自己紹介~Wellbeingを志す~
身体的・精神的・社会的の「よい状態」であるWellbeingを志すイメージコンサルタントのあべりかと申します。
noteを初めて1カ月が経ちました。「Wellbeingを知ってもらいたい」その願いを叶えるために、もっと積極的に発信していこうと気持ちを新たに自己紹介を更新しました。この「Wellbeing」に辿り着いた軌跡をご一読いただければ嬉しいです。
リカちゃん人形にはなりたくなかった
私の父は玩具メーカーで働いていました。
私は、この著者であり、初代リカちゃん人形の開発者である父から、「りか(里香)」と名付けられたのです。
私より7年先に生まれた「リカちゃん」は世間に浸透していました。
物心がついた頃から「等身大のリカちゃんなのね?」と声をかけられるようになりました。周囲の期待と好奇心を常に感じる日々。
いつからか、私はいつも一緒だった「リカちゃん」と離れたくてたまらなくなりました。
そして、本当に「なりたい自分」を求め、決められたイメージではなく自分の個性を活かすファッションの魅力に夢中になり、ファッションの世界に進むことを決めます。
洋服好きからイメージコンサルタントへ
大学を卒業後、アパレルメーカーに入社をしました。
自分に不足しているものを埋めるため、ひたすらに知識を詰め込みました。心の奥底にある「リカちゃんと距離を置いておきたい」という気持ちは、色彩やパーソナルカラー、マーケティングの勉強の意欲を加速させていきます。
しかし、気づかないうちに心身の限界を超えてしまい、メンタル面から体調を崩しました。
休息期間を経て、前職で最も面白いと興味を持ったパーソナルカラーの会社へ転職。
そこで、「色・スタイリングと個性の関係」の理解を深め、さらに外見と行動の中庸となるものの必要性を感じ、仕事とは別に伝統礼法を学びます。
その後、イメージコンサルティングをこれまでのキャリアと知識の総決算として学び、起業をしました。
イメージコンサルタントとしての職歴はこちらをお読みください。
そして、お仕事をさせていただく中で、お客様のスイッチが変わる瞬間を何度も見るうちにある疑問が沸きます。
「印象が変わる瞬間、その人らしさが花開く瞬間、もっと内面の深いところで何かが起こっている。それは何?」
自己理解・自己受容・自己表現による解放
「印象やイメージと個性の関係」とは何かを求め、筑波大学大学院 人間総合科学研究科 生涯発達専攻 カウンセリングコース(博士前期課程)に入学しました。
心理学・カウンセリングを学ぶ一方、それは私自身の自己理解を深める作業でもあり、目を背けていたものと向き合う時間でもありました。
私の行き詰まった様子を見た指導教授が私にこう投げかけます。
「あべさんはどうしてそんなにイメージとか印象にこだわるんですか?」
その質問は、「リカちゃん」との距離感がわからずに、幼少期から「リカちゃん」を超えようとがむしゃらに走ってきた私のターニングポイントとなりました。
リカちゃんを再現しなくてはならない
私らしさはどこにあるのだろうか
と思い続けた日々からの解放でした。
これまでの私の行動は「リカちゃん」としての社会的役割を無意識に果たそうとしていたのだと社会心理学の観点から分析できたのです。
心理学を通して、俯瞰して自分を見れたことで、新しい道が開き、次々と求めるままに学び続けました。
◆修士論文:名刺交換における性格判断の正確性
◆学会発表(いずれもポスター発表)
「交感する名刺交換」日本心理学会 第82回大会 2018年
「Examination of the process of accurate personality judgment in business card exchange settings」
The 32ed International Congress Psychology 2021.7月
◆公認心理師 2019年2月取得
◆精神保健福祉士 2020年4月取得
自分にまつわる「イメージ」がもたらした経験は、カウンセリングの視点でいうならば、「自己理解を深め、自己受容ができ、本当の自己表現としての解放」の過程であり、イメージの「自分軸」を作る重要なプロセスだとわかりました。
独自のメソッドでWellbeingを広めたい
「ご自分の印象やイメージについてどう思いますか?」
私がお客様に必ず最初にする質問です。
「悩んでいることはないですか?」とお聞きするよりも、ずっと話しやすいためです。
この印象やイメージの介入のしやすさを利用し、隠れている課題を一緒に探していきます。
さらに、社会心理学をベースとしたイメージコンサルティングのスキルとカウンセリングを合わせた独自のメソッドで、目的に応じたコンサルティングを提供させていただいています。
このメソッドの根底となるのが、身体的、精神的、社会的に「よい状態」であるWellbeingです。
すべてを共に「よい状態」にすることは一見難しく感じるかもしれません。
けれど、この3つは連動しているため、どこにアプローチをかけても影響を受けます。
私はこのnoteを通して、イメージコンサルティングのスキル、心理学の知識、和の文化や美容・健康に関する情報を発信してまいります。
Wellbeing*
・身体的にも、精神的にも、社会的にも「よい状態」であること
・「個でありながら共」という日本的なwellbeingを基本としています。
『わたしたちのウェルビーイングをつくりあうために』(2020、BNN)を参考
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