒーラーライト

【ツボ・マッサージ】
♡足三里
♡太渓

【その他ケア】
気は元気の源で、健康な心と体の担い手です。
抵抗力にも携わっています。
バランスのいい食餌、適度な運動や日光浴で気を補い、疲れすぎない生活を心がけましょう。
また、気を補うことは東洋治療の得意分野でもあります。
気虚、陽虚、陰虚、血虚の強い子は薬膳のほか病院での漢方、鍼灸もおすすめします。

陰虚

陰のエネルギーが不足した状態です。
陰が不足することで相対的に陽が過剰になります。
慢性腎臓病のワンちゃんネコちゃんで多くみられます。
乾燥性の皮膚炎の子たちも陰虚の場合もあります。
体は冷たいのに内熱で冷たいところにいきたがる子たちが特徴的です。

【要因】
♡貧血
♡慢性疾患
♡肝機能障害
♡過労
♡シニアさん

【食餌】
陰を補う食材を取り入れていきましょう。
《陰を補う食材》
にんじん、やまいも、れんこん、アスパラ、オクラ、白キクラゲ、ほうれん草、すいか、なし、バナナ、黒豆、なまこ、黒きくらげ、きゅうり、ごぼう、セロリ、トマト、ゴーヤ、白菜、やまいも、レンコン、アロエ、かぶ、こまつな、さといも、さつまいも、しめじ、チンゲンサイ、マッシュルーム、まいたけ、レタス、りんご、いちご、いちじく、キウイ、金柑、さくらんぼ(種をとって少めに♡)、パイナップル、メロン、ライチ、レモン、くるみ、黒ごま、松の実、クレソン、あさり、ウナギ、カキ、ホタテ、、アユ、カツオ、アワビ、シジミ、ナマコ、ひじき、マス、ブリ、豚肉、鴨肉、鹿肉、卵、はちみつ

【アロマ】
ゼラニウム
※100%ピュアオイルを使っていきましょう。

【クリスタル】
ホワイトアゼツライト、アロハストーン、ヘマタイト

【ツボ・マッサージ】
♡太渓
♡三陰交

【その他ケア】
腎の気が不足していることがあります。
陰虚を補うのと同時に、血、津液(水分)を補い(血虚参照)、腎のケアもおこない(腎虚参照)疲れすぎない穏やかな生活を心がけましょう。

気滞

気が滞っていたり、流れにくくなっている状態です。
気は血や津液(水分)を全身へと運ぶため気の滞りにより様々な
不調に繋がります。

【要因】
♡環境の変化などによるストレス
♡寒さなどの外邪
♡痰湿や血瘀

【食餌】
気の巡りを改善する食餌がおすすめです♡
 ≪気滞におすすめの食材≫
大根、春菊、キャベツ、黒きくらげ、にんじん、えだまめ、えのき、オクラ、かぶ、こまつな、こんにゃく、セロリ、ピーマン、ほうれん草、みょうが、そら豆、ブロッコリー、ほうれん草、レタス、いちじく、キウイ、メロン、ゆず、ライチ、みかん、金柑、グレープフルーツ、レモン、アーモンド(少量)、もち米、納豆、しそ、パクチー、バジル、ローズマリー、みつば、カキ、しゃけ、さば、ホタテ、さんま、スズキ、ひじき、わかめ

【アロマ】
マンダリン、グレープフルーツ
※100%ピュアオイルを使っていきましょう。

【クリスタル】
ホワイトアゼツライト、アロハストーン、レムリアンシード

【ツボ・マッサージ】
♡壇中
♡神門

【その他ケア】
バランスのいい食餌、適度な運動、快適な睡眠で気の巡りを整えていきます。
森林浴など自然の中での運動、深呼吸もおすすめです。
オーガニックカモミールティ、ラベンダーティー、ローズティなどもおすすめです。
不安やおそれが強い場合は、フラワーレメディもおすすめです。
環境の変化:ウォールナット、エルム、アスペン、チェリープラム
心のバッテリー切れ:ゴース、ウィロウ、スウィートチェストナット

血虚

『血』の不足から起こります。
毛は血の余です。毛の薄い子や脱毛の子たちは血虚の場合が考えられます。
また、脾の不調により作り出す力が弱いこともあります。
あわせて脾のケアもしていきましょう(脾虚参照)。

