『どの様な「食材・食品・生産物」を私は食べたら良いのか!?』(「体質/体調別」栄養摂取のアプローチ)〜【特5】
【特5節】〜『アンチエイジング(抗老化)をご希望の方々へ』「アンチエイジング(抗老化)の効能・効果アプローチがある成分&食材・食品・生産物」について【②】
8]〜『アンチエイジング効果がある成分』。
●『カルノシン/β-アラニン・L-ヒスチジンが結合したイミダゾールペプチドの一種』、
・「カルノシン」は、「活性酸素を抑える働きがある」為、「疲れにくくすると共に、体や肌を若々しく保つアンチエイジング効果」もあります。
※「過剰に発生した活性酸素」は、「細胞の中の遺伝子DNAを傷つけ、細胞の異常や細胞死を起こして老化を促進」します。
「カルノシンはそこにブレーキをかけ、活性酸素を抑えてくれます」。
●『クロレラ/葉緑素を多く含む、緑藻の一種』、
・「クロレラに含まれる葉緑素」には、遺伝子を正常に保つ効果と、強力な抗酸化作用がある事が分かっています。
・「抗酸化作用は、老化の進行を抑え血管機能を守る効果もあります」。
※そして、「生物の成長を促進して細胞を若返らせるクロレラ生長因子(CGF)も含んでいる」為、「アンチエイジングへの相乗効果」が期待できます。
●『トリプトファン/必須アミノ酸』、
・「トリプトファン」には、「体内で発生した活性酸素を除去する作用がある事から、アンチエイジングの効果がある」とされています。
※「若返りの薬」とも云われる「メラトニンの分泌量は年齢を重ねる程、減少する」と云われており、「脳内のトリプトファン濃度が高まればセロトニンが増えてメラトニンとなり、老化防止に効果がある」。
9]〜『老化や病気を予防する効果の成分』。
●『クマリン/ポリフェノール類』、
・「活性酸素とは、普通の酸素に比べ、著しく反応性が増すことで強い酸化力を持った酸素の事です。
・「体内で過剰に発生すると、脂質やタンパク質、DNA等に影響し、老化の原因になるとされています」。
※「クマリン」は、抗酸化作用を持つ為、「活性酸素を除去する効果に優れており、体を老化や疾病から守る働き」があります。
●『ジンゲロール/ファイトケミカル』、
・「ジンゲロール」には、抗酸化作用があります。
※ 抗酸化作用によって、「体内で過酸化脂質の影響による血管の老化や、細胞やDNAの酸化による異常細胞の産生を抑えてくれる」と考えられます。
●『セレン/ミネラル類』、
・「セレン」は、「老化の原因物質の一つである過酸化脂質の生成を抑制する作用」があります。
・この作用には「グルタチオンペルオキシダーゼと呼ばれる抗酸化酵素」が必要とされます。 「セレンはこの酵素の構成成分の一つ」である為、重要な役割を担っているのです。
・「この働きは、ビタミンEと一緒に摂る事でより大きな効果」が期待できます。
これらの働きによって、…
※「セレン」は、「酸化から体を守り、老化し易い目を守る」、「大気汚染から呼吸器粘膜を守る」、「血管の老化を防ぐ」、「体の組織の柔軟性を保つ」、と云った効果を発揮します。
10]〜『肌の老化&髪の老化を予防する成分』。
●『DNA/RNA同様遺伝物質、核酸の一つ』、
・「皮膚は絶えず外気に晒されている為、紫外線等の影響で老化の速度が速い部分」です。
・次々と新しい細胞が作られ、一方で古い細胞はアカとなって剥がれ落ちるサイクルをターンオーバーと呼び、28日間で細胞が生まれ変わると云われています。
※「皮膚は細胞の生まれ変わりが特に活発である為、他の部分より多くのDNAが必要」だと云われています。
また、…
・「髪が伸びる仕組みは、毛根(頭皮の内側に潜っている髪)の部分にある毛母細胞が分裂を繰り返す事によるもの」です。DNAはこの毛母細胞の活動を支配しています。
※「DNAが衰えると髪の老化が起こり、白髪や抜け毛に繋がります」。
つまり、「DNAが細胞の生まれ変わりを促進する事によって、若々しい髪を保ちます」。
以上です。… 次回、「後編」へ、続く…。