【読書メモ】ジェリー・Z・ミュラー 『測りすぎ』08
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読書メモ
PartI 議論 1簡単な要旨
測定基準支持者の主張
実績は、標準化された測定に落とし込めるものと同一視される
透明性:誠実さのためには可能な限り多くの情報を明らかにし、可視化すること求められるのだと示唆することが多い
より多くの文書化、ミッション記述書、「目標設定」が求められる
測定執着
実践されたときに意図せぬ好ましくない結果が生じているにもかかわらず、p.19で示されるような信念が持続している状態
測定できるものの大部分は重要ではない
データを集めるのに多くの時間と労力が費やされる過程で、必然的に、実績指標を操作するようになる
→その手段の多くが、最終的には組織にとって機能障害を起こす原因となる
感想
目的と手段の混同とよく言われますが、次第に測定される数値の達成事態が目的となってしまうことは、おそらく数多くあるのではないでしょうか。
目的から離れて数合わせのために行っていることは、いろいろなところで見られそうです。ダイバーシティなどでも数値目標が掲げられていることがありますが、その数値目標も、組織の多様性があるかどうかを測る物差しの一つでしかありません。
そのことを忘れてある数字だけを追うようになると、もう弊害しか生み出さないように思います。
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