【読書メモ】波頭亮『論理的思考のコアスキル』39
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第III章 コアスキル習得の具体的方法 2 How to do : どう練習するのか
経験に紐づけて考える
世の中で共有されている多くの情報は、一般化・抽象化されたもの
→人間は抽象と具体を行き来して物事を理解しており、抽象だけでは本当に腹落ちして「分かった」感覚にはならない
→"知る"と"分かる"は別物では、わざわざ一般化・抽象化するのか?
情報を共有する上で「分かる」人を増やすから
→一般化・抽象化された情報は"繋げる"ことができる具体的事象が多いため、より多くの人にわかってもらえる思考を行う上での展開性を拡張できるから
→1つ1つの事象を個別に理解・認識するのではなく、抽象化して扱うことで全く別の事象と繋げることができる
→知識として得た一般的な事象を自分の経験と繋げることで理解できる
→実感を以てわかっていない事柄は、自分が思考を行う際の繋げる材料として有効に活用しづらいことにもつながる
実感を伴って分かっている事象の経験があってこそ、アナロジーとコロケーションが可能になり、推論を次々に展開していくことができる
自分の実感を以て分かっている事象をピボット(結節点)にしたアナロジーとコロケーションは、未経験の事象に対する理解を大いに助ける
論理的思考を伸びやかに展開していくためには、提示された事象を次段階の論理展開のピボット(結節点)として活用できるように、自分自身の経験と紐づけて理解・解釈することが求められる
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