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Instagramでも大変好評だった「更年期」と「美容」の赤裸々トークを、noteでも展開させていただきます。

猪越理恵のInstagramはこちら。

是非ご参考になさってください。

読んでくださった女性の皆様へ、
これからも輝き続けていただくために。
読んでくださった男性の皆様へ、
周りにいる女性に優しく寄り添っていただくために。
人生で避けられない【更年期】について私の体験談を
お伝えさせていただきたいと思います。

猪越理恵 経歴

1971年生まれ 50歳
初潮10歳(小学4年生)
10歳〜16歳頃まで生理痛がひどく、月に1回は早退
17歳以降辺りから生理痛にも慣れ始めてくる(薬は時々服用)
27歳結婚
27歳子宮外妊娠
30歳離婚(子供なし)
以降、再婚や出産の経験無し
現在に至る


それは急にやってきた。

2018年5月頃(47歳前半)
小学4年生で初潮を迎えてからずっと安定して周期的だった生理のリズムが狂い始める。
(周期が長くなり不定期。だいたい2~3ヵ月に1回のペースに)
しばらく来ないなと思い、生理用品を処分しようかな?と思うとまた来る…
こちらの思いを見透かされているようで、敵わない。
おまけに、このころ老眼も同時に始まる。
今思えば、体の色んな変化が訪れた時期だったのかなと感じます。
とにかく慌てず、可能な限り受け入れて笑いのネタにすることが、私の対処方法でした。
老いの小話は、飲みの席ではなぜかほっこりするんです、「ああ、ついに来たね~」とか、お互い労り笑いながら。
この頃は気持ち的に、落ち込むことや感情的になることは全くありませんでした。

2019年4月頃(48歳前半)
更に生理の周期に乱れ発生。
(2ヶ月来ないと思えば、やっと来て、来たと思うと、終わった翌週にまた来る…)
周期が早まり始めると、もう予測不可能
まるで、花火大会終了間際の打ち上げ花火連打のようでした。
この頃もまだ、心は平気でした。
いっそ、最後は青い1滴が出て[おしまい]って知ることができればどんなに楽だろう…
など思いながら過ごしていました。

2019年9月下旬(48歳後半) ある日突然のホットフラッシュ
一瞬暖房を感じたり、ライトの下で光を感じるとテキメン。
瞬時に汗が吹き出す。
吹き出す直前の熱の籠り方が不快で、全身が破裂するようなイメージ。
汗が出始めると噴水のよう。腕からも滴る勢い。
周りの人はダウンベストやジャケットを羽織っている中、一人ノースリーブで保冷剤を抱える日々で、とにかく恥ずかしい。
そろそろ気持ちに落ち込みや悲しみ、焦りが出始めてきました。
さらに夜の寝汗が尋常ではなく、深夜に3〜4回、布団をはがし体がキンキンに冷えるまで待つ→震えながら布団をかける。このような異常行動に。
寝汗で1〜2時間おきに目が覚めるので、疲れも取れず、体調も悪化してきました。

2019年10月下旬
体調を崩し39度の熱を出し、仕事も1日休んでしまう…(因みに入院以外、仕事を休んだ記憶がないタイプの性格です)
相当落ち込みました。
その頃から、スキマ時間には“更年期・ホットフラッシュ”“更年期対処方法”など、無意識に検索を繰り返していました。
・アロマセラピー
・多種多様なサプリメント
・更年期症状を緩和するストレッチやヨガ
などなど。
同じサイトを何度も繰り返し読んだり、サプリメントのお試しを注文したり。
気づくと、“ホルモンアドバイザー養成講座”の資料請求までしていました。

初めての受診

笑いに変換するのにも限界を感じ、いよいよ更年期専門外来の受診を決断。
まず、カルテに必要情報を記入後、今の体調をチェックするための診断チャートを記入。3枚ほどのボリュームのある、大変細かい診断チャートでした。
はじめての診察で血液検査による女性ホルモン量を調べるための血液検査を勧められる。正確なホルモンデータを知ることで、その人に合う治療方法が選べるからだそう。この検査は生理の2-5目が一番正確な数値が計れるとのことで、次の生理がいつ頃来るのか、エコーで卵巣検査。「子宮内膜の厚みが殆どないので、しばらく生理は来なそうですね」
因みに、受信した時は既に3ヶ月ほど生理がない状態でした。
まずは漢方治療を初めてみましょう!ということで、最初の診断チャートに沿って<加味逍遥散>を3週間分処方してもらいました。
《おくすり》
・加味逍遥散

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「検査の結果、3週間以内に生理が来る可能性は低いのでその場合は3週間後に血液検査をしましょう」ということで、3週間後に予約。

2019年11月中旬
生理はやはり来ず。
私の症状には穏やかな漢方の効き目は物足りず、絶賛ホットフラッシュ継続中でした。
先生に漢方では効果が感じられなかったことを伝え、さらに生理が来なかったことも含め、相談の結果ホルモン治療を始めることにしました。
まずは3週間。

《おくすり》
・プロベラ錠2.5mg(メドロキシプロゲステロン酢酸エステル2.5mg)1錠/日

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・エストラーナテープ0.36mg
 2日に1度、貼り替え。
 かぶれないように保湿剤を使用してから下腹部に貼付。

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先生の説明はとても親身で丁寧で[Diary]という名の更年期手帳をくださいました。手帳には薬を飲むタイミングと出血量を記入するグラフが着いていて、毎日記入するタイプです。

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その後血液検査。ホルモン治療をする場合、血栓の可能性があるそうで、血栓の可能性も一緒に調べるための血液検査ということで、コップ2杯の水を飲んだあと10分後に採血。
本当に至れり尽くせりの親切な病院に出会えたことに感謝の気持ちでした。
薬の効果はありました。
治療を始める前に比べて、ホットフラッシュの回数が圧倒的に減少しました。

更年期と私


2019年12月初旬
検査結果発表。
生理、妊娠に最も影響を及ぼす2代ホルモン<エストロゲン><プロゲステロン>がほぼ無いことが確定!

