『どの様な「食材・生産物」を私は食べたら良いのか!?』(「体質/体調別」栄養摂取のアプローチ)〜【氣2節・後編】
【氣2節】〜『めまい(眩暈)でお悩みの方々へ』「めまい(眩暈)の改善に、効果的アプローチがある東洋医学的理論&成分(食材・食品・生産物)」について【③】
1]〜『肝機能を高める効果がある成分』。
●『タウリン/含硫アミノ酸』、
・「タウリン」は、摂取する事で「肝臓の機能を強化させ、代謝や解毒、胆汁の生成を助ける」働きをします。
※[前ファイル【氣2節〜➀】の「肝」より]
●『メチオニン/アミノ酸』、
・「肝障害ラット」に、「メチオニンを0, 30, 120mg/kg の量で摂取させた」ところ、「肝臓中のトリグリセリドの量が低減し、肝臓病変が改善された」事から、「メチオニンに肝臓保護作用を持つ」と考えられている。
※[前ファイル【氣2節〜➀】の「肝」より]
2]〜『自律神経の調整をし、鬱症状を改善する効果がある成分』。
●『チロシン/非必須アミノ酸』、
・「チロシン」は、「代謝や自律神経の調整を行う甲状腺ホルモンや、髪の毛や皮膚の黒色色素であるメラニン色素の原料」となります。
・また、「チロシン」は、「神経や脳の働きをサポートする為に、必要なアミノ酸」で、「うつ病の改善」に効果的である。
※[前ファイル【氣2節〜➀】の「➀〜[ストレスや自律神経の乱れ]」より]
●『トリプトファン/必須アミノ酸』、
・「トリプトファン」は、「ドーパミン/ノルアドレナリン」と云った神経伝達物質を作る為に、「チロシン」と一緒になって働きます。
※[前ファイル【氣2節〜➀】の「➀〜[ストレスや自律神経の乱れ]」より]
3]〜『貧血の予防、及び疲労回復の効果がある成分』。
●『鉄/ミネラル類』、
・「鉄」は、「体内で貯蔵されたると、機能鉄が不足すると血液中に放出され、機能鉄として酸素を運ぶ働きをします」。
・「酸素が不足する」と、「細胞は様々な代謝をスムーズに行う事ができず、疲れやすくなったり免疫力が低下し、貧血が起こります」。
※これらの事から、「鉄は貧血を予防する為に、非常に重要な栄養素です」。
※[前ファイル【氣2節〜➀】気血両虚(きけつりょうきょ)体質より]
4]〜『リラックスの効果がある成分』。
●『テルペン/精油(香気)成分』、
・「レモン/オレンジ等」の皮を剝いた時に、「すっきりとした気分になる」のは、「テルペンの一種であるリモネンの香気成分が呼吸から体内に入り、脳内でリラックス時に発生するα波が出る為である」と云われています。
※[前ファイル【氣2節〜➀】の「➀〜[リラックスさせる]」より]
●『リモネン/精油(香気)成分』、
・「柑橘類の香りの成分」が体内に吸収されると、「脳内でリラックス時に出現するα波がでることからリラックス効果がある」とされています。
※[前ファイル【氣2節〜➀】の「➀〜[リラックスさせる]」より]
5]〜『二日酔いの予防効果がある成分』。
●『ナイアシン/ビタミンB群』、
・「お酒をたくさん飲んだ時」程、「ナイアシンが消費される」為、「ナイアシンが不足すると、体内にアセトアルデヒドが残り、結果 二日酔いや、頭痛・吐き気 等の原因」となる。
※[前ファイル【氣2節〜➀】の「肝」より]
6]〜『疲労回復の効果がある成分』。
●『ビタミンB¹/ビタミンB群』、
・「ビタミンB¹」は、「疲労回復のビタミンとも呼ばれ、糖質の代謝 に不可欠なビタミンです」。
・「糖質代謝の過程」で「ビタミンB¹」は、「酵素の働きを助ける補酵素として働き、エネルギーを生み出す」作用があります。
※[前ファイル【氣2節〜➀】の「肝」より]
7]〜『つわりの症状を緩和する効果がある成分』。
●『ビタミンB⁶/ビタミンB群』、
・「妊娠すると、アミノ酸の一種であるトリプトファンの代謝が上手くいかず、「キサンツレン酸」という物質が通常よりも増加してつわりの原因になると云われています。
・この時、「代謝が上手くいかない原因の一つ」が「ビタミンB⁶の不足である」為、「アミノ酸の代謝を正常にするビタミンB6を積極的に摂る」事で、「つわりの症状を軽くする効果がある」事が分かっている。
※[前ファイル【氣2節〜➀】の「④ 痰湿(たんしつ)体質」、…により]
8]〜『脳が感じる疲労を緩和する効果がある成分』。
●『BCAA/アミノ酸群』、
・「BCAA」は、「脳が感じる疲労を軽減する働きがある」と云われています。
・「脳内にセロトニンという物質が増えると、疲労を感じる様になります」。
・「BCAAの血中濃度が高まる」と、「セロトニンの生成が抑制され、脳の疲れが抑えられます」。
※[前ファイル【氣2節〜➀】の④〜[脳・その他病気による]より]
9]〜『平衡感覚の低下を改善する効果がある成分』。
●『ホスファチジルセリン/リン脂質』、
・「ホスファチジルセリン」は、「加齢に伴って生じる神経伝達障害や、代謝の衰え、脳内での神経接合の欠落により起こる記憶・判断・思考・集中力や平衡感覚等の低下」に対して、「脳の栄養素として働き、修復や改善に効果的な成分」です。
※[前ファイル【氣2節〜➀】の④〜[脳・その他病気による]より]
10]〜『腎機能の低下を改善する効果がある成分』。
●『ムチン/タンパク質』、
・「腎臓」は、「塩分や有害物質、老廃物、余分な水分 等」、「体内の不要なものを排泄する重要な器官です」。
・「体内の水分のバランスを調節し、血圧を正常に保つ役割を担っています」。
・「塩分やカリウムの過剰摂取などによって腎臓の機能が低下する」と、「余分な塩分が体内に溜まり、むくみや高血圧の他、腎不全などの病気が引き起こされます」。
※[前ファイル【氣2節〜➀】の「腎」より]
11]〜『肝臓の機能が低下して、目眩・吐き気の症状が出るのを改善する成分』。
●『リジン/必須アミノ酸』、
・「リジン」が欠乏すると、「疲れ易くなって集中力が低下したり、目の充血/めまい/吐き気/貧血 等の症状が現れる」事があります。
また、肝臓の機能が低下して、血中の飽和脂肪やコレステロールが増加し易くなります。
※[前ファイル【氣2節〜➀】の「肝」より]
12]〜『脳の健康を維持する効果の成分』。
●『ロスマリン酸/ポリフェノール類』、
・「脳は酸素を多く必要とする為、酸化ストレスによる影響を受けやすい器官」です。
・この「ロスマリン酸」は、「脳の酸化ストレスを減らす働きや、脳の炎症性疾患である日本脳炎を防ぐ効果」等が知られています。
※[前ファイル【氣2節〜➀】の「➀〜[リラックスさせる]」より]
以上です…。 次回、…『それを含有する食材・生産物』に移ります。