【読書メモ】ジェリー・Z・ミュラー 『測りすぎ』03
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読書メモ
はじめに
実績基準、説明責任、透明性の意図せぬ好ましくない結果が、多様な業界で繰り返されている
グーグルのNgram
説明責任:1985年以降もゆるやかに上がり続ける
測定基準、ベンチマーク、実績指標も、同じパターンを示す
説明責任基準という美徳が誇大宣伝されていて、代償が過小評価されていると、本書は主張する
測定基準への執着をどうすれば避けられるか、その痛みを軽減できるか、について、原因、症状、予後を、本書は診断する
感想
測定が説明責任と併せて語られていることに注意を払わなければならないと思いました。客観的でどんな人でも納得できる説明といえば、やはり、数字ということにはなると思います。
定量的なものでのみ判断し、定性的なものを主観的といってバッサリ切り捨てるのなら、やはり、それはそれで問題であるかな、と思います。何でも数値化できると錯覚してしまいますが、数値化できないものはたくさんあると思います。それを知ったうえで測定された数字を見るかどうかで、測定基準への執着の度合いは変わるのではないかと思いました。
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