鍼治療からの学び

今日も新しい学びがありました。

最初の触診の際、
初めて胸鎖乳突筋を指で摘まれ、
少し揺らされました。
“ちくわ”でもつまむかのように。

「痛い」
と声が出るほどの感覚。
かなり固くなっていました。

胸鎖乳突筋は、
耳の下辺りから
首の前側に走る筋肉。
長時間のPC作業や、
スマホなどで縮みやすい筋肉なので、
凝っていない人はいないほど、
疲労しやすい筋肉です。

昨日も新幹線の中で
ずっとPC作業をしていたため、
凝り固まっていたようです。

「自律神経の疲れも出やすい場所です。
この部分を緩めてあげることで、
リラックス効果が得られます。
硬すぎる場合、
交感神経が働きすぎて緊張状態が続くことがあるので、
この部分をしっかり解しますね」
と、
ピンポイントに鍼を打ってくれました。

私もエステティックの施術をする際、
この部分は念入りに解します。
ですが目的は、
・首コリの緩和
・姿勢の矯正
・リンパドレナージュによる顔のむくみの緩和
が主でした。

オイルでマッサージされることでの
リラクゼーション効果は知っていましたが、
胸鎖乳突筋を緩めること自体が
自律神経を整える効果があるとは
知りませんでした。

確かに、
治療後は、
いつもより体の緩みを感じ、
何より眠い。
鍼治療後に眠くなることはあまりなかったのに。

リラックスしたことで
副交感神経が優勢になり、
眠気を感じたのでしょう。

自分で施術する際は勿論、
技術を教える時も、
この効果を伝え、
今まで以上に
丁寧に・大切に触れるよう
伝えていこうと思いました。