星水慕

こんばんは、星水慕(ほしみずしたう)です。 ssや小説などのオリジナルの作品とその解説を投稿していきます。 note初心者ですので、なにかご不便などおかけするやもしれませんが、何卒よろしくお願いします。 はりこのとらのあなというサイトで脚本も投稿しています。

星水慕

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最近の記事

オリジナル作品「台詞ドロボウ」

「台詞ドロボウ」 はじめに趣味で制作している台本です。以下利用規定です。 どのような公演であっても使用料は不要です。 必ず稽古が始まる前に使用連絡をお願いします。 広報物やパンフレットに作者クレジットの記載をお願します。 読み合わせに使用した場合、連絡の義務はありませんが、連絡していただけると嬉しいです。 何か質問や相談などありましたら気軽にお問い合わせください。 作者クレジット:星水慕 登場人物 勇者 台詞ドロボウ  盗賊 戦士 (兼ね役あり) 勇者の母 村長 村の子

    • オリジナル作品「がらくた」の解説と雑談

      こんばんは。星水慕です。今回は少し前に投稿したオリジナル作品「がらくた」の解説と雑談です。 それではさっそく行きましょう! 「がらくた」のコンセプトについて この作品のテーマは「幸せ」でした。 本作は私が高校生の時に書いたものです。といっても、まだまだ若いので数年前ですがね。当時の意識としては、脚本をもっと自由に、自分の頭にあるものを形に起こす場として捉え直すことに重きを置いていました。 まずは自分の中にある固有のイメージを脚本という形で物語に起こそうという意識がありまし

      • 『龍が如く』桐生一馬に見る魅力的な人物作りについてのメモ。龍が如く極の第一章ストーリーのネタバレあり。(素人感想)

        私は龍が如くが好き。でも、0~3と7,8しか知りません。はやく4から続きを知りたい。 知ったきっかけは推しが実況をしていた所から。プレイしたのは8だけ。自分でプレイしたくなって4から続きを見ずに我慢中。どこからプレイするかは自分の懐事情と相談中。でもまずは0をやりたい気持ち。極からでもいいけど、極の後は極2をやりたくなりそうだから、先に0をやってもいいなぁ。もしくは7外伝。あれもやりたい。 というわけで今回は龍が如くのキャラ作りを、自分の作品作りの参考にしてみたいと思う。ま

        • オリジナル作品「走れトゥクトゥク!」

          趣味で制作している台本です。以下利用規定です。 どのような公演であっても使用料は不要です。 必ず稽古が始まる前に使用連絡をお願いします。 広報物やパンフレットに作者クレジットの記載をお願します。 読み合わせに使用した場合、連絡の義務はありませんが、連絡していただけると嬉しいです。 何か質問や相談などありましたら気軽にお問い合わせください。 作者クレジット:星水慕 走れトゥクトゥク! 登場人物 老人 若者 犬     老人、若者に話しかける 老人 おい、若者よ。その足を大

          神様気取り、幸せ作り

          昔から幸せになりたかった。沢山ご飯を食べたり、年相応、その時々の幸せがあるのだと思う。大人になって幸せは遠いものだと知った。幸せになることも、幸せにすることも難しいことだと。 その時から幸せの神様になりたかった。 「ずっと前から好きです」 そう言われて、僕は神様に会って、神様になった。

          神様気取り、幸せ作り

          赤面

          夜景が照って映えた隣の顔の、あの赤らんだ唇が吸い込まれるほど美しかったので、私にもそれが付いてしまえばと思っていた。 結局そうはならなかったけれど、少し不安そうに私の唇を確認する彼女が健気だった。 家路の途中で赤い顔と唇を洗い流して、懸命に秘密を守るのなら、私にはそれもよかったのだ。

          「心の月」

          神様は悲しみ苦しみの重力で私の心を集めた。 私の奥には暗い空と冷たい天体が浮かんでいる。 天体は重く輝かない星だから、心の扉を開いて光を入れる。 すると天体は月になって、光を扉の外へ返す。 貴女は光を持っている。貴女が扉の側にいる。 月に傾いて、耳を澄ませて光ってる。 きっと月は光り続ける。

          「心の月」

          創作脚本「星と屋根」

          初めにこの脚本を使用する際の注意事項です。 どのような公演であっても使用料は不要です。 必ず稽古が始まる前に使用連絡をお願いします。 広報物やパンフレットに作者クレジットの記載をお願します。 読み合わせに使用した場合、連絡の義務はありませんが、連絡していただけると嬉しいです。 何か質問や相談などありましたら気軽にお問い合わせください。 作者クレジット:星水慕 登場人物僕・・・この物語の主人公。貴女よりは若い。健気な性格で忠実に尽くすタイプ。自分の体を顧みない。登場時には自暴