【要因】
♡貧血
♡慢性疾患
♡栄養不足
♡食餌
♡過労
♡消化不良、吸収不良(脾虚)
♡肝、腎、肺の不調
♡シニアさん

【食餌】
血を補う食材を取り入れていきましょう。
特に食材は血を補う力が強いので手作り食やトッピングをおすすめします。
 ≪血虚におすすめの食材≫
きくらげ、しいたけ、トマト(加熱)、にんじん、はくさい、れんこん、アスパラ、えだまめ、えのき、さといも、さつまいも、しめじ、白きくらげ、ほうれん草、もも、いちじく、金柑、さくらんぼ(種を取って少なめに♡)、ブルーベリー、ライチ、くるみ、ごま、なつめ、松の実、あずき、黒豆、黒米、あさり、あじ、うなぎ、カキ、しゃけ、さば、ほたて、アナゴ、アワビ、イワシ、カツオ、サンマ、しじみ、スズキ、タイ、タラ、なまこ、ひじき、ブリ、マグロ、スズキ、牛肉、鶏肉、豚肉、鴨肉、レバー、羊肉、鹿肉、馬肉、たまご

【アロマ】
パチュリ
※100%ピュアオイルを使っていきましょう。

【クリスタル】
ホワイトアゼツライト、アロハストーン、ヘマタイト

【ツボ・マッサージ】
♡血海
♡三陰交

【その他ケア】
胃腸を温め整えてバランスのいい食餌、適度な運動を取り入れていきましょう。
血を作り出すのに気も必要になってきますので、同時に気を補うケア(気虚参照)もおこなっていきましょう。
また、粘膜が白いなど貧血を伴う血虚の場合大きな疾患がある場合がありますので病院で診てもらいましょう。

血瘀

血がスムーズに流れずに滞っている状態です。
血は酸素や栄養素を運ぶほか、老廃物を運ぶ働きをしていますので
栄養や酸素など細胞に必要なものを運べず体に不要な老廃物や炭酸ガスなどが停滞します。

【要因】
♡運動不足
♡シニアさん
♡食餌
♡過労

【食餌】
バランスのいい食餌を取ることが大切です。
 ≪血瘀におすすめの食材≫
きくらげ、ごぼう、しいたけ、トマト、なす、れんこん、アスパラ、アロエ、こまつな、こんにゃく、さといも、しゅんぎく、チンゲンサイ、ピーマン、ほうれん草、いちじく、金柑、クランベリー、グレープフルーツ、ブルーベリー、ゆず、ライチ、アーモンド(少量)、松の実、あずき、黒豆、黒米、バジル、クレソン、ローズマリー、みつば、あじ、うなぎ、カキ、しゃけ、サバ、アワビ、イワシ、カツオ、わら、サンマ、タイ、タラ、ナマコ、ひじき、ブリ、マグロ、マス、わかめ

【アロマ】
フランキンセンス
※100%ピュアオイルを使っていきましょう。

【クリスタル】
ホワイトアゼツライト、アロハストーン、ヘマタイト

【ツボ・マッサージ】
♡三陰交
♡血海

【その他ケア】
様々な慢性疾患、大きな疾患、強い痛みの原因にもなります。
適度な運動、バランスのいい食餌の他に森林浴など自然の中での運動や
お散歩、深呼吸もおすすめです。
お水もしっかりととるように心がけましょう。
食材は水分が豊富ですので手作り食やトッピングがおすすめです。

痰湿

体内の水分が滞りよどみが生じたものです。

【要因】
♡新陳代謝が悪い体質
♡肥満
♡食餌
♡シニアさん
♡環境の変化などのストレス
♡消化不良、吸収不良(脾虚)

【食餌】
バランスの良い食餌をとりましょう。
痰湿の子、湿の溜まりやすい体質の子は特に炭水化物を控える食餌がおすすめです。
お野菜やフルーツで炭水化物を摂るトッピングや手作り食がオススメです。
 ≪痰湿におすすめの食材≫
ごぼう、大根、しめじ、マッシュルーム、豆もやし、クランベリー、玄米、あさり、あじ、ひじき、わかめ

【アロマ】
ラベンダー・アングスティフォリア
※100%ピュアオイルを使っていきましょう。

【クリスタル】
ホワイトアゼツライト、アロハストーン、ラリマー

【ツボ・マッサージ】
♡豊隆
♡陰陵泉

【その他ケア】
痰湿が塊になった状態がイボや腫瘍、胆泥、尿結石などとして表れると中医学ではいわれています。
その他多くの疾患の原因になっています。
バランスの良い食餌、適度な運動、質のいい睡眠を心がけましょう。
また、水分をしっかりととっていきましょう。

