【読書メモ】山田悠史『最高の老後 「死ぬまで元気」を実現する5つのM』28
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第4章 Multicomplexity（よぼう）
こうすれば「最高の老後」⑤
病気を防ぐ食生活
「適切な栄養」とは、年齢や治療中の持病、嗜好などによって大きくことなる
一般的に、高血圧や肥満、心臓や血管の病気、がんといった頻度の高い病気を防ぐ可能性が高いと考えられる食生活の代表例が、DASHダイエットや地中海式ダイエット
DASHダイエット："Dietary Approaches to Stop Hypertension" （高血圧を止めるための食事のアプローチ）の略。1日に、果物、野菜、低脂肪乳製品を摂取し、塩分を控える。脂肪からの食事摂取量を25%未満とする
→大腸がんや心血管リスクの低減の関連性が示される地中海式ダイエット：果物、野菜、全粒穀物、豆腐、ナッツ類、種子類を多く含む。脂肪の重要な供給源に、オリーブオイルを含む。魚、鶏肉、乳製品は、少量から中程度を摂取（いわゆる赤肉（牛肉、羊肉）はほとんど食べない）
→心血管疾患のリスク低減との因果関係が示される
一般に、特定の食品や食事法と、健康との因果関係を明らかにするのは難しい
次のようなことが根拠とされている場合が多い
机上の空論（例：この食品には多くのビタミンCが含まれているので、抗酸化作用がある。だから健康によい）
→実際にはどれだけ接種すればよいのか、「抗酸化作用」というものがどのように体を守ってくれるのか、示されていない経験談
→因果関係を保証しない）
「これを食べれば病気が治る」という食品はほとんど知られていない
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