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自分の人生を取り戻そう!無意識に潜む他人軸に気づく方法
「気づけば、いつも他人の目ばかり気にしていた」。
これは、数年前の私が自分自身に向き合ったときに初めて気づいた事実です。
仕事でも家庭でも、
「こうしなければいけない」
「こうあるべきだ」
という他人からの期待を無意識に背負い続け、
自分の本音や価値観を見失っていました。
この記事では、そんな私が他人軸から自分軸へとシフトした経験をもとに、
同じように悩む人に向けて具体的な方法をお伝えします。
他人軸とは何か?私の経験を振り返る
他人軸という言葉を初めて知ったとき、
正直「そんなの私には関係ない」と思っていました。
自分の意思で動いているつもりだったし、
他人に振り回されているなんて意識もありませんでした。
だけど、あるとき
「どうしてこんなに疲れているのだろう」
と立ち止まって考える機会がありました。
そのとき気づいたのです。
私は無意識に、周りの目を気にしてばかりいたのだと。
例えば、仕事では
「同僚や上司に認められたい」
という思いから、無理なスケジュールを引き受けてしまう。
家庭では
「こうあるべき母親像」
に縛られ、完璧を目指そうとして疲れ果てる。
いつしか、自分のやりたいことや本当に大切にしたいことを見失い、
気づけば「他人にとっての理想像」を追い求めていました。
他人軸のサインに気づくチェックリスト
もしこの記事を読んでいるあなたも、
少しでも「なんだか疲れる」と感じているなら、
次のチェックリストを考えてみてください。
・他人の評価や反応が気になり、
行動を変えることがある
・自分の意思よりも、周囲の期待を優先していると感じる
・本当はやりたくない」と思うことを、
つい引き受けてしまう
・何かを選ぶとき、「自分がどうしたいか」ではなく「周りがどう思うか」で考えている
これらに思い当たることがあれば、
それは「他人軸」で動いているサインかもしれません。
私が他人軸に気づいたきっかけ
私が本格的に他人軸の問題に向き合うきっかけは、ある友人の一言でした。
「本当にそれ、あなたがやりたいことなの?」
と言われたのです。
仕事でも家庭でも頑張っているつもりだった私は、その言葉にショックを受けました。
でも、その夜改めて自分に問いかけたとき、
ハッキリとした答えは出ませんでした。
それどころか、
「本当にやりたいことが何かさえ分からない」
という事実に直面しました。
振り返ると、私は無意識にいくつもの「他人軸」に振り回されていたのです。
特に女性として、他人軸が複数の軸となって存在していたことに気づきました。
例えば、男性の場合は
職場で「仕事ができるかどうか」が大きな評価軸になることが多いですよね。
もちろん、これもプレッシャーだと思います。
でも女性の場合、それに加えて
「外見はどうか」
「家庭ではいい母親や妻として見られているか」
「仕事ではどのくらい活躍しているか」
といった、複数の軸で評価されがちです。
これらの軸に応えようとするたびに、
完璧になることはなく、
常に自分にダメ出しをしていることに気づきました。
私の場合も、
「それなりに外見を良く保たなければならない」 というプレッシャーと、
「完璧な主婦や母親でなければならない」
という期待が混在していました。
そして、職場では
「管理職としても十分な結果を出さなければ」
という責任感が重なり、どの軸においても全力を尽くそうとしていたのです。
その結果、どれだけ努力しても
「足りない」
という感覚がつきまといました。
「他人の期待」に応えようとする軸が増えれば増えるほど、自分の本音や価値観はどんどん後回しになり、自分らしさを見失っていたのです。
他人軸を手放す決意
そんな中で友人の言葉をきっかけに、
「これ以上、他人の期待だけで動く人生は嫌だ」
と思うようになりました。
自分自身が何を大切にしたいのか、どう生きたいのかを真剣に考え始めたのです。
それから私は、他人軸に縛られていた自分に気づき、少しずつ「自分軸」を取り戻すための行動を始めました。
他人軸に気づくための3つのステップ
私が実際に行ったステップをお伝えします。
これは、無理なく少しずつ進められる方法です。
1. 自分の「本音」と「建前」を切り分ける
最初に始めたのは、自分が普段どんなことを考え、どんな選択をしているのかを書き出すことでした。
たとえば、
「この仕事を引き受けた理由は何か?」
「この予定に参加するのは本当に自分が望んでいるのか?」
といった具合に、一つひとつ丁寧に向き合いました。
すると、驚くほど多くの行動が「周りの期待」を意識していたことに気づきました。それに気づくことが、第一歩です。
2. 自分にとって本当に大切なことを見極める
次に行ったのは、
「自分にとって本当に大切なこと」
を探す作業です。
私は過去の出来事を振り返り、「どんなときに喜びを感じたか」「何をしているときに時間を忘れるほど夢中になれるか」を洗い出しました。
それをもとに、自分が大切にしたい価値観を見つけていきました。
3. 小さな行動を変えてみる
最後に、具体的な行動を変える練習を始めました。
たとえば、無理に仕事を引き受ける前に
「ちょっと考えさせてください」
と言う時間をつくることや、
家族との予定を優先するために
「今日は早く帰る」
と決断することです。
最初は怖かったですが、「自分のために決めた」と感じる行動は驚くほど満足感がありました。
他人軸を手放したその後に待っていたもの
他人軸を手放すと、何が変わるのか? 私の場合、それは「心の自由」でした。
他人の期待や目を気にしなくなると、
自分のやりたいことに素直になれます。
そして、自分の意思で動いているという感覚が自信につながります。
もちろん、今でも完全に他人軸がなくなったわけではありません。
でも、以前よりはるかに楽になりました。
まとめ:自分軸で生きる人生を選ぶために
この記事では、他人軸に気づき、それを手放すための具体的な方法をお伝えしました。
私自身、まだ完全ではありませんが、
他人軸を手放すたびに「本当の自分」に近づいている実感があります。
もしあなたも、「なんだか疲れる」「もっと自分らしく生きたい」と感じているなら、ぜひ自分軸を取り戻す旅を始めてみてください。
最初の一歩は、小さな気づきから。きっとあなたの人生も、もっと自由で豊かになるはずです。