短歌 キバナコスモス---色の表現
風にゆれ我にとびこむコスモスの朝日色にし区切りの日とす
Cosmos
swaying in the wind,
and flying to me
with the morning sun’s hue…
I make today a boundary day
( C)2024Rika Inami 稲美里佳
じつは、この一首はキバナコスモスの色の表現に悩みました。
オレンジ系のキバナコスモスですが、できたら日本の伝統色で表現したいと思いました。
伝統色のサイトで調べると、黄丹(おうに)色がぴったりしていると思いました。
が、Google のsearch AI によると、
「黄丹色は、皇太子の袍の色とされ、天皇の御袍の色である「黄櫨染(こうろぜん)」とともに「絶対禁色」でした。皇太子の地位を意味する太陽の色を表現しているともいわれています。現代では、雛人形などに黄丹色が見られます。」
他の色について書いてあるサイトでも同様の事が記載してあります。
となって、私は非常に悩みました。
私ごときの短歌に「黄丹」ということばを使ってよいものか、不遜極まりないことではないか……
どうしようか......さらに調べると、「黄丹色」は太陽が昇る色、ともヒットしました。
これだったら構わないのではないかと思い、4句目に「朝日色」と入れ、漸く落ち着いた次第でした。
尚、初稿は以下のように詠いました。
:
風にゆれ我にとびこむコスモスの彩(いろ)あざやかにし区切りの日とす
:
「彩(いろ)あざやか」よりは、具体的な色名を入れたほうが、写真無しで表現する場合、読み手に訴えるのではないかと思い、改稿した次第でした。
今朝はキバナコスモスに出会えて元気をもらいました。
結句について、何の「区切り」かは秘密です🤫
さて、note を開始して10日ばかり経ちました。
なんとなくSNSとしての傾向がわかってきた感じかなというところです。
気軽に書く分にはまあまあ良いかなと思います。
軽く、いきます。
私にとって、こういう事は重く考えると長続きしないものです。
「〜しなければならない」は私にとってストレスになり、仕舞いには体調不良になったりします。
気分が乗らない日は休み、休み休みでいきたいと思います。
短歌についても、始めてからかれこれ20年以上経ちました。振り返ると平成15年( 2003 )にはホームページビルダーでホームページを作り、WEB上にあげていたものです。
インターネットのプロバイダーがOCNで無料でホームページ作成のサービスを提供してくれたせいもあり、OCNがそのサービスを停止するまで続いていました。
が、肝心の短歌の方は最初は夢中になり、短歌誌や短歌新聞を購読し、一生懸命に詠っていましたが、いつしか熱がさめしばらく休んだりもしました。
気が向くと、また作ったりで、こんな調子で20年余りの月日が流れました。
物事を長く継続するという意味では、これで良かったかなと思っています。
何事もストレスを感じないやり方が継続の秘訣と思っています。