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先生の説明がとても分かりやすく、且つ面白く教えてくださり、思わず吹き出してしまいました。
「ホルモン分泌の指令は脳からの指示で、その指示を受けて卵巣で分泌されるの。あなたの脳は子宮に必死で妊娠しなさい!て言っているのに、卵巣が絶対嫌だって言っている状態。卵巣に言うことを聞いてもらえない脳が感情的になって、イライラしたり感情的になるケースも多いんです。またアンバランスから自律神経が乱れ、疲れが取れない、不眠、原因不明の蕁麻疹など様々な症状が出る場合があります。ホットフラッシュ以外のそういう症状が少なくて良かったわね!」

分かりやすくて、面白くて、妙に納得し、安心感さえ感じました。
“脳と卵巣の喧嘩”
だから、アロナセラピーやヨガ、ストレッチなど、自分が心地よくなることで心の平穏を取り戻すことが効果的と言われているのかな〜などと、今まで目にした情報も冷静に納得しました。
血栓の可能性は安心数値。
同時に甲状腺機能も検査してくださり、こちらも安心数値。
いよいよホルモン療法継続確定です。
前回の貼るタイプはお風呂が趣味の私のライフスタイルには合わなかったため、
ジェルに変更。

《おくすり》
・プロベラ錠2.5mg(メドロキシプロゲステロン酢酸エステル2.5mg)1錠/日(前回と同じです)

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・ル・エストロジェル0.06% 80g お風呂上がり二の腕に1プッシュ塗布

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  さらに、印象的だった先生の言葉が、「ホルモン療法はこの数年、ポピュラーで取り入れやすい治療になってきました。また骨粗鬆症の発生を抑えたり、アルツハイマーの予防にも効果的であるという臨床結果も見られるようになりました。更年期を年齢のせいと諦めずに、自分にあった治療方法を見付けて、いくつになっても元気で行動力のある活動的な人生を楽しめる時代で羨ましい。」

先生も更年期の時期、辛かったそうです。だからこそ、真摯に向き合って親身に寄り添って下さる先生に出会えたことは、私にとって最大の幸せだと痛感しています。

2021年10月現在

最後の生理は
1回目の緊急事態宣言の2020年4月7日
体も初めての宣言に驚いたのでしょうか?
未練があるわけではありませんが、
まだ生理用品関連は捨ててはおりません。
でも、おそらくもう使用することはないでしょう。
更年期症状は未だ継続中。
ですが、ありがたいことに
ホットフラッシュのみ。
大量発汗も受け入れ、
今は通院もなく薬も飲んでいません。
周囲からは、
「とても更年期中には見えない」
「どうしたらそんな風に心のバランスを保ったままでいられるの?」
などと聞かれますが、
すみません、わかりません。
ですが一つ言えることは、
全くストレスがない生活を継続しているということ。
誤解のないように補足説明を加えるならば、
この“ストレスがない”というのは、
自分で管理できる部分のみです。
仕事のストレスや日々のプレッシャーは
もちろんゼロには出来ません。
焦り、悩み、不安にかられ、落ち込み
ジタバタすることも多々あります。
だからこそ、
自分の生活だけは欲求を満たす。

私が日々の生活でどうしても欠かすことの出来ないこと。
それは、
・お酒
・お風呂(毎日銭湯通い)
・偏食
(炭水化物嫌い、激辛料理や珍味好き)

そして、新たな趣味も。
50歳という節目の年齢で新しいことに挑戦したいと思い、
『合氣道』と『麻雀』
を始めました。
どちらも強烈に難しく、
難しすぎてすっかりハマってしまいました。
合氣道のお稽古中は
更年期特有の大量の汗で、
毎回道着がビシャビシャになるほどですが、
それもまた心地よい。

私にとって更年期を一言で表現するならば
“パラダイス”
生理がないから、
合氣道の道着の汚れを気にすることもないですし、
長時間の麻雀もへっちゃらです!


これから更年期を迎える多くの女性が、笑顔で明るく前向きに更年期を迎えられるように、私の経験談が少しでもお役に立てたら嬉しいです。

いかがでしたでしょうか?

最後に少しだけお知らせです。

私の所属する美容総合企業サン・ティトルでは、29年の美容キャリア(コーチ歴17年含む)をもとに、様々な美容にまつわる企業様や個人事業主・独立開業を目指す方々をご支援しています。

是非、今回のnoteやこれまでのnoteに関心を持っていただき、猪越理恵やサン・ティトルにご興味がございましたら、是非お気軽にお問合せをいただけますと幸いです😃


美容スペシャリスト猪越理恵は美容業界歴29年、コーチ歴19年のキャリアを生かし、サン・ティトル株式会社を設立。大手化粧品会社や美容機器メーカーのコンサル・商品開発・メソッド開発・人材育成等を支援しています。 https://www.rie-inokoshi.com/