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高速戦隊ターボレンジャー、第40話「歩け!四国の子🚶🚶🚶…」
「人の世界と暴魔の世界。2つの世界を支配する事ができるのは、我ら流れ暴魔を措いて他にはない。我ら流れ暴魔こそが、人の血と暴魔の血を引いているからだ。」
暴魔蝙蝠ドラグラスに跨がり、瀬戸大橋の上空を飛んで四国の伊予三島市に出現したヤミマル・キリカ。
2万年もの間、水も無い荒野を歩き続けた時の想いを人間に味合わそうとエホンボーマの特殊能力を使い、呪いの絵本を人間界に広げていく。
″あるけ あるけ どこまでも…″とだけ書かれた赤い本。
洋平(ブルーターボ)がトシオ少年に送った泳ぎ方を書いた絵本もそんな呪いの本に変えられてしまう。
……彼らは歩き出す。″歩け、歩け、どこまでも″と繰り返しながら…。
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繰り返しながら歩く姿は、ホラー要素高め…
テーマは″不器用な愛″
トシオ少年もまた止まる事なく歩き続けていた。
靴がボロボロになり足から血が流れ出ても…。
そして、トシオの母もまた彼を止める為に一緒に歩く。…傷だらけになりながら。
尚、今話の神セリフは、そんなトシオ少年の母から、命懸けでエホンボーマに挑んだ洋平(ブルーターボ)を始め、力達ターボレンジャーへ向けられた、簡潔でかつ一番伝わり易い言葉を選ばせて頂いた。
神セリフ
「…洋平さん。皆さん。ありがとう。」
これは、命懸けで息子を守って貰った母の心の底からの想いが溢れ出た言葉。
そして、私達が一番伝わり易い言葉である。
洋平はキリカの攻撃を受け、ヘリコプターから落ち、大きなダメージを受けた後でもトシオ少年を助ける為に歩みを止めなかった。
彼の笑顔という無償の対価を得る為に。
見返りを求めないそんな洋平の姿に、脳汁がダダ漏れした私。
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と…
ヘリから身を乗り出す洋平(ブルーターボ)
加えて…
「こんなイケメンにそこまで動かれたら一般男性は太刀打ち出来ないだろうよ…」そんな気持ちも湧いてきた。
そんな私の嫉妬心を他所に洋平はエホンボーマとの闘いを通してボロボロになった身体なのに、トシオ少年の目の前で泳ぎの実技を全力でやってのける……。
……こいつは心もイケメンなのだ。
ただ、何事にも全力で臨む洋平の姿に、知らず知らずの間に背中を押されている自分も居た。
″歩け、歩け、自分の決めた道をどこまでも″
″ありがとう”って伝えたくて
あなたを見つめるけど
繋がれた右手が
まっすぐな想いを
不器用に伝えている
いつまでも ただいつまでも
あなたと笑っていたいから
信じたこの道を
確かめていくように
今ゆっくりと
歩いていこう
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木屑や古本を食べ、
それを呪いの本に変える特殊能力がある