ダモ鈴木さん。
先日若いのにスコーピオンズ(ドイツのヘヴィメタル・バンド)の曲を歌っている学生さんがいて、そこから何となくダモ鈴木さんの事を思い出した。ホルガー・チューカイと言う個性的なベーシストが率いるCAN(キャンじゃなくてカンと読みます)と言うドイツの実験的なバンドのヴォーカリストだったダモさん。実はある先輩ミュージシャンがバンドでドイツにレコーディングに行った時(バブルの頃の話です)、現地でコーディネーターでついてくれた日本人のかたが「鈴木さん」と言うかたで、何日目かにメンバー間で「鈴木さんってダモ鈴木なんじゃね?」と言う話になり、ご本人に聞いてみたらそうだったのだとか。
そう言えば何故CANに加入する事になったのかとか、ダモ鈴木という名前の由来は何なのかとか、何も知らないなと思って今日wikiで調べてみた。するとなんと「ダモ鈴木」と言う名前はご自分で「ダメ男鈴木」と名乗っていたのだが、非日本語圏の皆さんには「ダメ男」と言う発音が難し過ぎて「ダモ」になったのだとか。いや〜、当時から「ダメ男」と言う言葉があったのにもビックリだが、ご自分で自分の事を「ダメ男鈴木」と命名する謙虚な姿勢が心の底から素晴らしいと思った。残念ながら直接面識は無いのだが、今年70歳だそう。これからも独特なスタイルでどんどん活動して行って欲しいなと思うし、僕もダモさんの謙虚な姿勢や世間の常識に捉われない自由な立ち位置を見習いつつ、今後も楽しみつつ頑張って行きたいな、なんて思う。
ちなみに若き日のダモさんの勇姿はこちらから。この曲の歌詞は英語ですが、曲によってはドイツ語や日本語もあるそうです「Paper House by CAN」。個人的にはプログレバンドでありがちな「延々と続く自分が歌わないパート」で踊りまくっているダモさんが心底素敵だなあ、と思います。
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