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【読書メモ】波頭亮『論理的思考のコアスキル』52
読んだ本
読書マインドマップ
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読書メモ
あとがき
著者が論理的思考の本を書いてから15年経っている
→その15年の間に脳科学や認知科学が大幅に進歩したその脳科学や認知科学の研究の進歩で明らかになった脳のメカニズムが意味するもの
→理性の仕事だとされてきた論理的思考という脳の情報処理作業が、本能や直感といった非理性的な作業と明確に区分するのが難しいものかもしれないということ近年の脳科学、認知科学の進歩が明らかにしたのは、(デカルトが思考の根底に据えた)"理性"すら、客観的妥当性を担保し得る堅いものではなく、直感や感覚と同様に状況依存的・相対的なものだということ
理性の独立性を前提とした論理的思考は、実は幻だった
→客観性と普遍性を追求するための何か新しい論理的思考法が求められる近年の脳科学、認知科学の進歩によって示された脳の思考・認知メカニズムを踏まえて改訂されるべき論理的思考の方法論と、それまでの論理的思考の方法論との違いは、実際の思考現場においてはそれほど大きなものではない
本書の意義
論理的思考に関する解説書が数多く出されているにもかかわらず、論理的思考力の習得に成功した人は驚くほど少ないという現実
→どうすれば実際に論理的思考力を習得することができるのかについて、具体的に紹介したいAIが発達する中で、人間の知的作業の多くは確実にAIにとって変わられる
→AIに任せきりにすると、人間の論理的思考力は劣化してしまう
→人間がAIの下した判断に従うばかりでは、人間は知的にAIの召使いに成り下がってしまうことになる
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![Tomoko Nakasaki(中崎 倫子)](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/124372892/profile_faee130f9ab2e0097ad1dd991a2807dc.jpg?width=600&crop=1:1,smart)