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【社員インタビュー】共感者求む!ITだからこそ感じる接続感(前編)

日本リックで活躍している社員一人一人を紹介する社員インタビューコーナーです!

さて今回は、2019年に中途入社した平田 幹博さんのお話を、前後編2回にわたって投稿します。現在はインフラエンジニアとして活躍中ですが、実はIT未経験だった平田さん。前職は運送業で、エンジニアとはかけ離れていました。しかし、一生続ける仕事がしたいという思いからITの世界に足を踏み入れたそうです。

未経験から入社された平田さんに、現在のこと、今後のことについてお話を聞いてみました。前編となる今回は、入社してからの参画プロジェクトや取得した資格についてのお話をお届けします。


――リックに入ってからの参画プロジェクトを教えてください。

平田:1つ目のプロジェクトは、クライアントがエンターテインメント系ネットワーク企業で、インフラチームにアサインされました。‌
2つ目が今参画しているプロジェクトです。クライアントとしては金融系企業で、インフラ向け開発プロジェクトにアサインされています。‌

――最初のプロジェクトは‌具体的にどのような業務でしたか?‌

平田:クライアント企業が受けた案件にてインフラ側でのサポートをしていました。‌ サーバーやネットワーク、ミドルウェアの運用保守や設計構築も少しやっていました。例えば、電子機器製造の製造事業所とセンター機能のインフラや、アパレル企業のEC・会員システムおよびBIシステムのインフラ、あと全国のIoT機器からの情報収集・提供システムのインフラのサポートをしていました。

‌――この案件がエンジニアデビューということですね。‌未経験から入って大変だったことは何ですか?

‌平田:大変だったこと…そうですね…。‌もうすべてが大変でした(笑)。

例えば、会議で周りが話してる言葉がわからないとか、固有名詞が何なのかわからないとか…。‌知識が足りないところがありすぎて、できないことも多いし、調べないといけないこともたくさんあるし、大変だったなぁという感じですね。

――大変だったとのことですが、なんだか楽しそうにお話されますね。会議で分からない単語が出た時はどのようにしていましたか?‌

‌‌平田:調べることもありました。でもとりあえず目の前にあることをやっていかないといけなかったので、わからないところはわからないなりに話を聞いて、できる限り覚えていました。また目の前でやらないといけないことに関しては調べながら進めて、徐々に自分のできることを増やしていく中で、「ああ、これはこんなこと言ってたのか」という発見を増やしていきました。‌

――日々、知識が定着していく感じですね。記憶に残るエピソードはありますか?‌

‌平田:記憶に残るエピソードでいうと、外国のサーバーと繋がりを感じた時ですね。クライアント企業の先輩から業務説明を受けた際に、「今、外国の事業所にあるサーバーにアクセスしているよ」と言われました。‌ネットワークでいうと、例えばアメリカのウェブサイトって簡単に見れますよね。その時ってどこにどんなサーバーがあるかは気にしないと思いますが、外国にある1つのサーバーと繋がってるという‌ITだからできる“接続感”というか、国境を越えて‌‌すぐに繋がっていて、こちらが何かをすれば向こうで何かが変わるというところが印象深かったです。

‌‌――当時は、どのような画面が見えたんですか?‌

‌平田:コマンドプロンプトでのTeraTerm接続の際にプラスでサーバー名が見えただけで、絵的にはかなり地味ですね…(笑) ‌コマンドの中の文字列から、わずかに現地を感じたという感じです。

‌これ多分共感は得られてないですよね!(笑) 技術者でも共感を得られないんじゃないかなと思ってますので大丈夫です(笑)

‌――現地を感じると聞くと、何となく風景が思い浮かんでしまうのですが、コマンドの中にというのがとてもリアルですね。

――1日の流れで言うと、当時はどのようなタイムスケジュールで働いていましたか?‌

‌平田:特にタイムスケジュールらしいタイムスケジュールはなかったのですが、朝夕のエラーログのチェックがあって、そのタイミングだけは同じ業務をしていました。その他はやることによって変わるので、曜日によって会議があったりなかったり…と、‌毎日こんな感じでやってますというものは正直ありませんでした。

――エラーがあった場合どのように対応していましたか?

