【読書メモ】細谷功『「具体⇔抽象」トレーニング』20
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読書メモ
第2章 具体と抽象とは何か?
抽象化とは「次元を増やす」こと
「次元」:「自由度」の別の表現
→さらに汎用性の高い考え方ができる
→「変数」とも言い換えられる例:時は金なり
→時間とお金という概念を一段階抽象化することで、(何かを実現するための)リソース(資源)ととらえることができる
→意思決定に膨らみをもたせられる例:企業経営における計数管理(3次元の管理)
→コスト(コストを最小化)+プロフィットセンター(利益を最大化)+インベストメントセンター(生涯利益を最大化)
感想
「次元を増やす」は、確かに、「変数を増やす」と言い換えることができます。これは、関数をグラフに落としたときのことを考えると、理解できると思います。
次元を増やすことができると、線が面積に、面積が体積に捉えることができます。つまり、「より多くの面積、より多くの体積にするには、変数をどう調整していくか」という観点を得ることができます。それにより、施策の決定の幅を広げることができます。
変数をあまり多くしすぎると収集がつかなくなってしまうと思いますが、ある程度、変数の数を絞ると、決定の選択肢を広げることができると思います。そのときには、重回帰分析の手法が役に立ちそうです。
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