『どの様な「食材・食品」…』 これまでの「体質・体調別」を考察してみよう。 【更年期・血の道】[氣6節]〜食薬(漢方理論)編②
【氣6節】〜『更年期・血の道 でお悩みの方々へ』「更年期・血の道 の改善に、効果的アプローチがある東洋医学的理論&成分(食材・食品・生産物)」について【⑪】
「前ファイル」〜 ◉『食薬(漢方理論的、解釈による食材分類)』について、… の解説
・ここで云う『食薬』は、「広義の意味」なので、…『食材・食薬・生薬・ハーブ 等』全てを含む事となります。
(※何故なら、…「その食材を摂取する事」で、…「必然的に、更年期・血の道に効果がある」と認めているからです。)
●『食薬』の解説、…
[1]【食材/野菜・果物類】〜[効果・効能]
■『ほうれん草🌿』、
・「ビタミンE」は「活性酸素を取り除く働きのある脂溶性ビタミン」です。
・健康維持や疾病予防に欠かせない栄養素の一つで、「エストロゲンを分泌する卵巣」の働きを促し、「ホルモンバランスを調整してくれるビタミン」でもあります。
■『ブロッコリー🥦』、
・「女性ホルモンのエストロゲン」は歳と共に減少する。
・よって、自ら「女性ホルモンを活性化」させていく事が大切となる。
・「粘膜免疫を高める」事も大切である。
※「植物性のエストロゲン」、よく聞く「大豆製品以外」にも、…[まいたけ/ブロッコリースプラウト/ブロッコリー/海苔]、…以上が高めてくれる食材である。
■『トマト🍅』、
■『ビーツ🔴』、
■『ケール🥬』、
・「更年期にコラーゲンが減少する」事により、「肌の弾力が失われ、肌が乾燥し易くなったり、シワが増える」事が分かってる。
・「ビタミンC」を多く含む「ケール/ホウレンソウ/柑橘類」、そして「リコピンの豊富なトマト」、「抗酸化作用の高いビーツ/赤唐辛子/ブロッコリー/ベリー類」といった「色とりどりの野菜や果物を摂取する」事で、体内のコラーゲン生成を助ける。
■『柑橘類🍊』、
・「ビタミン類」は、「心や身体を整える効果や抗酸化作用」を持ちます。
・特に「ビタミンE/ビタミンC」は、「肌や血管を若々しく保つ抗酸化作用や血行改善効果がある」為、「更年期症状の改善に効果的」です。
■『玉葱🧅』、
・下記の食材は、「男性ホルモンの分泌をアップさせる効果」が知られています。
・「セレン」は、「亜鉛やビタミンE」と共に、「身体の酸化を防ぐ抗酸化作用を持つ栄養素」である。
※セレンを多く含む食材〜[玄米や雑穀入りのご飯/長ネギ/玉ねぎ/牡蠣/イワシ 等]。
※硫化アリルを多く含む食材〜[玉ねぎ/長ネギ/ニラ/ニンニク 等]。
(◆「男性ホルモンの増加効果」がある)
■『ヒジキ⚫』、
・「更年期を迎えた女性の身体」は、「エストロゲンの分泌が減少」していきます。
「鉄分/カルシウム/ヨウ素」を豊富に含んだ「ひじき」を沢山食べる良いです。
[2]【食薬類】〜[帰経/効能]
■『胡桃(クルミ)』、
・「亜鉛/マグネシウム」等の「ミネラル」は、「発毛効果が期待できる栄養素」です。
・「くるみは、抗酸化作用が強いナッツ」で、「髪毛が受けるダメージも最小限に抑える」。
※「更年期の影響」による、「薄毛で悩んでいる方に有効」です。
■『紅花🔴』、
・「体の中で滞った血液を流して、凝りや痛みを和らげます」。
※「月経不順や月経痛、月経前症候群、更年期障害 等」、「女性特有の血の滞りから起こる症状の改善」が期待できます。
■『生姜(ショウガ)』、
・「更年期障害」は、「ホルモンバランスの変化による自律神経の乱れ」が原因となっているケースが多い為、「気」の要素に分類される症状が多い傾向にあります。
・代表的な症状である「ホットフラッシュ(急に汗が吹き出す症状)等」も「気」に分類されます。
※上記の症状を改善する「食材」として、「ショウガ🫚」があります。