          創作脚本「星と屋根」

          オリジナル作品「ボヤージュ~進路~」

          既にはりこのとらのあなというサイトに「星水慕」として投稿していた作品です。 船長 船員1 船員2 船2 今日はこの海流に乗りましょう。それがいい。私はこの海流の行く先を知っているの 船長 分かりました。第一志望をこれ、第二志望をこれで提出します・・・・・・     波の音が続く     明転 船員 船長。今日の海の状況を報告します! 船長 話してくれ 船員 本日の海はわずかに荒れる模様。天気は曇りのち晴れ。人間関係に注意。恋人との関係はさざ波、親との関係は荒れ模

          オリジナル作品「ボヤージュ~進路~」

          オリジナル作品「がらくた」

          目次前回の「恋と窓と花瓶」と同様に脚本形式で書かれたものとなります。 ○○(発言主)「○○(台詞)」となっています。 ト書き(状況の説明や登場人物の動作など)は「」をつけませんのでそこで区別できます。 実際に上演する時は10分尺ぐらいの長さ感です。 ぜひ、ゆっくり二人の会話を楽しみながら読んでみてください。 本編僕、誰もいない駅で貴女の事を待っている 僕の座っている所に、貴女が歩いてくる 僕、駅の本棚から持ってきた本を持っている 貴女「お待たせ」 僕 「ううん」 貴女「何

          オリジナル作品「がらくた」

          オリジナル作品「がんばれ!テントウ虫君!」

          やぁ、おいらテントウムシ。まだまだ子供で、ちょっぴりドジなナナホシテントウムシ。着陸して皆に話そうかな。 いてて・・・またこけちゃった。 改めて、おいらテントウムシ。よくこけちゃうテントウムシ。生まれた時からドジで、よく転んじゃうんだ。だから、空を飛んだ後は毎回地面にぶつかっちゃう。そのせいでいつも傷だらけ。でも、おいら、空を飛ぶのが好きなんだ。 あ!あれは、おいらが大好きなナミテントウムシさんだ。ナミさんって、綺麗なんだよなぁ。背中の赤い丸がかっこいい。太陽みたいだ。 おー

          オリジナル作品「がんばれ!テントウ虫君!」

          「恋と窓と花瓶」の解説

          こんばんは。星水慕です。 実はリアルの友人からかなり好評をいただけていて、とても嬉しいです。 分かりやすさと小説の細やかさを舞台に起こした時の複雑さの折り合いをつける事を意識した作品になっています。 ト書きを凝ってみたり、色々工夫をしましたので、その一部をここで解説と雑談として取り扱っていこうと思います。 それではいきましょう。 まず、この作品の発想の始まりは私のちょっとしたスランプでした。 諸事情でしばらくの間脚本制作から離れており、久しぶりに書いてみようと思ったら、まっ

          「恋と窓と花瓶」の解説

          オリジナル作品「恋と窓と花瓶」

          初めに小説風の脚本を目指した作品です。 朗読劇と小説の部分を持つナレーターと、舞台表現の面を持つ女性の二人劇(台詞は1人)です。 脚本の体で書かれていますので、慣れていない方には少し読みにくく感じるかもしれません。 台詞の文章は○○(発言者)「○○(台詞)」になっており、ト書きの文章は「」がありません。 それではいきましょう。 本編「恋と窓と花瓶」初恋 明転。電車内。一人分の椅子があり、女の子が大人しく座り、窓の外を見てる 外には様々な風景が見える ナレ「女の子が一人

          オリジナル作品「恋と窓と花瓶」

          オリジナル脚本『浮遊』のあれこれのメモ

          こんばんは。星水慕です。 今回は「はりこのトラの穴」に投稿した『浮遊』というコメディ脚本の制作時の思いや、小ネタ解説をしていこうと思います。 少し長い作品ですが、是非読んでみてください。 一応ネタバレ注意です。すぐ読めるので軽い気持ちで読んでみてください。 脚本制作時に考えていたこと脚本を書き進めるきっかけは、単純に読み合わせをして面白い物を作ろう!という思いからでした。そこから劇中でパニックを起こそうと思い、以前から懐で温めていた「浮気遊び→浮遊」という言葉遊びの世界設定

          オリジナル脚本『浮遊』のあれこれのメモ

          ss「化粧」の解説と雑談

          こんばんは。星水慕です。 今回は解説と雑談シリーズを本編投稿と同日にやってしまいたいと思います。スピード感を大切に。それでは行きましょう。 今回の作品の一番の感情は、女性を褒める時の難しさでした。 多くの女性はデートに行く際などは化粧をしますよね。多様性の時代とはいえ、街中ではめかしこんだ女性を多く見かけます。 本編に登場する「あの子」もそんな化粧をする女性の一人です。 化粧を楽しく施しているタイプの人間で、多分うまいのだと思います。作者は化粧について詳しくないので、あまり

          ss「化粧」の解説と雑談

          「化粧」

          あの子に「綺麗になったね」と言っていいか悩む。 勿論本人の努力の賜物だけれども、それは化粧のせいかもしれない。 だって生まれ持った顔はほとんど変わらない。 私が綺麗と思ったのは、もしかすると顔に乗っかった粉や色か、それを扱うあの子の手か。 ひょっとするとあの子の顔ではないのかもしれない。