【読書メモ】妹尾輝男『世界は悪ガキを求めている』07
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読書メモ
第1章 安定を望むな、変化を選べ
タンカーでたどり着いたクウェートで、いきなり拘束
「いい大学に行き、いい会社に入れば、幸せな人生が送れる」という風潮に、著者は強い違和感を覚えた
大学のゼミでベトナムからきた留学生の話を聞き、著者は「リスクをとってでも何かがしたい!どこか遠くに行きたい!」と心に誓った
就職先と取引のある会社のタンカーに乗り込み、クウェートで飛行機に乗りロンドンに行く予定だった
クウェートについたとたん、不法移民と間違えられ拘束されたが、「明日はどうなるかわからない感覚」がたまらず、生きているという実感がした
英語に自信がなくても「電話で数億円の取引」をする
ロンドンでは言語の壁にぶち当たったが、それはそれで楽しかった
大学卒業後9年間、ロンドン、バミューダ諸島、東京で働いたが、業界とキャリアを変えたくなり、(妻と生後6ヶ月の長男を連れて)スタンフォード大学に自費留学した
MBA取得後は、戦略コンサルティング会社にいき、その後、エグゼクティブ・サーチ(ヘッドハンティング)に関心を持ち、転職した
エグゼクティブ・サーチは、日本では黎明期だったが、将来多くの人々がその重要性に気づくと確信し、選択した
感想
著者の妹尾さんの生き方を見ていると、自分の感覚・感性に絶大な信頼を寄せていたように感じます。不確実性を楽しんでいるような感じがしました。
家族は、このようなことを嫌がっていたのか、何とも思わなかったのか、本のなかには書かれていませんが、実際のところどうだったのでしょうか。日本での転職ですら家族が反対することもあるのに、ずいぶんと肝の座った家族だな、という印象を持ちました。
でも、上に立つ人というのは、明日どうなるかわからないような不確実性を楽しめるようでないと、務まらないのかもしれません。
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