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この世の中で付加価値のあるものは2種類しかありません。


お金を稼ぐのはすごく簡単で、全てのビジネスは

仕入→付加価値をつける→営業

だけで説明できます。この手順に従えばいいだけです。

この中のプロセスで1番苦戦すると思われるのは付加価値をつけることです。

他人にとって役に立つ、付加価値のあるものとなんだろうとずっと考えてきました。

ですが、ある本を読んで他人にとっての付加価値とは2種類しかないと分かりました。

その2種類とは、

1.時間短縮
2.楽しい時間を増やすこと

だけです。恐ろしいくらい単純です。この世の中にとって価値のあるものは思ったより少ないです。

人間は有限な時間で生きており、時間という変数にずっと支配されています。これは逃れることができません。無意識でその事を認識しながら人間は生きていると思っています。

その本では、人類の発明のすべてが時間の節約を目的としていると断言しています。蒸気機関や車や徒歩以外の移動手段の発明は、目的地に到着までの時間を短縮するためです。
インターネットは、本よりも特定の情報を得るのに必要な時間が短縮できるからです。また、インターネットは時間的束縛に支配されないので、これもまた時間短縮です。(例えば、旅館を予約する時、電話だったら営業時間に限られますが、ネットなら自分の好きな時間に予約できるので、結局自分の時間が増えるので時間短縮です。)
これに例外はありません。

この時間短縮の付加価値は、時間短縮してくれるものほど高い付加価値を付けられるです。つまり50時間短縮してくれるものは5時間短縮してくれるものよりも高い値段を付けられます。

ちなみに人の価値も時間で測れます。
当然ですが、お金は時間を集約したものです。
多くの人は自分の時間を売って、お金にして、それで他人の時間を買っているだけです。つまり社会も時間で説明できます。

資本主義上の社会では、価値の高い人間に多くのお金が入りますが、話は単純で代わりになる人間を見つけるのに必要な時間の多寡で決まっています。
大谷翔平は代わりの人間を探すのにバカみたいに時間がかかるので、超価値が高いです。
逆にバイトは誰でも出来る仕事なので、激安だし、仕事の結果に関わらず一定の給料しか入りません。ほとんどの会社員もそうですけど。


自分の時間を安売りする人は、もう少し自分の時間の尊さを意識した方がいいと思います。軽く話が逸れますが、労働者全員が自分の時間の尊さに気づけば、少し高く売るようになり、誰もバイトをやらなくなれば雇用者は時間を高く買うようになるので、給料は上がります。 時間も金もダブルで損している事実に労働者は目を向けるべきです。

もう1つの付加価値があるものは、自分の時間を楽しい時間にしてくれるものです。
聞きたい音楽が5秒で聴ける時代に、わざわざライブに自分の時間を売って稼いだ金で行くのは、時間短縮の付加価値から見ると非合理的ですが、それは時間短縮のためではなく、楽しいからです。
つまらない時間は全ての人間にとって苦痛です。暇やぼーっとする時間は時間をドブに捨てているので、皆それを有効に活用しようと努力します。有限な時間に生きる人間にとって、それは極めて合理的な判断です。
経営者が会社の持ちうる全ての資産を使い、売上を最大化しようと奮闘するように、我々は自らの人生の経営者ですから、自分の資産(時間)を使い、自分の人生価値(利益)を最大化しようとしているわけです。

歩きスマホが現代人にとって当たり前なのは、歩く時間が楽しいのなんて赤ん坊だけだからです。だから歩きスマホを辞めさせようなんて無謀です。諦めましょう。その啓蒙こそ時間の無駄です。
まぁ交通事故で死んだら大幅に自分の時間が減るので、その辺は自己責任になりますが笑。

なので、人類の進化は、各々の時間を増やす過程です。新技術に慣れ親しんだ人間ほど自分の時間が増えます。これは、人類はどんどんせっかちになるということです。
動画の倍速視聴がしばしば歳をとった人に批判されますが、有限な存在である人類にとっては極めて合理的な判断です。これも啓蒙は無駄なので、諦めましょう。

今、新しく世に出る新技術の時間短縮は数分から数秒レベルのものが溢れています。大幅な時間短縮されるものは既に昔の会社に作られているので、スタートアップは数分から数秒を時間短縮するものを作るしかありません。それでも、今までインターネット登場から人々の情報収集を究極に時短してきたドン的な存在のGoogleなどのウェブ検索をさらに時短したChatGPTが出てきたりするあたり、時間短縮の付加価値の頭打ちはまだまだ無く、永遠に成長していきそうです。(詳しくは2で解説してます。)

もしくは、人類の夢である不老不死を実現させることができれば革命が起きると思います。これで人類のせっかち化は止まるかもしれません。

そして他人の時間を楽しいものにする付加価値は発展可能性が高いです。(スタートアップもやりやすい。)時間短縮は定量的で、万人にとって価値があるので競争が死ぬほど激しいですが(それと同時に死ぬほど稼げますが)、楽しいという感情はとても主観的なので、多様性があり、寡占にはなりにくいです。(例えば、僕は読書が趣味ですが、これが苦痛でしょうがない人もいます。逆に、僕は食に関心が薄いので1日1食ですが、食が楽しくて仕方ない人には考えられないでしょう。)

また人類は自分の時間が増え続けているので、まだまだ楽しませる時間は増えていきます。

以上、付加価値の考え方と時間の重要性についての考察でした。

そんな訳でこの世の真理に気付かせてくれた本から得た気付きでした。この本は今年読んだ本で最も衝撃的で、感動しました。この本に書かれてることを当たり前に話を進めてしまったので、より理解するには読むことをオススメします!タイトルが勿体無いですが、名著です。

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全く同じ内容が書かれていますが、上のは文庫本サイズなので、紙で大きいサイズで読みたい方はこちらをどうぞ。私は最初にこれを書いました。気に入ったので、電子書籍用で文庫本の方も買いました。

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この記事を読んで面白いと感じ、楽しい時間に出来たら幸いです。笑








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