‌平田:基本的にあまりエラーはないですが、エラーの際はリモートで作業を行って解決しています。どういったエラーかを調べて取り得る対応策があるかを調査し、手順書を作って対応をします。また、駆け付けるときは物理的に壊れてしまった時ですね。その際はデータセンターに行って業者の手配をして保守対応をしていました。

‌――データセンターの帰りに、飯田橋本社にもよく帰社していましたね。話は変わりますが、‌最初の案件の参画中にAWSソリューションアーキテクトアソシエイトを取られていますが、どのような経緯で取得したのでしょうか?‌

‌平田:元々キャリアの方向性としてAWSに興味があったので、勉強はしていました。ちょうど‌会社からもやってみたらと背中を押してもたったので、取得することにしました。

‌――資格取得に向けて、‌どのような勉強方法をしていましたか?

‌平田:オンラインで講座も配信していたので、活用しながら勉強していました。参考書1冊買うより安かったです(笑)

‌‌――期間で言うと、何か月くらいで取得できるのでしょうか?‌

‌平田:仕事をしながらゆっくり勉強していたら、半年とか頑張って三カ月というイメージですね。‌ 早い人だと1ヵ月や1週間で取れてしまうと思います。

‌――仕事に勉強に忙しい日々だったと思うのですが、資格取得後に、取ってよかったと思うことはありましたか。‌

‌平田:案件の中にはAWSを扱うものもあるので、知識があるとどのような構成なのか、どのようなサービスを使用しているのかをすぐ把握できるようになります。そのため、‌作業難易度が下がったことは良かったと思います。また、当初わからなかった専門用語を理解することができたので、会議に主体性を持って取り組むことができました

――プライベートではAWSを用いて開発しているものがあるのでしょうか?‌ ‌

‌平田:プライベートでは、WordPressというWebサイトを簡単につくれるようなソフトウェアがあるので、AWSでサーバーを借りて建てています。

もともと‌Webサービスを‌何かしらの形でやってみたいという気持ちがありました。WordPressには様々なWebサービス提供の形があるので、ブログを作成しています。‌あとは、友人のWeb系プログラマーに教えてもらい、PHPでフレームワークを使いながら簡単なホームページを作っています。‌なので、何かを定常的に動かしている訳ではないんですけど、環境として1つ持っておくと便利だと思います。

――‌現在のプロジェクトは具体的にどのような業務でしょうか?‌

‌平田:銀行のシステムを運用する為の機能を開発してます。以前はサーバーの設定や、‌ネットワークの設定をしていましたが、今の現場では他のチームが担当しています。

今いるチームはそれらを管理するっていうんですかね、運用するためのプログラムをShell scriptで書いています。‌わかりやすく言うと企業内システムの運用部隊みたいな人たちがいるので、その人たちが使いやすいシステムやその人たちが確認するための機能を作っています。‌

‌‌――Shell scriptのプログラム作業という事ですが、最初の案件と役割的に変わった部分はありますか?‌

‌平田:やること・触るところが変わりました。サーバーやミドルウェアという機能的なところから、コーディングベースになったところは大きな変化だと思います。‌

――‌現在対応しているプログラムはどのくらいボリュームがあるものなのでしょうか。

‌平田:今、おそらく対応している中で1番長いスクリプトに取組中ですが、1153行ありました。

‌‌――ちょっと想像できないでのですが、なんだか目が回っちゃいますね…。‌

‌‌平田:同じく目が回ってます(笑)

‌――Shell scriptはどのようにして身につけられたのでしょうか?‌

‌‌平田:shell scriptってベースはほとんどLinuxのコマンドが使われているんです。なので、Linuxの操作ができれば、自ずとshell scriptはできるんじゃないか?と思っています。ここは‌所謂プログラミング言語とは違う所ではありますね。

‌――‌ちなみに、平田さんが最初に身につけられたコマンドや言語は何ですか?‌

‌平田:shell scriptですね。あとちょっとPythonはやりました。‌

‌――‌Pythonも業務上で使用していましたか?‌

‌平田:そうですね。最初のプロジェクトで業務自動化する際に、‌Pythonを使って開発してましたね。‌


前編では主に、携わっていた業務内容や資格について、お話を聞いてみました。特に、資格の勉強方法は未経験の方に限らず、資格取得を目指しているエンジニアの方も是非参考にしてみてください!

後編では、日本リックのエンジニアチーム(ESG)についてや、休日の過ごし方等を聞いてみました。

後編もお楽しみに!


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