脾虚

脾(胃や消化器)の気が不足している状態です。
脾は食物を消化吸収して全身へ運搬したり、
内臓を本来の位置に留めたり、出血を止めたり、筋肉に栄養を与えたり
していますので様々な不調に繋がる場合があります。
脾は気血津液(水)を作り出す大切な場所です。
また、痰湿を起こす場合もあります。

【要因】
♡先天的
♡冷え
♡慢性疾患
♡長期間の食欲不振
♡過食や消化器への負担
♡環境の変化などのストレス

【食餌】
温かい食餌や消化吸収の良い食餌が大切です。
エネルギーたっぷりの天然の食材で脾気を補っていきましょう♡
 ≪脾気を補う食材≫
かぶ、人参、しそ、かぼちゃ、さつまいも、きゃべつ、しいたけ、しょがうが、だいこん、とうもろこし、なす、はくさい、やまいも、れんこん、アスパラ、カリフラワー、、松の実、こまつな、さといも、じゃがいも、ブロッコリー、ピーマン、まいたけ、豆もやし、レタス、もも、りんご、いちご、いちじく、キウイ、クランベリー、パイナップル、バナナ、ライチ、なつめ、米、黒豆、パクチー、アジ、しゃけ、サバ、カツオ、まぐろ、サンマ、タイ、鶏肉、鴨肉、羊肉、牛肉、はちみつ

【アロマ】
マジョラム
※100%ピュアオイルを使っていきましょう。

【クリスタル】
ホワイトアゼツライト、アロハストーン、ローゾフィア

【ツボ・マッサージ】
♡太白
♡足三里

【その他ケア】
ひとりひとりに合った食餌があります。
様々な食材を試してその子にあった食餌をみつけていきましょう。
また、思慮深さは脾に負担をかけます。
適度な運動やいつもと違うルートのお散歩、森林浴やノーズワーク、初めてのおもちゃや食餌など、好奇心を刺激するようなワクワクを増やしてあげることもおすすめです。
心配性さんはフラワーレメディを取り入れるのもおすすめです。
心配性さんにオススメのフラワーレメディ:レッドチェストナット、チコリー、ラーチ

腎虚

蔵精、成長、発育、生殖など生命活動の源を主るのが腎です。
また、水液の代謝にも関与しています。
腎は全身の陰陽の根源でもあり、不調は全身の陰陽失調に繋がります。

【要因】
♡先天的
♡慢性疾患
♡長期的な心身の疲労
♡過剰な繁殖
♡シニアさん

【食餌】
質のいいバランスの取れた食餌を取り入れていきましょう。
活きた食材は生命エネルギーが豊富ですので、手作り食、トッピングがおすすめです♡
生食が大丈夫な子は生食もおすすめです。
温泉卵からはじめるのをおすすめします。
生肉は少量から、すった生の大根など消化酵素を一緒に摂り入れていきましょう。
 ≪腎虚にオススメの食材≫
かぶ、黒きくらげ、人参、ブロッコリー、しょうが、やまいも、かぼちゃ、米、黒ゴマ、黒豆、黒米、松の実、もも、くるみ、わかめ、なまこ、かつお、タイ、いわし、ぶり、たら、うなぎ、羊肉、牛肉、鶏肉、レバー、豚肉

【アロマ】
ジュニパー
※100%ピュアオイルを使っていきましょう。

【クリスタル】
ホワイトアゼツライト、アロハストーン、ヘマタイト

【ツボ・マッサージ】
♡腎兪
♡命門

【その他ケア】
唾液は腎の精気により化生されたものであり、唾液を飲み込むと腎気を補うことが出来るとされていますので、よく噛むおやつなどもおすすめです。

シニアさんの後肢のふらつきや腰の痛み、耳が遠くなる、白内障の多くは腎虚が考えられます。
この場合の西洋の消炎鎮痛剤は熱、つまりエネルギーを取る治療としてシニアさんたちの体には強過ぎてしまう場合があります。
腎虚からくる痛みや疾患には薬膳の他に漢方や鍼灸などの中医学的治療をおすすめします。

