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【育児日記】見守りたいけど無理!きょうだいげんかに振り回される母の本音
平日、土日問わず我が家の娘2人はしょっちゅう喧嘩をしている。
佐々木正美先生の「育てにくい子」と感じたときに読む本の中に
「兄弟ゲンカは、”スポーツ”です。いいも悪いもない。親が下手に価値判断すると必要以上にこじれるだけです。」
という一説がある。私はこの言葉をお守りのように心に抱えている。
だけど、放っておけばよいという言葉に反して、いつも口出しをしてしまう。私の価値観を子どもにぶつけてしまう事を止められないでいる。
まず、あの声が駄目だ。
喧嘩が始まるといつも「スポーツをしてるだけ。今日こそ放っておこう」と思うのに、エスカレートしてくると響きだすキャンキャンとした声に、耳がやられてしまう。
離れてもなお聞こえてくるその声にイライラしてしまい、つい口出しをしてしまう。
私もまたキャンキャンとした声で注意するので、娘が喧嘩をしているときの我が家はペットショップかドックランのようだ。
ちなみに旦那は娘2人が喧嘩をしていても全く気にならないそうだ。
「ゆいとがなんで怒るのかよくわからない。喧嘩してる声も可愛い。」との事。私には彼の言っている事の方が分からない…。
キャンキャンした声のほかには、兄弟げんかならではのくだらない理由にも腹が立つ。
うちは特に次女がわがままガールなので、長女にちょっかいを仕掛けては思うように相手してもらえないと逆切れしている。ほったらかしていればいいのに、長女も若干幼いところがあるので、保育園児と対等になって喧嘩をしている。
昨日は工作用にとっておいた目薬の空き箱をどちらが使うかでもめていた。同じような空き箱は他にもあるのに、だ。
同じものが同じだけないと喧嘩をする。分け合うとか譲り合うっていう言葉が彼女たちの中にないわけではないと思うが、そういう姿を見るのはかなりまれだ。
こういう喧嘩は本当に多くて、そのたびにげんなりする。
だからつい言ってしまったのだ。
「小学校高学年にもなるのに、保育園児と一緒になって喧嘩する必要があるのか」と。
私は「お姉ちゃんなんだから我慢しなさい」と言われ育った。こんな理不尽な言葉はないと思う。なので子ども、とりわけ長女には「〇〇なんだから我慢しろ」とは言わないようにしていたのに…
長女はむっとしていた。
後になってこれも同じことだよな。と反省した。
私に注意された後、お互いに背を向けて遊んでいたが、だんだんと距離が縮まり、最終的には喧嘩をしたことなど忘れて笑いあっていた。
そうなんだ。こどもの喧嘩などその程度のものなのだ。
感情を爆発させて言いたいことを言いたい音量で言いたいように言うだけで、その後遺恨が残るなんてことは全くないのだ。だから、佐々木先生も「スポーツなんだから放っておけ」というのだ。そんなことわかり切っていたのに、私は自分の感情をコントロールできず彼女たちをいつも傷つけてしまうのだ。
自分がやられて嫌だったことを、無意識に子どもにしてしまう。それが一番反省すべきことだと思う。
昨日は土曜日、今日は日曜日。
子どもと過ごす時間は長い…。
そんな日はいつも願ってしまう。
「今日はいいお母さんでいられますように。ふいに出た言葉で子どもを傷つけたりしませんように。」
子どもたちが安心できる家にできるかどうかは私の心持ちにかかっている。
今日の私は反省ばかりだけど、明日こそはもう少し彼女たちを信じて見守ることができるようになりたい。
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