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放課後のメモリースケッチ

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教員時代に書いた学級通信をもとに実践を振り返りながら教育について考えています。
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2022年12月の記事一覧

53 教室は間違ってもいい場所 

学活の時間に「発言」について話し合いましたね。「どうして発言するとき声が小さくなる人が多…

しおりん
1年前
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52 思い出すのが辛い体験も

教師の世界はドラマとは違います。ドラマだったら50分で解決することも、実際はそうはいきま…

しおりん
1年前

51 鎌倉を歩く  

私が勤務した学校では班ごとに鎌倉の町を巡る「鎌倉班別自主行動」を実施していました。市内で…

しおりん
1年前
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50 いのちの重さとは?

1989年、埼玉県飯能市の霊園で少女の惨殺死体が見つかって数日後、学級通信に「いのちの重…

しおりん
1年前
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49 家庭訪問を終えて思うこと 

前回は家庭訪問の様子を書きました。今日は家庭訪問を終えて思ったことを書きます。 最近は家…

しおりん
1年前
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47 学校を動かすのは教師ではなく生徒たち

体調を崩してしまいました。生徒には体調管理をしっかりするようにと言っておきながら、私自身…

しおりん
1年前
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46 見ているけど見えていない 

ある年の暮れ、放課後に職員室で仕事をしていると近くの踏切で人身事故があったというニュースが飛び込んできました。現場の踏切は駅に一番近く、毎日多くの人が利用しています。私もよく通ります。学校にも近く、踏切を通って通学している生徒もいます。私は生徒が事故に巻き込まれたのではないかと不安になりました。 犠牲者は79歳のおばあさんでした。踏切を横断中に特急列車に跳ねられたといいます。即死だったそうです。翌日の新聞を読むと、おばあさんは足が悪いため踏切を渡り切れなかったということでし

45 わかってほしいことがあります:受験生のみんなへ

現在の入試制度がどのようになっているか、現役を退いた今の私には詳しいことはわかりませんが…

しおりん
1年前
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44 ケンタの三者面談                   

(事実をもとにしたフィクションです) 今日は三者面談の日だ。面談最終日のそれも最後ときて…

しおりん
1年前

43 生きるために祖国を捨てた人たち

1980年代の終わり、ベトナム難民の乗ったボートが五島列島に漂着したニュースが伝えられた…

しおりん
1年前
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42 先生ともっと話してみたら?

「〇〇くん、あとで職員室に来てくれる?」「〇〇さん、ちょっと話したいことがあるんだけど」…

しおりん
1年前
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41 「チクり」大歓迎!

授業であった出来事を担任に伝えたとき生徒に「先生、チクったでしょ」と言われました。言って…

しおりん
2年前
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40 自分の考えを遠慮せずに言える

正しいと思うことなのにそれが堂々と言えない。いけないことだと思っても素直に「いけない」と…

しおりん
2年前
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38 学校が人生を決めるわけじゃない:受験生のみんなへ 

志望校を固めつつある受験生のみんなに「ねえ、どうして高校に行きたいの?」「その学校に行くことってどんな意味があるの?」なんて聞いたら不可解に思うかもしれませんね。「この時期に先生何言ってるの?」と言いたくなるかもしれません。志望校に合格するために必死で頑張っている人ならなおさらそう思うでしょう。「今はそんなこと考えている余裕なんかない」と言うかもしれません。進路決定に向けてみんなが真剣なのはよくわかります。何が何でも受かりたいという気もちもわかります。でもそんなみんなにあえて