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【読書メモ】吉田満梨, 中村龍太 『エフェクチュエーション』47
読んだ本
読書マインドマップ
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読書メモ
第8章 エフェクチュエーションの全体プロセス
「非予測的コントロール」によって存在しなかった市場が紡ぎ出される
エフェクチュエーションの全体プロセス
最初の時点
会社を辞めようと考えてはいなかった
すでに持っているユニークな手段を使い、実行可能な行動を着想
「誰を知っているか」を活用しながら、無理のないリスクの範囲で、アイデアを形にした
想像以上に成功した結果から、コミットメントが高まる
アイデアが具現化されて形になっていくプロセスは、必ずしも直線的に進むとは限らない
→偶発性を取り込み、結果として大きな方向転換を経験することがある重要なのは、予想を超えた外部環境のフィードバックを得たとき、翻弄されたり、事前の予測や計画に固執しないこと
→その場・その瞬間でコントロール可能な活動に集中するアイスホテルやアイスバーは、非予測的コントロールの帰結
感想
最初は無理のない範囲内(=リスクを取れる範囲内)でのコミットメントですが、想像以上に成功することによって徐々にコミットメントを増やしていく、ということでしょうか。起業は背水の陣の覚悟で臨まなければ成功しないという話もありますが、アイスホテルやアイスバーの例を見る限り、そういうことでもないことがわかります。
予想外の出来事に翻弄されたり、事前の予測や計画に固執しないこと、といいますが、まさしくその点が難しそうです。マインドとしては、正解主義に陥らないということでしょうか。風や波をうまく利用して乗る感じ、というとわかりやすいと思います。
その場でできることをした結果が成功につながっている、というのが、エフェクチュエーションの感覚なのだと思います。
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