「死にたかった発達障がい児の僕が自己変革できた理由」を読んで【読書感想文】
以前、この記事↓の中で息子の塾の主催の講演会に息子と一緒に行ってきた、と書いたのですが
講演された西川幹之佑さんの著書「死にたかった発達障がい児の僕が自己変革できた理由」を読んで、すごく勉強になったので紹介します。
っていう記事をずっと書きたかったのにかなり遅くなってしまいました。
というのは、すごくすごく学びが多かったから。
図書館で借りて読んだのですが、これは購入して本を見ながら書きたいと思っていたらどんどん遅くなってしまったので、今は本が手元になくあまり詳しく書けないのですが書きたいと思います。
幹之佑さんのプロフィールが初っ端から衝撃で、幼稚園を2時間で退園させられた、と。
2時間?!
2週間じゃないです、2時間。
四代続けて東大卒という名門に生まれたが、ASD、ADHD、LDの三重苦で(ご自身がおっしゃってました)小学校でも問題行動ばかり、小3の頃から死にたいと思うようになったそうですが、麹町中で工藤校長先生に出会い、本当に変わったそうです。
工藤先生からの教えですごく印象に残っているのが、「最上位目標」の話です。
最上位目標とはなにかというと、以前に書いたドリームツリーの「人生の目標」みたいなところです。
↑この記事にも出てきますが、手段と目的がいつの間にかすり替わることってよくあるんですよね…
あの服が着たい!!(目的)と思ってダイエット(手段)を始めたのに、いつの間にかダイエット自体が目的になってあと何キロやせなきゃ、が辛くなったり。
目的=人生の最上位目標に向かうためにはどうしたらいいか常に考えなさい、ということでした。
それを意識するようになったから、死にたいと思うこともなくなり、本を書こうと思えたし、ずっと受からなかった英検にも合格したそうです。
でも簡単に人生の最上位目標なんてわかりませんよね。
その時はマインドマップを作ってみるのがいい、と。これも工藤先生の教えです。
やっぱり書いてみるのがいいんだなと思いました。
幹之佑さんは特性からずっと喋り続けてしまい他の人からするとわけわからない、と取られてしまっていたそうですが、本はとても読みやすく(もちろん校正は入ってますが)、本に使われているフォントも読みやすさを追求されています。
講演でのお話は理路整然としていて、小学生の親子も対象だったのでと子どもにもとてもわかりやすくお話してくださいました。
本を書く動機にもなった「最上位目標」である「自分の経験が他の人の役に立ってほしい」という思いからというのがすごく伝わってきました。
高校三年生の時に、これからの子どもたちのために本を書こうと決意されたのが本当に素晴らしいし、それを実行して実際に本を出版され、同じように悩む親子の前でお話してくださり、もうすごいとしか言えない!
子どもたちにも発達凸凹ちゃんを育てるを育てる親にとっても希望となるお話でしたし、
凸凹ちゃん親子だけでなくいろんな方に読んで頂きたい本でした。
居場所活動で子どもたちへ配る飲み物やおやつの材料を買わせていただきます!