沖縄観光、次世代のために自分ができること
沖縄は観光資源が豊富で高いポテンシャルを持っているが、その資源を活かして事業再生できるマーケターが数少ない。
沖縄はハワイと同等の観光収入を得られる地域として大学時代から沖縄経済について耳が痛くなるほど学んできた。
社会人になり、観光業に就職し改めて沖縄の観光振興の課題や現状を目の当たりにした。
沖縄の良さを伝えてくれるのはなぜか沖縄県民じゃない。
ほとんどが県外移住者の方だった。
すごく悔しかった。ここは沖縄なのに?
沖縄県民であるからには「沖縄になにか残したい、沖縄の為に自分にできることはないか」常日頃から考えて過ごした。
昨年の3月、イーアス沖縄豊崎に沖縄の作り手の作品を集めたハンドメイドショップtetebyokinawaをオープンさせた。小売業も初めてで販売の知識も全く無知。何もかも手探りの中、コロナが明けて観光客の方が胸を膨らませて沖縄に訪れた時、
寂れた沖縄だとがっかりして欲しくなかった。少しでも楽しい思い出や沖縄に訪れた価値を見出してほしい。そんな思いでコロナ禍で撤退する施設が相次ぐ中その跡地を狙って参入した。
今となってはありがたいことに観光客のおかげでお店の売上が成り立っている。
空港の近くにあることから初めて観光に訪れる場所、帰りに立ち寄れる場所がteteであり、沖縄のちむぐくるを感じてほしいそう願ってオープンさせた。沖縄に来たらまた遊びにきます!って言ってもらえるお店が作れた第一歩。
微力ながら沖縄に貢献できてることを実感する。
まだ未熟だけれど少しずつ火種を大きくしながらその数を増やしていきたい。
作り手側には観光客に好まれるようなアイテムを生み出してほしいとまでは願わないけれど、沖縄の経済発展の為に協力し沖縄の観光を盛り上げていけたらなと思う。
沖縄は、海も自然も気候も良くて観光スポットもあり、ハワイと同じポテンシャルを持っているのだけれど「3日目にすることがない、コンテンツがない、お金を落とす場所がない」と言われている。
魅力的なイベントも各地で行われているのだから観光集客に繋げてより旅行の価値を底上げしたい。
今国を掲げて行われようとしている観光ビジネスの数々、昔から住んでる街並みや自然が取り壊されたり、交通費インフラの整備が追いついていないなど沢山の不便はある。
だけど、少なからず観光収入のおかげで沖縄は豊かな暮らしができている。
安心した生活ができるのも先人たちの知恵や努力のおかげで日々感謝してもし足りない。
私たちが始めた事業やこれから紡いでいくことは沖縄の経済発展や今の世代が豊かになるだけでなく、子供たち世代にも事業を資産という形で残していける可能性がある。
自分にできることを日々探しながら子供たちの世代に紡ぐものを生み出して続けていく。
それがご先祖様にできる最大の恩返し、子供たちの未来のための財産になる。
他人事は自分事。自分の子供たちが笑って暮らせる世の中にしていきたくないのか。もっと人の為に人生を捧げても良いのではないか。
人のために生きることほど幸せなことはない。
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