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【就活】面接定番質問である、「挫折の乗り越え方」を考える
新卒就活を経験した人であれば一度は聞かれたことのある質問、「挫折とその乗り越え方を教えてください」というものがある。
この質問を聞く理由としては、
大変なとき、つらいとき
=挫折と感じる時はどんな場面なのか、
またその挫折に直面しているときにどんな行動を取る人なのか
=どう乗り越える人なのか、
ということを聞くことで、仕事で困難な場面に出会った時の立ち振る舞いを知ろうとしている、という意図があると考えている。
一言に挫折と言っても挫折への捉え方は人それぞれだから、これまで挫折と言えるほどの経験をしておらず、この類の質問には毎度困っているという人も多いのではないだろうか。
(このような人は本当に挫折と言える経験がない、もしくは挫折と捉えるハードルが高く、挫折を挫折だと認識していない、のどちらかだろう)
僕も正直なところ、これまで挫折と呼べるほど大きな困難には直面したことがない、というところが本音である。
勉強、サッカー、人間関係、体調面、すべてにおいて、完全に鼻をへし折られて、立ち直るまでに何日も要した、という経験はないように思う。
僕は現在まで17年間サッカーをしてきているので、もちろん中学3年生や高校3年生の最後の大会で負けた時なんかは悔しいという感情だけでなく、いろんな思いがこみ上げてきて、数日間は自分の中でいろいろ考えてしまうという時期を過ごした経験はある。
が、これは挫折とは違うと感じる。
実際立ち直り方としても、時間が解決してくれるという側面の大きい困難でもあったので、面接官の聞きたい話ではないように思う。
ということで、面接官が求めている解答という意味で、挫折経験を探すとすると1つ思い当たるものがある。
それは、高校1年の時にサッカー部のAチームに上がれなかった経験である。
僕の通っていた高校のサッカー部では、高校サッカーの一番大きな大会である全国高校サッカー選手権、通称、選手権という大会の前に、一度カテゴリー(Aチーム、Bチーム等)を再度決め直すタイミングがある。
その中で、当時高校1年生だった僕は、1年生ながらAチームへの昇格=選手権へのメンバー入りを少し期待していた。
しかし、そのメンバーに僕は入っていなかった。
絶対にメンバー入りできるという自信はなかったため、自分がAチームに上がれなかったことはまあ、そこまで挫折と思わなかったが、ここで僕が挫折だと感じた理由は、僕以外の2人の同級生がAチームに上がっていたということである。
僕はこれまでサッカーで他人より劣っているとはっきりと告げられる(AチームやBチームのカテゴリー分けでBチームとなる、地区選抜のセレクションで不合格となる等)という経験をしてこなかった。
どの年代でもチームの主力としてプレーしてきたし、小学校4年生の時に受けた地区選抜のセレクションでは同チームから数人受けて自分一人だけが合格したという経験もある。
そんな状況で、Aチームに上がった2人に比べて自分が劣っているということを間接的に告げられた時は、さすがに悔しさがこみ上げてきたことを覚えている。
もちろんチームスポーツなので、自分がプレーしているポジションに上手な選手がいれば自分はチームに必要とされないし、試合の出場機会はない。
まあでもそんな言い訳を考慮しても、サッカーの実力で負けたという現実は僕にとっては挫折と言えるかもしれない。
さて、この挫折を経験して僕はどのような行動を取ったのか、という面接官が一番知りたいであろう内容を振り返る。
結論、めちゃくちゃ練習した。
サッカーで負けたという挫折を経験して、サッカーをめちゃくちゃ練習するということは、至極当然の行動である。
もう少し抽象度を上げると、これまでやってきたことでは足りないんだということを自覚して、今できることにさらに高い意識で取り組む、ということだろうか。
これは、一度負けた相手には2度と負けられないというような気持で、ものすごい熱量で物事に取り組み、相手より明らかに覚悟が決まっている状態に近いものである。
他に例えを挙げると、小さい頃に一生忘れらないほど苦しい経験をした人が、将来圧倒的になって成功するというストーリーの中の人と同じ、一種のリベンジ心である。
このストーリーから、僕がどのように挫折を乗り越えるかということをまとめると、
「一度目の挫折によりこれまで以上に覚悟が強くなり、これまで以上に高いモチベーションをもって次回に向けて歩き出す。」
(僕の性格を表すうえで欠かすことのできない、「負けず嫌い」という性格がおそらくこのような挫折の乗り越え方を作り上げている。
僕の行動やモチベーションの源泉などを深掘る自己分析を行うと、そこそこのケースでこの負けず嫌いというパーソナリティに行きつく。)
新卒就活の面接やESで一度は聞かれるド定番質問。
皆さんはしっかり自己分析が進んでいるでしょうか。
何か新たな気付きとなれば幸いです。
では、また。
〇就活