【読書メモ】山口周『武器になる哲学』22
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読書メモ
第2部 知的戦闘力を最大化する50のキーコンセプト
第2章 「組織」に関するキーコンセプト
19 カリスマ(マックス・ヴェーバー)
国家であれ、政治団体であれ、正当な暴力行使に支えられた支配関係によって秩序立てられる
→被支配者が、その時の支配者の主張する権威に服従するとき、どんな拠り所があるのか?原則として3つ
永遠の過去→古い型の家父長や家産領主の行った「伝統的支配」
ある個人にそなわった天与の資質(カリスマ)→個人の啓示や英雄的行為その他の指導者的資質に対する、まったく人格的な帰依と信頼に基づく支配(「カリスマ的支配」)
合法性→制定法規の妥当性に対する信念と、合理的につくられた規則に依拠した客観的な「権限」とに基づいた支配
組織運営ではカリスマ性のあるリーダーが少ないという問題
→正当性は「歴史的正当性」か「合法性」のどちらか
→歴史的正当性をもつリーダーもいないなら「合法性」によるしかなくなる
→「官僚機構」によって正当性を担保せよ、ということになる
→そのときやってしまいがちなのが、支配の正当性をでっち上げてしまうことでっち上げられるような程度の「歴史的正当性」は「支配の正当性」を担保しうるのか?
→官僚機構では、優秀な人材を引きつけ動機づけられない結局、カリスマ性をもった人物をどれだけ「人工的」に育てられるか、ということにチャレンジしなければなくなる
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