【読書メモ】アクセンチュア 消費財・サービスグループ著・上原優編著『外資系コンサルのリサーチ技法(第2版) 』62
読んだ本
読書マインドマップ
読書メモ
第4章 リサーチのケーススタディ
【顧客を調べる②】商品の消費動向を調べる
目的の確認(図表4-7)
ある食品メーカー:自社商品Aのマーケティング戦略の見直しの検討
商品Aは売上が芳しくない
→さまざまな懸念が社内から上がっているクイックなリサーチをして、具体的な課題の所在を明らかにしたい
答えるべき問い
商品Aはどんなターゲットに買われているか
どんなロケーション・時間帯に消費されているか
リサーチプランの設計
Web検索などで情報を得ようとしたが見つからなかった
→「つくる」リサーチで進めるしかないとはいえ、アンケート調査では、リードタイムもコストもかさむ
→ソーシャルリスニングで対応リサーチする媒体:Twitter
→メッセージ数が圧倒的に多い
→ツイートした時間も取得できる(=時間帯の分析ができる)
感想
ソーシャルリスニングはアンケートよりも時間的コスト(手間)がかかると思っていましたが、そうでもなさなそうです。
確かに、回答者を集めてスクリーニングしたり、質問や選択肢を作成したりする手間を考えれば、ソーシャルリスニングのほうが手間はかからないと思います。
今回の調査ではTwitterを使用していますが、Amazonや楽天のカスタマーレビューなども、ソーシャルリスニングとして活用することが可能ではないかと思いました。もし、ECのレビューを使わなかったとしたら、その理由が知りたいと思いました。(ステルスマーケティングはどちらもありそうな気はしますが、Twitterのほうが少ないのでしょうか?レビューを書いたら次回割引するようなサービスを提供している会社もあるので、ECサイトのコメントは当てにならないと判断もあるかもしれません)
調査というと、すぐに「アンケート調査」となってしまうかもしれませんが、仮説構築のための調査として、クイックに行えるソーシャルリスニングやフィールド調査なども、重要だと思いました。