言葉選びの難しさ
先日、
毎日行くスポーツクラブのお風呂で首のストレッチをしていたところ、
あまり会話をしたことがない方から、
「美意識高いですね」と声をかけられました。
その時に、
私の動きを真似るようなジェスチャーをしながら。
彼女は悪気はないのでしょうが、
あまりいい気持ちはしませんでした。
冷やかされたような気持ちを抱いてしまったのです。
私の心が狭いのかもしれません。
ですが、
私が首のストレッチを毎日している理由は
過去瀕死の重傷だった椎間板ヘルニアの予防目的です。
当時、
カイロの先生から毎日行うように言われたストレッチを
回復して6年近く経過した今も続けています。
なぜなら、
まだあの頃の痛みが忘れることが出来ず、
恐怖心があるからです。
カイロの先生曰く、
私の椎間板ヘルニアの初期原因は首からきていると指摘されました。
ストレートネックのせいもあり、
背骨の動きが悪くなりやすく、
挙げ句運動不足で背骨に柔軟性がほぼなかったため、
最終的に腰椎4番と5番の間の椎間板が潰れ、
突き出た椎間板が神経にグッサリ刺さってしまったのです。
背骨は頸椎(首の背骨)7個、
胸椎(背中の背骨)12個、
腰椎(腰の背骨)5個で、合計24個。
この積み重なった小さなパーツ同士、
屈曲、回旋をすることで動きが可能になります。
また、
この小さな積み重なりにはある程度間隔が必要で、
その感覚が狭くなることでも
首や腰に痛みが発症してしまいます。
私の場合、
間隔の狭さと動きの悪さが重なり、
椎間板ヘルニアになってしまいました。
屈曲、回旋を損なわないために
毎日ストレッチポールに乗りメンテナンスを行います。
お風呂の中では首のストレッチをしたり、
股関節のストレッチをする目的は、
背骨同士の間隔が狭くならないように予防目的です。
こんな背景が合ったため、
「美意識高いですね」の言葉に少し嫌な感情を抱いてしまったのです。
その後、
“自分はこのような言葉を他人にかけていないだろうか?”と
不安になりました。
誰かの動きや動作を目にする時、
“健康のため” “キレイになるため” “筋肉をつけるため”
など、決めつけていないだろうか?
この女性からの言葉は
少し嫌な感情にはなりましたが、
大切な気付きを与えてくれたように感じます。
先入観の怖さを改めて考えさせられました。