教育よりまずはじめに親子関係〜不登校で救われるなら〜
私と子供達3人の関係はお互いを尊重し合い、友達のようだけれど友達ではない親子関係です。
始めからそうだったのかと言えば全然違います。
数年前までは私が「普通」だと思っていた「親」っぽい接し方でトップダウンの関係でした。
親っぽく口うるさく、親っぽくガミガミしたり。
何がその関係を変えたかというと長男の不登校、次男のチックと不安症、三男の隠れ登園拒否。
ある日、意を決してホームスクーリングに切り替えました。
学校に電話をして「もう行きません」と宣言したことが始まりです。
ホームスクールが私と子供たちの関係を良くしたのではありません。
決定的に変えたのは手法や理論ではなく、親として、人としての私の在り方です。
私を根本的に変革させたものが何だったのかというと、それは「アンスクーリング」です。
アンスクーリングは一言で言えば「子供は生まれながらにして学びたい欲求を持っている」となるでしょうか。
「学び」と「親子関係」と「自分の在り方」がどう繋がるのか。
上記に挙げた三つは切っても切り離せない強い結びつきを持っています。
一般的に考えれば「学び(と思われる)」の大半は学校で行われます。
どういった理由であれ子供が学校に行かなくなると少々とは言えない程度に「親子関係」に変化が起きます。
渦中にいる時、親は「自分の在り方」に多少の疑問を投げかけることもあるのではないでしょうか。
実は、親が人として「自分の在り方」を変えられれば「親子関係」は劇的に改善し、「親子関係」が変わり、「学び」は黙っていてもついてきます。
その変化の要となるものが何かというと、それは「視点」の一言につきます。
「視点」にさえ気づけば、「視点」さえ変えることができれば戦いの半分は終わったようなものです。
逆に言えば「視点」を変えることができなければ変化は望めず、少し変わったと思っても持続しないことがほとんとなのではないでしょうか?
我が家では「エリートコース」を決めつけていた教育方法から紆余曲折を経て「アンスクーリング」に辿り着き、子供を一人の人間として尊重する子育てへと変化しました。
子育て、教育方針、子供との関係のことで悩んでいる方が
「え、こんなことしてもだいじょうぶだったの??」と少しでも安心できるようオープンに我が家の経験をシェアさせていただこうと思います。
不登校になるずっと前から心配と苦労が絶えなかったのが、たくさんの学びと出会いを経て、今では我が家はお互いを尊重し合う穏やかな関係で毎日を過ごしています。