また、歯が弱い子やお膝の外れやすい子など先天的な疾患をもっている子たちも生まれ持った腎の気が少ないことが考えられます。

腎気の少ない子たちは気の温存が大切です。
過剰な運動は控えて、質のいいバランスの取れた食事を取り入れて穏やかな暮らしを心掛けていきましょう。


ツボ図説


ツボ:優しく指先でスクラッチをするようにマッサージ♡

◇湧泉(ゆうせん):うしろ足の大きなパウの後ろの溝
◇太渓(たいけい):後ろ足 内側 うちくるぶしのすぐ上 
          アキレス腱の間
◇三陰交(さんいんこう):後ろ足 内側 骨側 
     うちくるぶしからワンちゃんネコちゃんの指4本分上
◇陰陵泉(いんりょうせん):後ろ足、内側
     内くるぶし、三陰交と骨つたいにあがっていってぶつかる凹み
     膝下あたり
◇血海(けっかい):後ろ足 内側 膝の骨の内側 ワンちゃんネコちゃんの指3本分上  
◇神門(じんもん):前足 裏側 手首のパウの上にあるポケット
◇壇中(だんちゅう):左右前足の付け根が交差する胸の真ん中
◇命門(めいもん):最後肋骨の先端からまっすぐ背骨に向かって
          あがった背骨のところ
◇腎兪(じんゆ):命門からワンちゃんネコちゃんの指2本分外側の左右
◇足三里(あしさんり):膝下外側の縁からワンちゃんネコちゃんの指4本分下
◇豊隆(ほうりゅう):膝下外側の縁と外くるぶしを結んだ線の真ん中、筋肉の充実しているところ


おわりに

わたしが鍼灸を習いに行っていた頃、愛猫のFranが血便をしたことがありました。
鍼灸の先生に相談をすると、『それはストレスだよお家に帰っていっぱい可愛がってあげなさい』っとお言葉をいただいたことがあったんです。
血の病、血便や血尿などは血熱といってストレスが原因の事が多くあるんですね。
Fran自身というよりも、わたしのエネルギーの影響だったなぁって今になるとおもいます。
その頃のわたしは一生懸命になりすぎていて力みがあって自分の事も全然みれていなかったんですね。
その流れは違うよっと教えてくれるとばかりにFranは血便としてみせてくれていたなと思います。

わたしが自身のことも大切にしようと、魂の声に従って自然の流れに委ねようと思うようになったきっかけは、こうしてわたしの飼っていた動物たちが様々な形で教え導いてくれていたこともあります。

また、診察で携わる動物たちに最善最高の環境を整えてあげたいなということから自身のエネルギーや意識を整えるようになりました。

この世界様々な形でみな目ざめていくために色んな環境を用意してきたともいわれていて、わたしはこうして動物たちが支え導いてくれました。
これを読んでくださっている多くの方も動物たちが送るメッセージに気づき始めていたり、気づき生き方をかえたという方もいらっしゃることかとおもいます。

動物達は沢山の愛で私たちを愛し受け入れ導いてくれています。
わたしたちもその愛に応えながら与えながらお互いに最高最善のパートナーとして今を一緒に楽しく過ごしていきたいですね。

この本が皆様の何かの気づきのきっかけになりましたら幸いです。
最後まで読んで頂きありがとうございました。


関連動画

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≪毎月第1日曜日はHappy Time♡≫
毎月第1日曜日はHappy Time♡
インスタライブで21:00~ヒーリングやその時に感じたものを
おこなっています♡

前回のアーカイブはこちら♡
前回はチベットヒーリング、地(土)のエレメント編を行いました♡


グッズ紹介

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著者紹介


橋本理沙

橋本理沙 (はしもとりさ)
2007年 日本獣医生命科学大学 獣医学科 卒業
2012年 8月 動物病院 Rire 開院

メディカルアロマセラピスト、ホリスティックケアカウンセラー、エンジェリックチェネル認定セラピスト、国際ヨガアライアンスRYT200認定講師、チャクラワーク協会CWT200認定講師、トランセンデンスクリスタルヒーラー


Rire(リール)
アニマルクリニック/ヒーリングサロン

Instagram アニマルクリニック https://instagram.com/animalclinicrire

Instagram ヒーリングサロン https://www.instagram.com/healingsalon_rire
アメブロ https://ameblo.jp/fran-r/



参考文献

薬膳&漢方の食材辞典   著者 坂口珠未
東洋医学 基本と仕組み  監修 仙頭正四郎
犬の臨床鍼灸学テキスト  監修 長谷川篤彦


#創作大賞2023 #オールカテゴリー部門

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