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【感想】「マインドフルネス瞑想入門」に学ぶ、瞑想で人生は変えられるのか?

📕このnoteを書いてる人📕
自己啓発、健康知識が好きな30代会社員。
社会人になって自己啓発本にハマり、本やインターネットで毎日何かを学ぶことが趣味でありライフワーク。考察深めの本が好き。
欲しい本のレビューが少ない時に困った経験から書評ブログを開始した。INTJ🐏



こんにちは、ひつじです。

今回は、吉田昌生さんの『マインドフルネス瞑想入門』を紹介します!

1.この本を読もうと思ったきっかけ

  • 人生に良い影響をもたらしたい!という思いで3ヶ月ほど毎日自己流でやっているが、効果が分からない

  • 瞑想が何にどう良い影響を与えるか理解した上で瞑想に取り組みたい

  • そのために、瞑想とは何かを理解したい

毎日瞑想してるのに、ほとんど居眠りと変わらない気がして、正解がわからなくなっていました。
そこで、初心者向けの本のうちレビューが良かったこの本を手に取りました。

2.ざっくり内容/本の雰囲気

しっかり文章多めで内容も深いです。
心構えのように目に見えない話だけでなく、姿勢の作り方や脳がどう変化するかなど、身体的な解説も多くあります。

東洋思想や脳科学など、ベースとなる考え方から説明してくれるので、読みごたえがあります。
著者の個人的な意見を聞き続けてるような偏った印象はありません。

イラストは瞑想の姿勢の参考の数枚のみ、文章がメインです。

3.この本から学んだこと

1.瞑想自体が手段ではなく目的。筋トレに置き換えると分かりやすい

人生を良くするために瞑想を始めましたが、
よく考えれば、そもそも瞑想は人生を変えるためのツールとして開発されたわけではありません。

瞑想して今この瞬間に注意を向けることで、すでに目的は達成されているんです。
本書では、瞑想は脳の筋トレと言われていますが、筋トレに置き換えて考えるとよく分かりました

筋トレをすることで身体が引き締まって異性からモテることがあるでしょう。
ですが、筋トレはモテるためのツールとして開発されたわけではありません。
だからといって、筋トレが全く無意味なものだとは思わないですよね?

不思議なことに、我々は筋肉がつくこと=良いことだと無条件で考えているんだと思います。
だからこそ、筋トレはそれ自体が良いことだと受け入れられる。
でも、マインドフルネスになること=良いことだとは、無条件では思えていないようです。

本書では、瞑想には宗教的なイメージがあり、日本では宗教的なものに対して抵抗があるので、瞑想が怪しいイメージになるのも仕方ないことかもしれない、と述べられています。

考えたこともなかったですが、たしかに無意識下で怪しいイメージを持っており、
だからこそ瞑想のメリットが分からないと「やっぱり怪しいんだ!」と思ってしまい、筋トレのように受け入れず、敬遠してしまうのかなと思いました。

瞑想も筋トレと同じように、脳の「気づき」、今ここへの注意力を鍛えている状態です。
そして、脳も鍛えること自体に意味があります。
人生が変わらないからといって、瞑想して脳を鍛えることが無意味とは言えない、という理解です。

2.「人生最後の呼吸」と思って呼吸すると嫌でも集中する

この本で1番学んだことです。
呼吸に全ての意識を集中させるにはどうしたらいいか。

「命がかかっているかのように呼吸する」

『マインドフルネス瞑想入門』吉田昌生

瞑想を始めてから呼吸に集中しようとしても毎回、1秒たたずに全く別のことを考えてしまっていました。
ですが引用したように、次が人生最後の呼吸になるかもと思うと嫌でも集中します。
個人的なイメージですが、激しい腹痛に襲われたとき、息ができない時があります。あの時の必死さを思い出すと、呼吸に集中するイメージが捉えやすくなりました。

また呼吸以外でも、食事や歩行などあらゆる瞬間で「命がけで行う」ことで集中力を増すことができると知りました。

3.雑念も「いていいよ」で自己受容できる

本書では瞑想の話から発展して、自己受容の方法も書かれています。
瞑想自体、浮かんできた雑念をありのまま受け入れる、ジャッジせず観察するといったことをよく言われますが
その「受け入れる」ことが難しいんだよと長年思ってきました。

そこで本書に書かれているワークが、単純で効果も感じたので紹介します。

「今、何を感じている?」

「気づいたよ(自分は今、◎◎(感情や、感覚など)を感じている)」

「いていいよ」

「マインドフルネス瞑想入門」吉田昌生

このように自分と対話をするのです。
否定やジャッジをしない状態を「いていいよ」はうまく言語化していると感じました。
自己受容というものが、自分なりにイメージしやすかったです。

【総評】瞑想を限界まで理屈で説明した本、読みごたえアリ

私のように頭が硬くて先に理屈から理解したい人間のために、
最大限に言葉を尽くして解説してくれています。

本当はもっと仏教の教えや東洋思想など、しつむかり考えがベースにあるんだと思いますが
深掘りしすぎると別の学問が始まってしまいます。
必要最低限の学問的な解説を添えて、瞑想とは何かを教えてくれています。

瞑想の本当の効果は、結局実践して感じるしか無いのですが、
やる前に頭で理解したいという人に、おすすめの一冊です。

おわりに

ジョーディスペンザ博士の動画で「思考を変えるには瞑想が効果的」とあるのを見て、
それで瞑想を始めました。
なので、瞑想で思考を変える方法を知りたいという思いもありましたが
そもそも瞑想がツールでは無いというのは大きな発見でした。

今日からまたモチベ上げて、瞑想に取り組もうと思いました。
最後まで読んでくださりありがとうございました!!


ひつじ🐏



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