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【読書メモ】アクセンチュア 消費財・サービスグループ著・上原優編著『外資系コンサルのリサーチ技法(第2版) 』12
読んだ本
読書マインドマップ
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読書メモ
第2章 10のリサーチ技法①『情報をさがす編』
ルール:専門書は精読せず、頭の中にインデックスをつける程度に読み流す
業界本で概観を掴む→テーマに特化した専門書を読む
深く内容を理解するまで精読することはしない
"使えそうな情報のインデックス"(目次)を頭の中にいれておくようにする
→記載されているページには、後で参照できるよう、付箋を付けておく程度にするのが、ちょうどよい読み方証明したい仮説やほしい事実が明確になった時点で、改めて必要な箇所のみ個別に深堀りして読み込む
ルール:同一のテーマで最低3冊は読む
テーマごとにどんな論点があるのかの肌感覚を養う
→同一のテーマで少なくとも3冊程度は読むいかなる文献も著者のバイアスがかかるため
1冊だと情報の網羅性が担保されないため
テクニック:"参考文献"リストが充実しているかを確認
いずれのタイプの文献にも、選定する基準として意識すべきなのが、"参考文献の充実度"
多種多様なソースから書かれているため、信頼性が高いため
さらに深く調べる際に参考となる情報ソースを一気に広げられるため
感想
最初から本の内容を全部覚えてしまおう、と考えないほうが、かえって本の内容を覚えているものなのかもしれません。自分自身の経験では、興味を持って読んだものが、いちばん記憶に残っています。よくコンサルタントになれる人の条件として「好奇心」が挙げられますが、何でも楽しめるからこそ、読むものが記憶に残ってしまうのでしょう。
入門書を3冊読むようにとありますが、1冊目は定評のあるものにしたほうがいいと思います。それと、3冊を同時に読んだほうがいいと思います。どうしても、最初に読んだ本がアンカー(基準)となってしまうからです。
文献の充実度も、ただ、文献の多さだけをみるのではなく、どんな文献を使っているかを見ます。ひどい人は参考文献が自分の著作物がほとんど、ということもあるので注意します。
例えば、研究の進展が速い医学の本で、論文が一本も引用されていなかったり、引用されていたとしても英語の論文がなかったりしたら、別の本を探したほうがいいかもしれません。医学論文は英語で書かれることが多く、PubMedを検索して探すことが多いからです。
でも、読み手としてではなく、書き手として読書術を読むと、いろいろ発見があります。読み手が何を意識して読んでいるかがわかるからです。読書術の本を一通りさらってみると、本がどんな目的でどんな読まれ方をされるのかがわかると思います。
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