【要約】直感と理論をつなぐ思考法 読書記録30
直感と理論をつなぐ思考法
佐宗邦威
イシュードリブン
→すでに顕在化している課題に対して、それを解決しようとする思考
ビジョンドリブン
→まだ目には見えない理想状態を自発的に生み出し、そこと現状の間にあるギャップから駆動力を得ていく思考
ビジョンドリブンは、「理想状態」から物事を考えるという思考法に似ている。
「現状」「理想」「ギャップ」を認識する
→コンフォートゾーンに対して働く、現状維持機能であるホメオスタシスを”理想状態のコンフォートゾーン”に持っていく。
そしてその理想状態は高ければ高いほど、つまり現状から遠ければ遠いほど良い。
なぜなら、現状から近い理想状態であれば、その理想状態を獲得するための手段が”よくある”とか”あるあるの”手段になるから。
現状で話し得ない理想状態を掴みにいこうとすればするほど、”これまでは思い付きもしなかった”手段や、”革新的な”手段が必要となるから。
人は大人になるにつれて物事を型に当てはめて捉える癖がついてしまう。
→「逆さまスケッチ」を行うことでハマっている枠組みを外すことができる。
※逆さまスケッチ・・・あるひとつの絵を逆さまにしてそれを模写する
普段から自然と形成される観念によって”ものをありのままに見る”ことができなくなっている。
逆さまスケッチでは、そのような、枠にハマっている、型にハマっている、という状況を自覚できる取り組みの一つである。
天才と言われる科学者たちは具体的な発見に先立って必ず「絵」を描いている。
「妄想」と「発想」の違いとは、単に頭の中に想像しているか、世の中に存在しているかの違いである。
妄想を「絵」や「イラスト」にすること、もしくはその妄想に”名前をつけること”でその妄想は世の中に存在し始める。
自分のビジョンや目指す先がある場合、これを文やテキストのみで伝えてはいけない。
→他人がパッと見て理解できるようにビジュアル化するべき。
夢を語れば無形資産が集まる。無形資産が集まれば、有形資産が動く。
○読書記録