1日24時間みな平等。だけど、「声」それだけのことで。
1日24時間。だけどね。 つかれちゃった。
つかれた。
とにかくつかれた。
つかれてつかれて、疲れ続けるだけで
回復しない。
回復に当てる時間がない…というか。
休職、療養中なのに。
1日24時間みな平等。
当たり前のこと。
だから、その時間をどう上手く使うのか、
いかに有効に、有意義に使うのか、
その人次第だ。
って、小さい頃から、親や先生たち大人から
言われてきた。
特に受験勉強に関係するような時には
いやというほど言われた記憶がある。
確かにその通り。
これに関しては、普遍の事実。
だけどね。
その人それぞれに、それぞれの事情があって。
その同じ24時間を自分が使いたいと思えることに使う時間は
人によって全然違うし、
それにかかる時間、つまり、その人の処理能力や処理速度など、
先生たちはよく「能力」や「要領」という言葉で
皆を比較しようとしてたけど、
それも皆人それぞれ。
って思った。
得意、不得意も人それぞれだしね。
事情理由背景はさまざま過ぎて
あげ始めたらキリがない。
今日のとある出来事。「電話」ただそれだけで。
自分は今日、たった一つのことを解決するのに
丸一日かかった。
「電話で会話ができない、こちらから発声できない。」
ただそれだけのことで。
いまだに問い合わせ先として
電話番号のみ、というところもあるけれど、
最近はチャットなどで問い合わせができる
ところも増えた。
だけど、実際の中身は、繰り返されるちぐはぐな自動対応。
それではわからないから
聞きたいのに。
チャットでなんとか、「人」に繋がったと思ったら、
「その担当部署はチャット対応をしていないから」と、
電話番号を案内された。
失声にて電話でのやり取りが難しい旨を伝えると
自分でも調べられるQAがそろったホームページを案内され、
この中から自己解決してください、と。
このやり取りの時点で
相当な労力と時間を要した。
それでもどうにも手に負えず、
帰宅した家族に頼み、
私に代わって電話で問い合わせをしてもらうと
「上席に確認したところ、本人と電話での意思確認が必要なため、
電話リレーサービスを使って掛け直してください。」
と、方法を指示された。
電話リレーサービスには、登録に日数がかかり、
利用料も、電話代以外に別途必要。決して安くはない。
聴覚障害がある方は、その理由をもって少し利用体系が違うようだけど、
「失声」の人が日常生活において抱えている困難は
まだあまり世の中には広まっていないように感じる。
電話での「声」以外に、本人確認する方法は一つもないのだろうか。
そんな無駄な押し問答の末、
問題は解決せず、力尽きて終わった。
たったこの一つのハンデで。
「声で話せない」。
ただこれだけのことが原因で、
電話で問い合わせることができたら、
もっと少ない労力と時間で解決できることなのに。
なんだか、悲しくて、虚しくて、やるせなくて。
そして疲れ果ててしまった。
こんな出来事から
「1日24時間みな平等」はその通りだけど、
人それぞれ、
自分には、想像すら及ばないような事情があるひともいる。ことも
忘れないでほしいと思った。
ハイスペックなチップが搭載された
最新版のスマホみたいに
なれたらいいのに。なんてくだらないこと考えて、
ひとりで涙が止まらなかった。
ほんとうにこの先自分は生きていけるのか。
しばらく自分の電源を切りたい気分。
『強制シャットダウン』
つかれちゃった。