温かい飲み物としあわせのメーター。
夏は特にキンキンに冷えた飲み物がいい。水やお茶、ビールも。全てキンキンを好む私は、真冬でも水筒に氷を入れている。
でも最近気づいたことがある。
温かい飲み物はより私をしあわせな気持ちへと導いてくれる。
朝に紅茶を飲む習慣ができたのは、最近のこと。
起きた時に寒いからと言う理由で飲み始めた。
テレビもつけず、ゆらゆら起き上がって。ポットでお湯を沸かしている間に茶葉の準備をする。無音が心地良い。寒い季節の無音って何でこんなに心地良いのだろう。静寂の朝、おすすめ。
そんなこと考えている間にお湯は沸く。注ぐ、
「トポポポポポポ、、」
そんな音を聞いていられる余裕のあることに気づく。
紅茶をお気に入りのカップに入れることすら楽しい、朝の楽しみの一つである。
ひとくち、いただく。
「ふぅ〜〜」
このひと息、この呼吸のために温かいものを飲んでいるのかも知れない。
ビールの最初の一口と似ている。
全てを吐き出す最初のひとくち。
ゆっくりと呼吸を始める。
私のリズムが動き出す。
そんな朝にしてくれる、いっぱいの紅茶には国民栄誉賞。
丁寧な暮らしをしている人の気持ちが少しわかった気がする。
そしていずれかは、そんな空間を提供する人になりたい。
温かい飲み物とそれにちょっとしたおやつがあれば、たくさんの人に「ふぅ〜〜」を体感してもらえるのかな。
そんな優しい世界になるといいな。