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農業は体が資本のオシゴトです。
青森でも夏は暑いです。
7月8月は日中30℃を超える日もあります。
都市部の気温に比べればそこまで高い気温ではないかもしれないですが、
この気温の中、野外作業をするというのはかなりのハードワークです。
(汗だく…。常に水分補給必要。午前1枚午後1枚着替えます。)
ですので、この時期、日中は昼休みを長くとり、
朝と夕方に園地作業をするようにしています。
(日中は、クーラーの効いた部屋で事務作業!快適!)
さて、農業は主に体を動かす仕事です。
「若いから大丈夫」「若いから若干無理してもいい」
という人がいますが、そういうことをした結果、
高齢の農業者がいろいろ苦しんでいるのを見ているので、
基本、無理しない作業が必要です。
自分の体を守るために、いろいろなことに気を付けます。
【健康診断を受ける】
年1回の健康診断は受けます。
自分の住む市では、通常の健康診断は無料で受けることができます。
(胃や大腸の検診は追加オプションになりますが)
農業者は、意外と健康診断に行きません。
(どこか自分は大丈夫という、根拠のない自信を持っています…)
相当悪くならないと病院へ行かず、行ったときにはステージ4だった…、
なんていう話も耳にします。
毎年健康診断を受けることで、自分の体の特徴を知ることができ、
変化があった場所に注視することで、未然に大病を回避できる可能性があります。
【補助機能、サポート機能のあるものを使う】
作業をするにあたり、体へのダメージがなぜ多いか?
というと、同じ作業を長時間するからです。
同じ箇所をずっと疲労させるので、結果ダメージを負います。
主にダメージをくらうのは、関節(膝、腰等)。
ということで、自分は靴の中に疲労軽減用の下敷きを入れたり、
腰ベルト(骨盤ベルト)をしたりしています。
紫外線のダメージも大きいので、偏光レンズのサングラスも必須です。
「そういうのは年寄りが使うものじゃん!」
というかもしれませんが、若い頃からダメージを蓄積させないことが、
長く続けるための秘訣です。
人間の体は思いの外、繊細です。
(怪我すると分かります。自分の体が重いこと、動かすことの大変さに)
極力無理させずに作業することが大事です。
【メンテナンスをする】
機械もメンテナンスが必要ですが、体もメンテナンスが必要です。
車検と同じように、壊れる前にメンテナンスすることが大事です。
壊れると治すが大変です。
定期的に整体に行ったり、カイロプラクティックにいって筋肉をほぐしたり、温泉にいって体を温めたり。
日々、少しずつでもメンテナンス、点検することが大事です。
贅沢をしているのではありません。体を大事な資源なので、
そこにお金をつかっているだけです。
(機械と違い、体のメンテナンス代は経費にならないのが残念ですが…)
【準備運動をする】
農業は朝が早いです。
朝起きて、ご飯食べて、すぐに作業をしたい気持ちはあります。
ですが、目は開いていても、体が起きていない場合もあります。
少し時間をとって、ストレッチをすることも大事です。
腰痛に効くストレッチと筋トレを毎日するようになって、
腰痛もほぼ出なくなりました。
短時間でも、自分が弱い箇所のストレッチはしたほうが良いです。
【忙しくない時期には、積極的に運動する】
仕事で体を動かしているのに、わざわざ運動したくない!
農業者はそう思う人が多いかもしれません。
確かに、農業は体を動かす仕事ですが、それは体の消耗です。
上記でも言ったように、農作業は同じ動きを繰り返し行う事が多く、
それは運動ではなく、疲労です。
ですので、疲労に強くなるために、仕事とは別に運動をすると、
壊れにくい、疲労に強い体にすることができます。
自分は冬にはジムに通い、有酸素運動をしています。
(雪があるので、外で走ることができない)
春から夏は、プールで泳いだり、走ったり。
ただ運動するだけだとつまらないので、子供と一緒にマラソン大会に出場したりもします。
(今年は残念ながら、大会がなくなってしまいましたが)
その他、こどもと一緒にサイクリングしたり、ボルダリングへ行ったり。
積極的に運動するようにしています。
気持ちもリフレッシュできますし、運動するための時間をつくるために、
時間管理を意識するようになります。
「時間がなくて運動する暇がない」
は言い訳です。
スマホでSNSを見てる時間があるなら、30分4kmのジョギングができます。
運動する習慣を作れるかどうかです。
やるかやらないか?だけなので、運動神経あるなしは関係ありません。
人の目を気にする必要もありません。自分のためにするのですから。
運動しない理由はいくらでもつくれます。
その壁を超えれば、農業者でも運動習慣は付けれると思います。
体が資本の仕事なので、体を労りつつ、生涯現役を目指して頑張りましょう!
本日はここまで。
最後まで読んでいただき、本当にありがとうございます。
農業に興味を持っていただければ幸いです。