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ホームステイを終えて気づいたオーストラリアの子育て

Welcome back to my page! Rinaです☺︎
見てくださりありがとうございます。

メルボルンに来てから色々気づきや考えたことがあっても、常に頭フル回転、怒涛の日々の中で受ける刺激を消化するのに一杯いっぱい。なかなか言葉にする余裕がありませんでした。

街中で、職場で、学校で…困った時や英語を理解しきれていない私に対して「That‘s okay!」と明るくフォローしてくれるメルボルンの人々の優しさに助けられ、楽しく過ごしている一方で、できなかったことや相手と分かり合えなかったことがある度に一喜一憂する日々。こんなにも言語が違うだけでセンシティブになるのかと自分も驚いております。笑

それにあまりの英語の出来なさに落ち込み、そんなことをするより英語の勉強をした方がいいのでは?とあえて書くことをやめたこともあったり。でも、今日は気持ちが溢れそうなので思いのまま書いていこうと思います。

ビーチで散歩する家族。
メルボルンは地形的に湾だからオーストラリアのビーチのイメージと違うけど、
ランニングする人や散歩する人がたくさんいる。

ホームステイで過ごして気づいた子育て事情

メルボルンに来て最初の2ヶ月間、ホームステイで滞在していました。
ホストファミリーはバックグラウンドがオーストラリアではありません。それに子育て観なんて人それぞれ違うから、一概にオーストラリアの子育てはこうだ!とも言えません。それに家庭と保育園で、そもそも比べているものも違うし。
ただ、記憶に残っていることとそれに対して思ったことを今日は書こうと思います。

ヴィクトリア州の教育システム

前提としてヴィクトリア州の教育システムについて調べてみました。
まず、オーストラリアは州によってシステムが異なるようです。
メルボルンのあるヴィクトリア州では、政府のウェブサイトとホストファミリーの話によると、様々な預け方を選べるようです。私立公立があるのはもちろん、働いたり勉強中の親が長期で定期的に預けられる“long day care”や短時間預けられる“occational care”など、4種類ほどの保育方法があるようです。また、その後kindergartenやpreschoolに通って小学校に就学するといった形のようです。

子育ての様子で驚いたエピソード

ホストファミリーは60代のお孫さんがいる方でした。その為、週に3日程度、ホストファミリーのお子さんが孫を預ける日があり、色々と子育ての様子を見ることができました。
日本で保育士として働いてい私。見ていて気付いたことは、日本の保育士は細かーーく子どもたちに伝えていたのだなということ。子育てをする様子がまぁぁぁぁ気になること気になること!!!「それ大丈夫なの?!!」とこっちがソワソワしてしまいます。
特に衛生面。そしてしぐさの面。詳しく書いていきますね。

1.衛生面

例えばホームステイが始まって数日のこと。1歳半と3歳の孫がやってきました。
8月、まだまだ寒く床が大理石のリビングは冷たい。とのことで、2人はいつも靴を履いていました(大人はスリッパだったり靴だったり)。

昼食を一緒にとり、食べ終わった1歳半の子は食べ物で洋服がごはん粒だらけ。それを綺麗に取る為にその子の靴を脱がせるまではよかったのですが、気になったのはその靴をテーブルの上に置いたこと!
また、おやつの時間。もうお腹いっぱいになったのか、「もういらない!」とばかりに1歳半の子が食べていたポテトを丸々1本床に落としました。外靴で歩き回っている床だから流石に拾ったら捨てるだろうと思ってました。しかし、ホストファミリーは拾ってお皿の中へ!「え、汚くない…?」私との口はあんぐり。ということがありました。

2.しぐさの面

私が保育士だった時は、2歳すぎの頃から食事中のマナーやスプーンの持ち方、次第に箸やハサミなどの生活に必要な道具の使い方を丁寧に伝えていました。それが私が働いていた保育園のやり方でした。

ホストファミリーたちはどうしていたかと言うと…一切言わない。笑
どうペンやスプーンを持っていようが見守っているだけ。推測ですが、3歳の子のしぐさの感じ、普段からそう持っているんだろうという感じ。
じゃあ何歳の頃で伝えるのか?小学生?と疑問に思っていました。
ある日、小中学生の孫たちも来た日があり、食事の様子を見たら、みんな(日本の感覚で言うと)あれれ?という感じ。学校などで指導とかないのか…?

ホームステイの子育ての様子を見て思ったこと

まぁここまで悪いように書いてしまいましたが、これらのエピソードを踏まえて気づいたことは、私もホストファミリーも子どもたちもみんな、良いも悪いもないと言うこと。
ただ違うってだけ。

アジア人の私が街にいてもマイノリティやアウェイ感を感じないくらい多国籍の人々が集まるメルボルン。その中で過ごしてきたホストファミリーや子どもたち。感覚や価値観が違う人が当たり前に身近にいる彼らにとって、マナーなどを伝えることはもしかしたら自分の価値観や感覚を一方的に押し付けることになりかねない。そう思いました。

“海外は自由だ。” “日本と比べて細かいことを気にしない。”なんてことを海外のイメージとしてよく聞きますが、このことが背景にあるのではないかを思いました。言葉選びがすごく難しいですが、文化を譲り合っているんだなと。それが、多国籍文化でみんなが心地よく過ごせる、そして社会が調和する方法なんだろうなぁと感じたわけです。
最近話題になっている“多様性”をようやく少し理解できた気がしました。
でももっと深いんだろうなぁ。それを身をもって体験できるのは幸せなことです。

そうなると、養護面のカリキュラムってどうなっているんだろう…?このホストファミリーの話は、おばあちゃんおじいちゃんとしての役割としての関わりなのかもしれないとか考え始めるともっと深掘りできそうです。
お子さんのいる現地の人と仲良くなれたら聞いてみたいと思います。

最後まで読んでくださりありがとうございました!
Thank you for reading my page  and see you on next one💚

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