ボジョレー、夜を縊る
お恥ずかしながら、、、自分はダイエットに成功したことがなく、というか年中ダイエットしてるので糖質が高い酒、ビールや日本酒などはなんとなく避けがちで、ワインももちろん、触れてこなかった。
M1.EGO-WRAPPIN'「かつて..。」
ある時に、コルク栓の開け方を教わった。
ウィスキーとは違う長いコルクに少しだけ惹かれて
なんとなく白ワイン2本と赤ワイン1本を買って帰った。
確認してなくて、そのうち一本はスクリューだったけど、開けるのが楽しくてつい全部飲んでしまった。
1週間ほどたつと、丁度ボジョレーの季節
ボジョレーというのは所謂若いワインで、まぁ別に美味しいわけではない(らしい、ワインの味なんて全然わからん!笑
ただそういうお祭り事には乗ってしまうのが酒飲みの宿命、、、クリスマスには好きでもないシャンパン、少ししたら甘酒にちなんだ日本酒も飲もうとするし、今回も例外ではなかった。
馬鹿な事をしてるなぁとは思いつつ、スクリューのキャップを開けると、コルクがないことに、少しだけ寂しくなってしまった
人間、めんどくさいことを愛しがちなのは言うまでもない
コーヒーの豆挽き、音楽を作ること、革靴の手入れ
めんどくさがって後回しにしてしまう
だいたいやる時はもう夜になってる癖に、
手をかけるものがなくなってしまうと
必要とされない寂しさが朝みたいに、必然と来てしまう
ボジョレーよりも青二才と言える自分達も
というかだからこそ、朝と夜の境目は必要がない
気がする
缶を握りつぶすように、夜を縊るなら
ゴミ出しと一緒に、そこらへんに転がる愛しいものが見つかるはず、というか
そんな気がする、気がするだけかも
M2.馬の骨「少しでいいのさ」