日記を続ける方法 (#3 感じたことをどうにか言葉にする)
昨日の朝、ふと「日記を続ける方法、これなら言語化できるかもしれない」と頭に浮かんだことがありました。
先日、秋学期初日の授業を迎えて、教授が冒頭に「何か、長く続けていることがある人はいますか?」と、学生に問いかけました。
最初か、2番目に当てられた学生が、「高校1年生のときから、日記を書いています」と答えました。
日記・・・・今日から始められるし、変な話、1行でも書けばいいだけのことなのに、続けられなかった人…私だけではないのではないでしょうか。
この、「感じたことをどうにか言葉にする」日記も、今日で3日目で、ひとまず続けてみようとはじめてみたところです。
三日坊主はなんとかクリアできそうな今日この頃。
日記を続けるコツ、それはずばり「感じることを増やすこと」。今のところ私的には、これに尽きる。
これ、本当、才能とか関係なく誰にでもできるし、鍛えていくこと、磨いていくこと、絶対できるのでだいじょうぶです。
つまり、「書きたくなることをつくる」ということ。
これは別に、大きいハプニングを無理に起こすということではなくて、もちろん非日常的なそういうことがあれば、筆が進む日もあるだろうけれど。
というより、もし「書きたくなることをつくる」ということにぴんとこないのであれば、「書きたくなるようなことに、気がつく自分をつくる」というと、もう一段地下にくだった言い方かもしれません。
ではどのようにすれば、感じることが増え、そういうことに「気がつける自分をつくる」ことができるか。
それは、無限通りあると思います。
書きだせる限り書いてみる。
雨の音をじっくり聴く
イヤホンをせずに、まちを歩いてみる。
電車のなかで、車窓をじっくり眺めながら過ごしてみる。(ここにこんな建物あったんだ、とか、あんなところにこんな作業をしている人がいるのか、とか、何百回も乗っている道で、明日も乗る予定の道なのに、今日まで知らなかった景色がきっとあるはず)
ジャズを聴いてみる(心地よさを感じなければ、すぐ次の曲にいく。決して無理してがんばって聴かない🙉)
そのほか、普段聴かない音楽にも触れてみる
食わず嫌いしていたものを、食べてみる
食べ物に限らず、「現物を見ずに毛嫌いしていたもの」に触れてみて、その感想を言語化してみる
ex.)もし、思っていたより良かったら「なぜ良いと思ったか」そして「なぜ試してみる前は敬遠していたのか?」などなど。この先の深掘りのクエスチョンも、感性がすこしずつ育っていくと考えたくなくても言語化したくなることがあふれるようになると思われます図書館で、背表紙が気になった本の1行目を読んでみて、好きな文だな〜と思ったらちょっと読み進めてみる。
なんか自分に合わないや、と思ったら、次の出会いを探す。(ちなみに、最後まで読み切らなきゃ!なんていうルールは読書にはないです。学校の課題読書だったらそうはいかないけど・・・)
映画をみる
観葉植物を育てる(もはや、家に置くからスタートでもOKですね)
話が面白い人とたくさん話す
話が不思議で、よく掴めない人とも話す
自分の知らないことをたくさん知っている人と話す
絵本をパラパラめくって、刺激を得る
美術館に行く(私はいまだに鑑賞の仕方?はよくわからんが、たまに行きます)
普段食べない高級な料理を食べてみる
普段行かない立ち飲み屋に行ってみる
普段泊まらない高級ホテルに泊まってみる
今まで行ったことがないまちに、ふらっと行ってみる(いく街が決まらなかったら、今日最初に話した友達の出身地に行く!と決めてみたり。それで、どうしても行きたくなかったら、ルール変更をして、「行きたい!」と思うまちの名前をあげてくれる友達に出会うまで出身地を聞きまくりましょう笑)
普段はチャリでかっ飛ばす道を、ゆっくり歩いてみる。
日焼けを普段気にしまくっているひとは、思い切って肌を出して(日焼け止めはもちろんOK)太陽の光の下を歩いてみる
普段入らないお店に入ってみる(服でも、チョコでも、靴でも、古着でも、なんでも)
普段なら恥ずかしくて言えない感謝を伝えてみる(これは、だんだんどんどん言えるようになって、損はないと思います。むしろ周りも巻き込んで幸せになります、たぶん)
部屋着にも、ちょっとしたこだわりを加えて、着てみる(なんとなくのだる着もいいけど、ちょっと気分が上がる服を家のなかでも着てみる)
今、目に入ったものを絵に描いてみる(下手だったら、下手だな〜と感じる笑、上手くなりたいなと思ったら、明日もちょっと描いてみるといいかも)
Pinterestで、自分の好きなポスターやイラスト探しの旅に出る
普段しないネイルをしてみる
今日の夜は、20時とかに寝てみる!
