病院嫌いの父親から学んだことって、あるのかな?
私の父は、筋金入りの病院嫌いだ。
私自身の更年期のことを記事にしていて、その事を思い出した。
こんな事で思い出すのも珍しいと思ったので、今日は父のことを書いてみようと思う。同年代の父親や祖父、または介護施設の利用者さんをお持ちの方にご笑納いただけたら、幸いです。
私が実家にいた頃、父は盲腸の手術と軟式テニスでアキレス腱を切った時に入院した。病院に見舞いに行った記憶はないので、さっさと退院してきたのだと思う。
盲腸は痛くて我慢できなかったのだろう…
アキレス腱を切ったら、さすがに歩けないから仕方なく手術を受けたに違いない…
それ位、頑固ジジイ
こうと言ったら、デコでも動かない
病院を勧めると、逆ギレして怒りだすから始末が悪い
口ぐせは、「私なりにやるから、スキにさせてほしい」
そして、「誰にも迷惑をかけずに死ぬから」
ちなみに、
父なりの方法
その1:栄養ドリンクを日に何本も飲む⇒数年前に、心臓発作を起こして救急搬送された。
父なりの方法
その2:80歳を過ぎても屋根に上って作業をしたがる。「申年|《さるどし》生まれだから、大丈夫だ」と自慢していたが、時期不明の腰痛骨折が見つかり入院。どうやら転落したことを黙っていたらしい( 一一)
猿も木から落ちるのだよ。
コロナ禍で誰にも会えなかった父は、しびれを切らして「早く退院させろー!」と大暴れ。病棟のブラックリストに載ったらしい…(^-^;
誰にも迷惑かけないって言ってなかったっけ…?
それでも、父は生きている。
迷惑かけまくって、生きている。
そんな父を見ていると、思うことがある。
戦争下を生き抜いてきた人たちの強さと弱さ、こころのバランスの極端な感じ。戦争の話は、父からは聞いたことがない。おそらく、トラウマを抱えながら懸命に生きてきたのだろう。
こんな風に思えるようになったのは、TIC(トラウマインフォームドケア)を学んでからのこと。それまでは、「どうしてうちの父親はこんなに怒りっぽいのだろう???」と思っていた。
今となっては、もう父にどーのこーのいう気もなく、その生きざまを離れたところから面白がらせてもらう事に決めている。
近くにいてお世話してくださる皆さまには、ほんと感謝に尽きません🙏
父から学んだことがある
他人は変えられない
だから、相手に期待しないことが解決策になることもある。
とことん、ぶつかる!という選択肢もあると思うが…
私はそこにエネルギーを注いて疲弊するのは、イヤだな。
もっと違う事に、エネルギーを注ぎたい!
長くなったので、今日はこの辺で^^
お読みいただいて、ありがとうございました。