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#エッセイ
Tiny Dancer
自分の身体が自分のものでは無いような経験をした事がある人は、この世界にどれくらいいるだろうか。
かくいう私もそのうちの一人だ。
私が自身の異変に気付いたのは、小学校高学年くらいの頃。
体が上手く動かなくなる事が頻繁に起こるようになった。
トリガーとなるのは静止している状態から動き出すといった、日常生活におけるちょっとした運動。
短距離走のスタートダッシュ、黒板に解答を書きに席を立つ瞬間。
最悪だ
おっぱいが大きいということ
知っている人がほとんどだと思うが、私はおっぱいが大きい。
結構大きい。
生粋の巨乳として22年間生きてきた。
それゆえ、大きいおっぱいの功も罪も熟知しているつもりだが、今更おっぱいが大きい事で生じる日常生活での支障などを書き連ねようとは思っていない。
このnoteを書こうと思ったのは、つい先日、おっぱいの間でぺしゃんこになって死んでいるコバエを見つけるというショッキングな出来事に遭遇したからだ。
What a beautiful people.
電信柱に寄りかかって真昼間から国語辞典と睨めっこするおじいさん。
折れたヒールを片手に持ち、素足で白線の上を歩くスーツ姿のお姉さん。
電車の中で涎を垂らしながらずっとこっちを見てくる赤ん坊。
トラックの荷台に足だけ出して昼寝する工事現場のお兄さんと、通行人より彼を見守るガードマンのおじさん。
三人で一つのパフェを囲む喫茶店にいたサラリーマン。
道の真ん中で泣きながらキスをしていた外国人の女性二人。