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高速戦隊ターボレンジャー、第47話「SOS変身不能⚠️」
「変身もできないなんて…。あのネオラゴーンとどう戦えば良いんだ!?」
前回の話以降、変身能力が無くなってしまった力達と流星・小夜子。
そんな彼らの前に現れたのは、ドラグラスの体内に留まっていた暴魔獣ドラグラボーマ。
ドラグラボーマは山口美佐に噛みつき、彼女を吸血鬼にしてしまう。
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変身できず、窮地に追い込まれる力達。
今話のテーマは”信じる×命をかけられる事”
シーロンは吸血鬼になった山口先生を、そして変身ができない力達を助ける為に自らの命と引き換える決意をする。
妖精の光で覆われた決死の体当たりにより、ドラグラボーマの牙は折れ、山口先生は吸血鬼の姿を解かれ妖精の姿になる。
「翼を失った妖精は、人間の姿になるんだ。だが、その姿では、もうこの世には生きていられないんだ。それだけじゃない。シーロンが死んでしまったら、山口先生までも…。」
自らの命をかけ、シーロンは彼らを守った。
…力達がドラグラボーマに勝つ事を信じて…。
自分の進退をかけ部下や後輩に仕事を任せる事、もしくは純粋な気持ちで仕事に相応しい事を他薦する事、皆様は経験ないだろうか。
推薦される側、仕事を任せてもらう側の成功を心から想っているからこそ出てくるこの話。
=
力と頑張りを認め、全てを託せるという事である。
人との関わりが気薄になっている現世。
合わせて減ってきている”全てを任せられる信頼”。
コロナ禍を通して、これを見定める事や悩みを共有する事については減ってきている気がする。
PCを通してのコミュニケーションでは本当の想いは伝わらない。
シーロンは彼らに自分の声を届け、その想いに応える彼らも多く見てきた。
だから、自分の命をかける事ができた。
ある経営コンサルタントの研修会に参加した際、某居酒屋最大手の代表に話を伺う事ができた。
そこで言われていた
”大事な仕事こそ、面と向かってしっかりお願いするべきだ。”の言葉。
仕事は想いのリレー。
そして沢山の人の想いが込められたバトンを繋ぐ事で依頼主の笑顔が見られ、功労者に高揚を与えるモノ。
神セリフ
「シーロンは俺たちを信じてくれているんだ。信じてるからこそ、こんな命懸けの行為で俺たちを救ってくれたんだ。皆、そうは思わないか!」
「俺たちはその信頼に応えて、何としてもシーロンと山口先生を助けなければならないんだ!」
山口先生も彼らを信じていた。だからこそ、ターボレンジャーの活動についても”何も言わない”という選択肢を選んでいた。
シーロンも彼らを信じていたからこそ、無邪気な笑顔を見せる事で、彼らにひと時の癒しを提供するのに徹していた。
その中で出てきた、”変身ができなくなった”という事実。
若者達は経験という引き出しが極端に少ない。
だからこそ、山口先生やシーロンは身を持って、気持ちの大切さを教えた。
人を地球を助けたいという原点を
シーロンへの攻撃を身を挺して守った彼らを待っていたのは、ターボレンジャーのスーツを纏った自らの姿だった。
彼らは自らの輝きで、再びターボレンジャーに姿を変える事ができたのだ。
信頼は人の背中を押す。そして役職・ポストは人を成長させる。
彼らは成長を遂げたのだ。
身も心も、そして決意も輝きに満ちたヒーローへ。
スーパーターボロボが巨大化したドラグラボーマへ出したスーパーミラージュビームの輝きは彼らの決意の光が加わっている様に見えた。
そして、その光に勇気を貰い、私も進む。
自分の仕事で誰かが笑顔になる事を想いながら。
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暴魔蝙蝠ドラグラスの体内に留まっていたが、ネオラゴーンの力により大復活を遂げた。