生涯で最高の黄色~スタエフ~
その日ほど黄色が愛しいと思ったことはなかった。
今まで当たり前に存在していた、いつも見えていた、見えてなかった、通り過ぎていた。
でも気づけば黄色が燦々と輝いていた。
自分が発した言葉が自分に世界を見せていることを身をもって感じた時間だった。道を敷き詰めているイチョウの葉っぱ。黄色いバス。車のナンバープレート。歩道の点字タイル。黄色い小さなお花。そして、気づけば自分が今着ている服。そして朝慌ててさっと手に取ったタオルが黄色!!!
すごい!
黄色が眼に飛び込んでくると、自然に涙が頬を伝わった。きっと嬉しい方の涙だと思う。
朝、コメント返しの配信をした。黄色い花のニックネームの人が自分に送ってくれた人生のいろんなことをゴッホ展を見に行ったと言う人の配信を聴いたので、その感想を述べた内容だった。あと黄色い花のニックネームの人が自分に送ってもらったとても嬉しくなるコメントを声を出して読むだけで、とても幸せな朝を迎えられるなあと満足感一杯の午前中だった。
私にインスパイアを与えてくれた二人
そして昼休み、天気の良い青空の下、一杯飛び込んできた黄色。
今まで存在していたのに、その美しさに気づけなかった、当たり前として通り過ぎていた、ゴッホが愛した黄色。
ゴッホが気づいて欲しいと、訴えかけてくれているように感じた。
思いが洪水のようにあふれてくる。
なんて黄色って美しいんだろう?!
黄色のイチョウの木が真っ直ぐ青い空に向かって伸びている。
いつもそこにある景色なのに、ただただ美しい。
ゴッホがもし今の時代に生きていて、スタンドFMで配信するとしたら、どんなことを発信するんだろう?みんな共感してとっても人気者になるのか、やはりまた時代に合わないけど、未来では爆発的に受け入れられることを発信してしまうのか?そんな想像にも胸が一杯になった。
仕事が終わり、外は暗くなり、鮮やかな黄色は消えていた。
昼間見た真っ直ぐ伸びるイチョウの木を糸杉の絵のようだ、と自分で関連付けてみた。そういえば、学生時代にフランスのアルルであのカフェに行って写真も撮ってみたな、とも思い出した。
今日しゃべるネタ、これだと思いながら収録ボタンを押してしゃべったが、仕事後の暗くなってからの続編は話せなかった。
追記:以前書きためて、公開していなかった原稿。今、純粋に心の底からみんなとの交流を楽しんで夢中になっていた自分に触れている。配信をやめていく人もちらほらいる中、無理するのやめましょうっていう内容もちらほらと上がる中、これを読み返して、自分のこれからの指針を考える一端になった。
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