明日の朝は4時に起きて敏腕経営者のつもりになってみる
実は降りたことのない駅で降りてみる
等々…延々に書き出せますが、もちろん普段見ているものが違えば、発想も違うし、好みも違うので、こういうのはどう?っていうのがあったらぜひ教えてください。私にとってもそういうことがとっても発見になります。
結構例を挙げたと思うけど、なかには全部ぴんとこなかった人もいるかもしれない。そりゃそういうこともあります。
でも、一つ確かなのは「ぴんとこない」とか「これは嫌だな」と感じた、ということはつまり、「何かを感じる」ということはすでに起こっている。
この、「感じる」ということが、上に書いたようなことやそのほか無限にある方法で、ぶ厚く、鋭くなっていくと、自然と「これは記録に残しておきたい」とか、「人って、こんなに感動したことも、すでに明日には記憶が薄れて、いつかは忘れてしまうんだよな。もったいない、そんなことしたくないぜ!」と、紙に書いて残したり、こうしてnoteに打ち込んだりしたくなるんじゃないかな、というのが、「日記が続いていく」ということを実現する方法の一つなのでは、というのが昨日の朝の発見でした。
もし、感じたことを上手くことばにできない、ということに陥ったら、最初のうちは次のことからはじめてみるとよいかも。
たとえば、「今日はやきそばがおいしかった。」ということを書いた時、なぜおいしかったのか?を、そのやきそばを食べなかった人にも伝わるように、苦しくならない範囲で言語化を頑張ってみる。
豚肉が入っていたから?紅生姜がいつもよりちょっとぶ厚く切ってあったから?家で食べるんだけど、屋台気分を味わいたくて使い捨て容器で食べたから…などなど。
少し詳しく書く、ということを続けていくと、徐々に伝え方も上手くなって、あとは、「この表現はちょっとしっくりこないな…」とかも出てくる。すると、さくっと携帯で検索して「〇〇 類語」とかで他のいろいろな言葉を見ると、一番しっくりくる言葉がみつかって、”言語化する”ということにいろいろなおもしろさを感じるようになる気がします。
これがいきすぎると、感覚よりも思考が先行して、これまたよろしくない事態に陥ると、私は自分をそう分析しているねんけども…(・_・;
このあたりも、またふと朝思いついた時にnoteの記事にできるかもしれない。
昨日はここまで書く体力とモチベがなぜかなかったので、今日に持ち越しになりました。昨日書いていたら、もっといいことが書けていたのかね…
いや、それはなかろう。そう思おう。
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かくいう私も、ちょうど1年半くらい前に、5 Years Diary、いわゆる5年日記を買って、何年ぶり何度目(たぶん2年ぶり十度目くらい)の日記に再チャレンジしたわけです。
しかし、ペラペラめくってみると、9月に関しては去年も今年も、ほぼ丸1ヶ月何も書いてない笑
でも、2月や10月は、2年分埋まっていてちょっとうれしくなったり。10月始まってまだ3日やけど。
で、ここでもう一つ重要なのが、旧TwitterやYouTubeで流れまくっているダルビッシュの(野球好きなのでファンとしていつもの如く呼び捨てで…)「間があいても、またやれば、それは続けていることになるんですよ」(たぶん意訳)という言葉。
そしてダルビッシュさんが例に挙げていたのは(以降も、かなり意訳の部分あるかも)、たとえばトレーニングを習慣化したいとき、これまでほとんどトレーニングをしてこなかったのにいきなり1日目にハードに1時間のメニューを組んでやれば、大方三日坊主で失敗する。やる気が出ない時は、スポーツウェアを着て、一歩外に出るだけでもいい。別に出なくたっていい。
とりあえず、今までの自分と違って、トレーニングに向かっていく行動を少しでも起こせば、それは前の自分と違ってトレーニングをしていく自分になっていっている。
日記、私も、いまだに…なときもあるくらい、続きません。そしてふとあるとき、日記にトライした日から5年くらい経っていることに気がついて、「あのときから記録が残っていたら、いったいどんな膨大な言葉が手元に残っていたのだろう…」と、なんというかツキを逃したような・・・?損したような・・?気分になったりしてた。
日記が続いている人は、過去の記録が残っていていいなーと羨ましく思ったり。
まあでも、今日からやればよいのです。健康はあたりまえではないですが、きっとまた、気がついたら1年くらい、もしかしたら何年も経っていて、今日1日目だったことが、いつの間にか1000日目になっていくのが、時間のこわいところ。
今日は長文気味のnoteになったけど、毎日この文章量と思うと、私の性質上絶対続かないので、明日は2行くらいの更新になるかも。
それでも、続けたことには変わりない。
もちろん、熱や、海外にいるとかで例外的な日も1日と言わず出てくると思う。
そういうときは、何かのパターン・ランゲージの一つ《一度きりの例外》と思って、また明日、もしくは明後日、別に明々後日でも、ダルビッシュさんを思い出して、再開するのです。
ちなみに、《一度きりの例外》は何度も起こることもあります笑
そんな感じで、note3日目、引き続き楽しんでいきます!
今日のヘッダーは、昨日申し込んだTOEICの勉強をはじめようと、とりあえず床に並べてみたシーンです。英語…何年やってもペラペラには程遠いですな…
おわり。
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