高速戦隊ターボレンジャー、第51話(最終話)「青春の卒業式🎓」
妖精封印地図を元に建築されたターボビルダーの下に大封印が存在していた。
「たわけ!ここまで来た事は褒めてやるが、暴魔大帝ネオラゴーンに勝とうなどとは、虫が良過ぎるわ!」
決戦の舞台は暴魔城。
そして、最終話のテーマは”想いの糸”
ネオラゴーンに立ち向かう力達。
しかし、強力なネオラゴーンの力の前に忽ち窮地に陥るターボレンジャー。
そんな彼らの前に現れたのは闇隠れの術で姿を眩ましていたヤミマルであった。
互いに命を削りながらネオラゴーンに立ち向かう彼ら。しかし、ネオラゴーンに大ダメージを与えられない彼らは再び窮地に追い込まれる。
尚、最終話の神セリフはそんなピンチに陥った彼らを奮い立たせた山口先生の言葉を拝借させて頂いた。
応援の形は一つでは無い。
ターボレンジャーが彼らだと知っていても、温かく見守っていた山口先生。そんな彼女だから、彼らに別な方向からアクションをかける事ができた。
闘いを含め、目の前の事に対する声援は、受け手は力は入るが抜く事は出来ない。
ネオラゴーンと相対した彼らの動きは硬かった。
山口先生の言葉を聞いた彼らは緊張の鎧を外す。
「皆!博士も言っていたじゃないか!18歳の時こそ、人生の中で一番美しく、最高の力が発揮できると!俺たち18歳!最後のパワーを今こそ見せてやるんだ!行くぞ!」
とネオラゴーンに立ち向かった彼らの背中には聖獣ラキアや妖精シーロン、太宰博士と山口先生と繋がった糸がハッキリと見えた。
信じる気持ちと仲間を想う気持ちの糸は太く、彼らはその安定した気持ちの中でネオラゴーンと相対する事ができた。
力にみんなの想いが乗っかったGTクラッシュは強い…
その攻撃で致命傷を追ったネオラゴーンは巨大化、結果的にスーパーターボロボのスーパーミラージュビームで撃破される。
一方、闇隠れの術で命を削り過ぎたヤミマルの精魂は尽きようとしていた。
そんな彼へも届いた愛の糸。
キリカはヤミマルへの愛を届け続け、そして遂に彼の心の奥底に光となって届く。
力達との思い出と共に。
赤い糸によって手繰り寄せられた事で暴魔城の爆破から助かったヤミマル。
彼らからは、もう憎しみは消えていた。
そして、力達を見つめる彼らの瞳は清らかで素直だった。
優しさの光は必ず心に届く。
どんなに深い暗闇にも。
そして、優しさは人を必ず救ってくれる。
助けたい想いが加われば必ず。