![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/155526413/rectangle_large_type_2_3ef24c67629c0aa5dbf0bb88aca76488.jpeg?width=1200)
【読書メモ】妹尾輝男『世界は悪ガキを求めている』33
読んだ本
読書マインドマップ
![](https://assets.st-note.com/img/1727043318-ZOiz1k62L5crGXtJyD7YI9Nd.png?width=1200)
読書メモ
第7章 閉じこもるな、世界を見据えろ
「強い要求」をブレずに主張できる人は強い
「欧米人は論理的で、日本人は非論理的」ではなく、欧米人は、自分の要求がはっきりしており、それを強く主張できるだけ
科学者のような精緻に論理を組める人など例外的
グローバルの交渉では「自分の要求」をはっきりさせ、強く要求しなければならない
日本人が「ハード・ネゴシエーション」と感じるグローバルな交渉も、単に自分たちの要求を強く主張することに慣れているだけ
「好き嫌い」を重視することで生まれる「謎の自己肯定感」
事実と意見をごちゃまぜにしないのは大事だが…
ビジネスで「これはうまくいく」という確信があるときに、ファクトやエビデンスはないし、探している暇もない
スピードもクオリティの一部
「やりたい」「好きだ」は絶対に揺るがないファクト
欧米人は「自分の言うことが常に正しい」という環境で子ども時代を過ごし、「謎の自己肯定感」を持っている
感想
つくづく日本の環境は、他人に配慮しないと生きていけない環境なのだと感じることがあります。他人の意向を常に気にしていないと大変な目に遭いますよ、というメッセージを骨の髄まで叩き込まれている感じがします。「仲間はずれ」といういじめ方も、そのグループに所属していなければ生きていけない、という前提があるから成立するわけで、独りでいればいい、別のグループに行けばいい、という選択肢があるなら、何の問題も生じないわけです。
「和」をいう言葉が示す通り、日本では多くの人々が、意見の表立った衝突を避ける傾向があります。これは、表面的には争いがないように見えますが、裏では何を考えているのかわからない、という印象にも受け取れます。
衝突のあとに新しい見解を見出せることもあるので、もう少し地を出して主張するのも悪くはないかな、と思います。
いいなと思ったら応援しよう!
![Tomoko Nakasaki(中崎 倫子)](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/124372892/profile_faee130f9ab2e0097ad1dd991a2807dc.jpg?width=600&crop=1:1,smart)