■『胡麻(ゴマ)』、
・「女性ホルモンの調節」&「女性ホルモンをup」する成分として、「ゴマリグナン」があります。
■『鷹の爪🌶』、
・「唐辛子」に含まれる辛味成分の「カプサイシン」は、温度受容体を刺激し、TRPV1(トリップ・ブイワン)を活性化させる。それにより温感が高まり、代謝を活発にする。
・「血行も良くなり、発汗作用によって自律神経のバランスが整う作用」もある。
■『木耳(キクラゲ)』、
・「黒きくらげ」は「平性」で「甘味」。「寒熱」の偏りがなく、「冷え症でも熱がこもりがち」の人でも食べられます。
・「薬膳からみた力」では、「血をキレイにして足りない血を補い」、五臓の腎にある生命力の根源である「精」を補うものとされています。
■『蓮根(レンコン)』、
・「精神の興奮を鎮める鎮静作用」があり、「更年期障害でイライラする人にもおすすめ」です。
また、「止血作用もある」ので、「更年期障害の月経不順や不定愁訴に効果」があります。
[3]【生薬系(漢方生薬)🌿類】[帰経…]
■『山梔子(クチナシ)』、
・「サンシシ(山梔子)と呼ばれるクチナシの実」には「消炎、止血、利尿作用の他に鎮静作用」があり、「不眠の解消や精神不安改善などの効果がある」と云われ、「更年期の逆上せ、焦燥感の改善にも有効」です。
■『当帰🟤』、
■『アンゼリカ🌿』、
・「チャイニーズアンゼリカ」は「当帰(とうき)」という漢方生薬としても知られる、代表的な女性向きのハーブです。
・「月経に関わる様々な不調に用いられており、更年期の体調不良にも効果的」です。
■『棗(ナツメ)』、
・「更年期は疲れ易い」ので「精神的なバランスを取る」、「なつめやシナモンもオススメ」です。「棗」は「鉄分や葉酸も含まれている」為、女性の心強いパートナーとして知られいます。
■『阿膠(アキョウ)』、
・「アキョウペプチド」
<作用> 〜「血を補い、ホルモンバランスを整え、臓腑の働きを養う」。
■『桑の実(クワ)』、
・「女性ホルモンの働きに似た効果」が期待できる「イソフラボンを多含し、摂取する」事で、「逆上せや火照り等の更年期障害の症状が緩和される」。
■『枸杞の実🔴』、
・「枸杞の実」には、「女性の月経前症候群や更年期症状の予防・緩和に効果的な「β-シトステロール」や、「抑うつ状態の解消に効果がある「チアミン(ビタミンB1)」を非常に多く含んでいます。
■『山椒(サンショウ)』、
・「婦人科で更年期障害」等の症状に良く使われる「加味逍遥散」の生薬素材 ... 「桂皮・丁子・八角・山椒」 等、香りの強いものばかりが使用される。
■『イチョウ葉』、
・「更年期の症状」に有効とされる「エクオール」を多含する生薬素材に「イチョウ葉🌿」があります。
[4]【ハーブ(健康茶葉)🌿類】[帰経…]
■『リンデン🌼』、
・「リンデン」は「体を温める効果が高く、リラックス作用で心拍数と血圧の安定に効果的と云われるハーブ」です。
・「突然心臓がドキドキし出す事も多い更年期の女性にオススメ」です。
■『ローズヒップ』、
・「ローズの花びら・蕾」の精油成分で、「心の揺れを鎮める作用」を持つと云われるハーブです。
・「不安からくる不眠や、更年期の揺れる心にオススメ」です。
■『羅布麻🌿』、
・「PMS/更年期症状の改善」等、「羅布麻の持つ力は、あなたの心と体に安らぎを与え心地良く快適な睡眠をもたらします」。
■『カモミール🟡』、
・「更年期の症状」の「頭痛、肩こり」で紹介した「ジャーマンカモミールも鎮静作用」があります。
■『ローズ🌹』、
・ハーブの女王として君臨しているのが「ダマスクローズ」です。ローズの芳醇な香りが、幸せな気持ちにしてくれます。
・「女性ホルモンに似た働き」があり、美肌効果も抜群です。
以上です…。 次回より、『不定愁訴症候群〜「肩凝り・痺れ」【⑦】』に移ります。