「わたしに無害なひと」チェ・ウニョン著 亜紀書房
ふと、「あの本、読みたいな」と思う時がある。「読みたい!」と思って買う時は、たいてい何冊もまとめ買いするので、そのまま読まずに本棚に入っている本がある。チェ・ウニョンさんの本もそのうちのひとつだった。
昨日ふと、「読みたいな」と思って手に取った。やわらかい緑色の本。そして、1番最初に書いてある「日本の読者のみなさんへ」を読んで、私は泣きそうになってしまった。
ここに書くにあたり、胸に響いた部分を引用しようかと思ったけれど、どこからどこまで引用すればいいかわからなくなった。